1
/
5

【FOCUS ON TALENT#10】場づくりのスペシャリストを目指して

5月1日に入社3年目を迎えたコーディネーターのBacchi。バスケットボールのコーチ経験を通じチームづくりや人の育成に興味がありimpactに入社しました。今日までを振り返り、Bacchiの率直な想いやこれからの展望について聞いてみました。

 

―――コーディネーター3年目、入社時から振り返るとどんな成長や変化がありますか?

 

会社組織に所属するのはimpactが初めてです。自ら考えて行動を起こすというより、どちらかと言うと、指示を受けてから、言われたことのみをやるタイプでした。この2年間で、求められている仕事のその先を想像し、先回りをして行動するようになったと思います。

 

具体的には、場づくりのスペシャリストとして事前準備を効率よく行えるようになりました。コーディネーターは、研修現場のみではなく、事前準備が8割と言われています。それを自分以外のスタッフと協働して進める必要があります。そのために、如何に段取りが重要かということなのですが、入社当初は、この事前準備を抜け漏れなく、他のスタッフと協力しながら時間内に終えることがとても難しかったのです。今は、段取りを設計し、時間内に効率よく準備できるようになっています。常に先を見据え、逆算して行動する。この点において、手前味噌ですが、少なからず成長したと思います。

 

同時に、今は与えられた仕事に対し背景や意図を考えるようになり、コーディネーターの仕事そのものの見え方が随分と変わりました。これが、この2年間での変化です。

 

―――成長も変化もあったとのことですが、ここに至るまでどんなサポートがあったのでしょうか?

 

まずは知識インプット。これは、能力開発施策の一つである半期ごとのMBO-Sで、IMPACTGRAM改訂に取り組みました。IMPACTGRAMとは、コーディネーターの業務全般に関するマニュアルであり、impactの商品である研修についての理解と運営を誰もが一定の水準で円滑に行うために作成されています。IMPACTGRAM改訂を行うためには、業務そのものを理解することが大前提となるので、トレーニングや日常業務を通じて、上司や先輩方から徹底的にインプットを受けました。

 

並行して、先輩方からは「やって見せて」もらい、自分が実際に「やってみる」という機会をたくさんいただきました。もちろんクライアントや研修参加者に影響のない範囲内ではありますが、見守りつつも敢えて矢面に立たせ失敗をさせてくれる。そして、うまくいったこと、いかなかったこといずれへも内省を促し、フィードバックを行ってくれることで、次への改善や工夫を見出す。そしてまた、実践する。上司や先輩は、この失敗も含めた経験を成長に繋げることができるよう、徹底的に関わってくれました。

 

―――そんなサポートを得ながら現在に至るわけですが、コーディネーターとして最もストレッチな挑戦は何でしたか?

 

あるアクティビティの設営と運営を行うための資格取得へ向けたトレーニングです。高所での作業が必要なのですが、元々高い所が大の苦手です。その環境下で新たな設営を覚え、安全に運営するためのトレーニングが何日にも渡って行われました。そもそも、恐怖心からその設営をイメージすることすら出来ていない中、先輩たちは、設営の意図を丁寧に教え、励ましながら私の不安を一つひとつ払拭してくれました。結果、絶対に無理だと思っていたテストに合格し、無事その資格を取得。その後、そのアクティビティの設営と運営の実績を順調に積んでいます。

 

そして、この挑戦を通じて、自分自身の業務に良い影響を与える2つの変化がありました。

一つは、未知の体験に不安を示す参加者に、以前より認知的に寄り添えるようになったこと。何が不安で、どんなタイミングで、どういう声掛けをすると一歩踏み出せるのか。いまや自分ゴトとなり、「大丈夫ですよ」「いけますよ」「いいですね」こんな声掛けも目の前の参加者にとって相応しいタイミングを都度想像しながら行っています。

 

もう一つは、マニュアルに示される一つひとつには意図があると肚落ちしたこと。以前は、一つ一つのことを点として捉え、その点を完了させることに必死でした。意図を知り、相互作用を考えることで今では点と点が繋がり線になりました。これは、コーディネーターの仕事を構造(全体像)で捉えられるようになったとも言えます。

 

これらの変化により、場づくりのスペシャリストとして、コーディネーター業務のあらゆる場面でクオリティやその先の効果への拘りが強くなったと自分でも感じています。


―――では改めて、コーディネーターとして、やりがいを感じていることはどんなことですか?

