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【社員インタビュー】知識が実務に活きてくる。学びと成長を体感できる面白さ

常光で働くメンバーに「仕事の魅力」を語ってもらう社員インタビュー。今回は、常光の経理部門を支えるメンバーにお話を伺いました。現在のお仕事内容や常光で働く魅力をお伝えします。

▼インタビュイーについて
経理グループ / 2019年中途入社 N.S

※本記事に記載の所属・内容については公開時点のものです。

「経理がやりたい」理想のキャリアを諦めきれず常光へ入社

ーー本日はよろしくお願いします。まずは、N.Sさんが経理を目指されたきっかけを教えてください。

きっかけは本当に些細なことでしたね。大学では法学部を専攻し、経理関係に特化した勉強をしていたわけではありませんでした。

しかし、たまたま必修科目の中に簿記があり、そこで初めて「経理」という仕事を意識し始めたんです。

当時の私は勉強が得意なタイプではなかったのですが、簿記の勉強は「面白いな」という感覚で学べていました。就職活動の役に立てばという期待もあって、簿記検定を受けることにしたんです。

ーー大学時代から経理としてのキャリアを念頭に置いていたんですね。前職でも経理のお仕事をしていたんですか?

入社当初は経理に配属されたのですが、すぐに異動をすることになってしまって……。あまり経理業務の経験は積めませんでした。異動後は施工管理の仕事を担当していたものの、やはり「経理としてキャリアを歩んでいきたい」という思いを諦めきれずに転職を決意したんです。

ーーほぼ未経験という中で、経理へのキャリアチェンジは難しくなかったですか?

難しかったです。何社か受けた中でも「書類選考落ち」がほとんど。面接まで進めることは滅多にありませんでした。「未経験可能」の求人を見つけても経験者も含めた競争の中では、なかなかご縁につながらず、苦しい時期もありましたね。

そんな中、本当にたまたま常光の求人を見つけて応募しました。熱意が伝わったのか……までは正直わかりませんが嬉しいことに採用をしていただき、経理のキャリアをスタートできたんです。

日々成長を感じながら、経理の仕事を楽しめている

ーー常光に入社してから現在まで、どのような仕事をされてきたんですか?

まずは、売上伝票の整理や得意先からの入金確認など、基本的な業務からスタートしました。最近では徐々に税金関連など専門的な分野にも挑戦させてもらえるようになっています。

現在のメイン業務になっているのは「原価計算」ですね。常光はものづくりの会社でもあるので、機器等を製造する工数計算を行い、各製品の原価を算出しています。製造現場の担当者がシステム上に入力してくれたデータを拾い集めて、形にしていくような仕事です。その他、現預金の管理や支払い関係も担当しています。

ーー念願の経理職ですが、日々の業務の中ではどのようなやりがいを感じていますか?

入社1年目の自分と今の自分を比較すると「できることが増えている」という実感を持ちながら仕事ができています。

現在進めているインボイス制度の準備も1年目の自分であれば、まったく理解できていなかった分野だろうと思うんです。消費税等の知識を働きながら少しずつ身につけてこれたことで、新しく始まる国の制度にも慌てず対応できています。自分自身の成長を感じられるタイミングがあるのは嬉しいですね。

また、仕事で得た知識がプライベートのふとした時に役立つなんてこともあります。たとえば、以前は理解が及ばなかった経済ニュースの内容が理解できたり、他社が公開しているPLやBLを見た時に意味がわかったり。自分の日常にも経理の仕事は活用できるんだと思えると、もっと知識を身につけようと思えますね。

ーーとくに印象に残っている仕事があれば教えてください。

最近では「証憑書類等の電子保存」に関する取り組みが印象に残っている、というか自分の中で達成感のあった仕事ですね。

たとえば、経理関係の伝票や領収書、請求書などのいわゆる証憑書類は原則、紙での保存が義務付けられていますが、電子帳簿保存法の要件を満たすことで「電子データ」として保存することが認められています。

