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「そもそもホテルの会社だと思っていない」アメリカのミニシアターに魅了された映画好きの青年が模索するホテルの新しい可能性

プロフィール

塚原研人

1993年、東京都生まれ。高校生まで長野で過ごす。学生時代はバスケットボールに打ち込む。青山学院大学への進学を機に上京、得意な英語を生かして英米文学部へ進学。卒業後、アメリカ留学を経て、2017年9月にL&G Global Business入社。HOTEL SHE, OSAKAやThe Ryokan Tokyo YUGAWARA、HOTEL KUMOIと続けて3施設の立ち上げに携わる。現在は北海道 層雲峡にあるHOTEL KUMOIマネージャー。

HOTEL SHE,OSAKAやThe Ryokan Tokyo YUGAWARAなどのホテルや旅館を全国で5施設運営するL&G global business には、多様な経歴を持った若い社員が集まっている。しかし、誰もが「ホテルで働きたい」という理由から入社したのかといえば、実はそうでもない。「企業風土に惹かれた」「人事制度を整えたい」「料理人としての才能を生かしたい」など、動機はさまざまだ。社員紹介記事の第11弾で紹介する塚原研人は無類の英語&洋画好き。学生時代はバスケットボール一筋だった塚原がL&G global businessに行き着いた理由とは。


部活を通じて礼儀と根性を身につけた

−−塚原さんは学生時代、バスケに打ち込んでいたそうですね。

塚原

父親がバスケ好きで、僕は保育園に通ってた頃から体育館へ連れていかれて、大人用のコートで練習してたんです(笑)。小学校4年生でミニバスチームに入ったんですが、そのチームがそこそこ強くて。友だちはみんな学区内の中学へ進んだのですが、僕だけは大学附属の中学校へ進みました。その後の高校受験では第一志望に落ちて、滑り止めとして受けていた長野日本大学学園へ入学しました。たまたま、バスケ超強豪校の監督が就任したばかりで、ミニバスの時のチームメンバーや中学でMVPとったようなやつらが集まってたんです。僕は中学でかなりたるんでしまったので、練習も全然ついていけなくて。そのあと監督が変わってしまって一時期の強さはなくなってしまったんですが、それでもかなり厳しい環境で、卒業までバスケを続けました。

−−学生時代は部活一色ですね。そこで身についたものはなんでしたか。

塚原

やっぱり一番培われたのは礼儀と根性ですね。高校3年生になっても僕はスタメンになれなかったんですが、印象に残っていることがあって、最後の試合で監督が思い出のためにと卒業する3年生を全員試合に出し始めたんです。でも、最後まで僕の名前が呼ばれることはなくて、そうしたらチーム全員が「塚原いつ出すんですか」と監督に詰め寄ってくれて。卒業時の色紙にも「優しい先輩だった」と書いてくれて、めちゃくちゃうれしくて泣きました。

−−いい話ですね・・・。その後の進路についてはどのように考えていましたか?

塚原

もともと父が3つ上の姉に英語を教えていて、それを一緒になって聞いたり、父と一緒に毎週洋画を借りて見ていたので、英語が得意だったんですよね。それで英語系の学科に絞って受験をして、青山学院大学の英米文学科へ進学しました。


映画と語学に触れるため、ニューヨークへ

−−大学卒業後の進路や夢は?

塚原

実はやりたいことが見つからなくて、最後の春休みにニューヨークに行ったらハマってしまったんです。その後、就活もほとんどせず、大学卒業後はアメリカに留学しようと決めました。ただ、帰国して1年遅れで就職できるように留学期間は9カ月と決めました。英語が得意で好きだったんですけど、実際に行ってみると最初は話せないというか自信がなく黙り込んじゃって。放課後も勉強して積極的に話すことですぐに英語に慣れました。この頃から好きな英語を仕事に生かしたいと思うようになりました。

−−そもそも、なぜ、ニューヨークに?

塚原

小さい頃から父と見ていたからか、洋画がすごい好きで。大学時代も毎日何本も借りて見ていました。特にインデペンデント系の洋画が好きだったんですが、洋画の中心といえばニューヨークだし、映画に出てくる街並みやアートなども気になって。ジム・ジャームッシュ監督の「パーマネント・バケーション」とか、ハル・ハートリー監督の「はなしかわって」とか、その雰囲気に惹かれましたね。