 

プログラムの運営を通じて、参加者の変化を目の当たりにすることができることです。具体的には、プログラム開始時は周囲に自分から声をかけることを躊躇していた参加者が、プログラム後半では、率先して他者に声掛けし、結果を出していたり、失敗をとても恐れていたチームが未知の課題解決に果敢にチャレンジして、お互いを泣き笑いしながら称え合っていたり。こういう場面にリアルタイムで出くわすことができるのは、コーディネーターならではだと思います。

 

そして、参加者のみなさんや事務局の方々から生の感想をお聞かせいただけること。「絶妙な声掛けありがとう」「安心してチャレンジできたよ」「気づいたら、のめり込んでいたよ」「達成できなかった、悔しい」など、場づくりのスペシャリストとして直に聞かせていただける瞬間ほど嬉しいことはありません。

 

―――逆に、コーディネーターの難しさ、悩ましい点など、率直に聞かせて下さい。

 

先に述べたように、クオリティやその先の効果への拘りが強くなって、一層難しく悩ましい場面が増えました。具体的には、たとえ同じクライアントの同じプログラムであったとしても、毎回参加者が異なります。如何に最高の体験をお届けし、学びを持ち帰っていただくか。我々コーディネーターは、アクティビティの安全管理のみならず、難易度調整を検討し、設営しています。参加者の学びの最大化、そのために絶妙な加減で設営・運営することは、やはり難しいです。同時に、コーディネーターの仕事の奥深さを感じています。

 

 

―――impactだから経験できる(できた)と感じていることはありますか?

 

自分より後から入社した仲間に教えるという経験ができます。もちろん自分より遥かに経験値の高い先輩方がいますが、それでも、最若手の自分が教育するという機会を与えられます。他者に教えるという経験をさせてもらえることで、自分が理解できていない点やわかったつもりでいる点が露わになり、とても勉強になりました。同時にいつまでも若手という甘えが自分にあったなと気づかされました。このようにimpactは、年齢やバックグラウンドに関係なく、社員の成長においてあらゆる挑戦をさせてくれます。

 

―――今後インパクトで挑戦していきたいことは何ですか?

 

やはり、都度参加者に最高の体験をお届けする場づくりのスペシャリストになりたいです。そのために、プログラムの企画背景や目的を踏まえ、プロジェクト設営において絶妙な難易度調整ができるように経験を積んでいきたいです。

 

―――今後どんな人と一緒に働いていきたいですか?

 

人の成長やチームづくりに興味がある人、そして、人やチームの変化に携わることに少なからず喜びを感じる人、、、と言うと、ありきたりな表現かもしれませんが(笑)、やったことが無いことに挑戦させてくれる環境があるimpactで、自分の可能性を拡げてみたい人と切磋琢磨したいですね。余談ですが、自分は緊張から参加者の前に立ち、笑顔で声掛けすることに当初とても苦労しました。その意味では、接客やホスピタリティ業界での経験がある人は向いているかもしれません。


【参考】

【FOCUS ON TALENT#8】安全だけど刺激のある、学びの場づくりの仕掛け人 | インパクトジャパン株式会社
【FOCUS ON TALENT#7】場づくりのスペシャリスト:研修コーディネーター | インパクトジャパン株式会社


If this story triggered your interest, why don't you come and visit us?
接客力やホスピタリティを活かして新たな挑戦|研修コーディネーター
インパクトジャパン株式会社's job postings
20 Likes
20 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like 橋本 久栄's Story
Let 橋本 久栄's company know you're interested in their content