そこで、常光でも今まで紙で受け取っていた書類を、電子保存化する取り組みを始めました。まずは、経理部内でスモールスタートさせた後、他部署にも「今まで紙で提出してもらっていた伝票類をPDFデータ化して保存してください」という案内を出していきました。

紙だと探すのも一苦労ですし、紛失などのリスクも高まります。経理としては電子化するメリットは大きいですが、とはいえ電子化することで他部署の業務負担が増えては本末転倒です。

そのため「電子化することでどんなメリットがあるのか」を他部署に説明するための社内向け資料の作成なども行いました。わずかながら社内の業務効率化やSDGsの取り組みにつながる貢献ができたのかなと思っています。

ーー「便利だから」と一律に進めるのではなく、効率化の意義などに納得感を持ってもらえるように取り組んだんですね。普段の業務でも進め方で意識していることはありますか?

とくに最近意識し出したことですが、なるべく「レスポンスを早くする」ように心がけています。たとえば、他部署の方からメールやチャットで問い合わせがきた時には、自分で回答できるものはその場で回答し、判断が難しいものは上長にパスを回すようにしています。

自分でボールが止まって後手に回ってしまわないように、というのは気をつけていますね。

また、部署内だけでなく他部署の方ともコミュニケーションをしっかり取るようにしています。経理の仕事に集中していると、どうしても現場の声が直接聞こえてきづらいので、こちらからしっかりヒアリングすることも多いんです。

私が担当している原価計算は基本的に工場とのやりとりになるので、電話をメインにコミュニケーションを取ったり、同じ事務所で働く営業担当のメンバーとは対面で話したり。普段から良好な関係を築くことで、経理として厳しくせざるを得ない「期日」などもきちんと伝えられる関係性を作ることが大切だと思っています。

仕事に興味を持ち、学び続けたい方と一緒に働きたい

ーー今後の目標を教えてください。

税法に関するものでも、私が担当している業務で対象となるのは消費税くらいです。まだ法人税や固定資産税などには関われていないので、より専門性の高い分野にも挑戦していきたいという思いがあります。

とはいえ、現状では知識不足もあるので、今後は細かい部分まで理解を深める勉強をしていきたいですね。

ーー普段はどのように勉強しているんですか?

Webセミナーを視聴したり、経理系の資格試験対策がてら勉強したりもしています。個人的には「学びのゴールをおきたい」という感覚を持っているんです。

学びに終わりがないというのは大前提なのですが、それでも小さな目標を設定しておかないと継続のモチベーションも上がりにくいと思っています。そこで「資格取得」を一旦のゴールに設定して、興味のある資格の勉強を通して、知識を身につけています。

経理関連の資格は簿記の他にもたくさんあって、消費税法能力検定、法人税法能力検定、相続税法能力検定など……税金ごとの知識を深められるものもあるんです。

常光に入社してからは、ビジネス会計検定などの直接的に業務に関わるものから、ファイナンシャルプランナーやITパスポートなどの直接的ではないけれど間接的に通ずるものまで、さまざまな資格を取得しました。

取得した資格一覧を眺めるのもモチベーションになっているかもしれないです(笑)。

ーー最後に、採用メッセージをお願いします!

常光の仕事は「挑戦できる範囲が広い」という特徴があると思います。「これだけやっておけば良い」ということはなく、本当にさまざまな分野の業務に携われる環境です。そのため、いろいろなものに関心を持っている方には楽しんでいただけると思っています。

他部署にも言えることですが、わずかな法改正に対応する必要のある経理も「勉強をしないとついていけなくなる」部分が多い仕事です。

AIの台頭もあり、今後は高度な専門性を持って「AIを活用できる」レベルになる必要もあると思います。そんな中で一番大事なのは「経理をやりたい」という熱意。仕事に興味や熱意があれば、勉強も苦にならないと思うので「経理で食べていくぞ!」という方とぜひ一緒に仕事がしたいですね。

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