−−留学で得られたものはなんですか。

塚原

日常会話で不自由しない程度に英語が話せるようになったことはもちろんですが、ニューヨークに「メトログラフ」というミニシアターがあって、ここはバーやレストランがあったり、本を売っていたり、放映している映画も最新作ではなくて、映画館がキュレーションした古いものなんです。映画を見る施設ではなく、映画好きな人が集まるコミュニティーになっていて、時には、脚本家や監督が来て語り合ったりしていて、そんな空間にめちゃくちゃハマりました。ずっと、漠然と映画に関わる仕事がしたいと思っていたのですが、「メトログラフ」と出合ってこんな空間がつくれたら最高だなと思ったんです。母がインテリアコーディネーターで、母方の祖母が建築家だったことも空間に魅かれた理由の1つかもしれません。小さい頃に連れて行かれたインテリアショップで「僕ここに住みたい」とごねてたらしいので(笑)。

−−その後、約束どおり就活のために日本に戻るわけですね。

塚原

はい。映画関係の会社は第二新卒をとっていなかったり、映像製作会社も全然ダメで。テレビ局の中で、映画関係に力を入れている日テレの選考を受けることにしたんですが、そんな折AbemaTVでHOTEL SHE, KYOTOを紹介する(龍崎)翔子さんが映っていて。気になって調べてみたら、宿泊施設だけではないホテルのあり方を提案していると知って、これは僕がやりたかった空間づくりの仕事や、将来的には映画を扱うことだってできるんじゃないかと思い、すぐにエントリーしました。それが8月くらいで、9月1日にはHOTEL SHE, OSAKAのオープンととともに働き始めることになりました。

−−映画の仕事ではなく、ホテルで働くことに迷いはなかったんですか?

塚原

たしかに、ホテル会社で働きたいと思ったことはありませんでしたが、そもそもL&Gはホテル会社だと思っていなくて。翔子さんがホテルを箱だと捉えていることに共感して、僕も空間と映画を結びつけられるようなことがしたいと思ったんです。


支配人として空間の可能性を模索し続ける

−−オープンしたばかりのHOTEL SHE,OSAKAに飛び込んでみて、どうでした?

塚原

ここで基本を教わったのですが、そもそも人員不足の中で最初は清掃スタッフもそろわず、終日僕が清掃をしていることもありました(笑)。でも根性だけは鍛えられていたので、今が嫌でもすぐに辞めたら意味がないと。そんな中で、今後オープン予定のホテルの構想を聞き、アイデアを言わせてもらうなど、少しずつ面白いなと感じるようになりました。3カ月後に今後はThe Ryokan Tokyo YUGAWARAがオープンするというのでその立ち上げを手伝い、また3カ月後には層雲峡にあるHOTEL KUMOIを立ち上げ、ここで責任者を任せていただきました。

−−それだけ立て続けに新しいホテルを経験していると、かなり苦労したのでは?

塚原

僕自身バタバタしてる状態を整理していくのが好きだったのもありますが、やはり大変な状況が続いても乗り越えられる根性だけは高校で身についてよかったと思いますね(笑)。それでも、湯河原でははじめての食事提供があったり、HOTEL KUMOIでは小さな地域に根ざしたホテルなので地域との関わり方を考えたり、毎回慣れないこと続きですね。つねに試行錯誤している料理についても、最大30食程度だった湯河原からHOTEL KUMOIでは最大100食必要な日もあって、繁忙期を回しながらオペレーションを変更するのはかなり大変でした。

−−反対に、どんなところにやりがいや楽しさを感じますか?

塚原

HOTEL KUMOIには暖炉のある共用部分にスクリーンがあって、映画を流せるんです。もともと開業時から構想はあったんですが、是非やりたいとアピールをしたらこの運用を任せてもらえて。今はまだ映画の本数も限られていますが、今後上映本数を増やすなどの運用方法を考えているところです。あと、HOTEL KUMOIは6〜7割が外国人旅行客で欧米の方も多いんでが、日頃の仕事で英語を生かせるのはめちゃくちゃ楽しいですね。留学した頃に思い描いていたことを実現出来ているわけですから。

−−では、最後に、これからやりたいことを教えてください。

塚原

HOTEL KUMOIに関しては、昨年新入社員やインターンが入ってきたこともあって、忙しい時期に完璧な接客や運営ができていませんでした。今年はその経験を生かして、きちんと実績を出していきたいと思っています。また、今後は支配人として新しいホテルの構想段階から関わることで内装や空間づくりから運営まで一貫して担当できるようになりたいですね。HOTEL KUMOIはかなり閉鎖的な場所にありつつも北海道のど真ん中に位置しており、空間も大きいので、場所としての可能性はすごくあると思っています。宿泊者以外の利用もできるソーシャルホテルとしての空間づくりを続けたいと思います。


(執筆:角田貴広 企画:金井塚悠生 撮影:延原優生)

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