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今こそe-casebookを次のステージへ進化させるときだ!一緒に戦ってくれる仲間募集!CTOが語るウチの開発チームとは—ハート・オーガナイゼーションCTO・金内哲也インタビュー

2014年6月、医師が技術や経験を共有できるWebサービス「e-casebook」がスタート。現在7名の開発エンジニアチームをまとめる金内哲也さんに、ご自身のバックグラウンドや、より良い自社プロダクトを作っていくための開発プロセスとチームづくりなど、詳しくお話を伺いました。

金内 哲也(かねうち てつや)

1975年新潟県長岡市生まれ。2000年よりソフトウェア開発に従事。2008年、フェンリル(株)に入社しWebブラウザ開発や新規事業開発、広報、ブランディングなどを幅広く担当。2016年より(株)ハート・オーガナイゼーションCTOとしてe-casebookの開発にあたる。Cocoa勉強会関西や関西オープンフォーラム(KOF)実行委員会等IT系コミュニティ活動にも参画。

小学生から憧れたプログラマーへの道

エンジニアとしてのバックグラウンドについて教えてください

はじめてコンピュータのプログラムを書いたのは小学生の頃でした。当時自分ではコンピュータを持っておらず、ノートに鉛筆で書いたコードを友達の家で入力させてもらって動かしていました。その頃からプログラマーになるのが夢で、大学は情報系に進み、自然言語処理(日本語の構文解析)の研究や、研究室のUNIXワークステーション環境のシステム管理などに取り組みました。いまも使っているEmacsに触れたのも大学生の頃でした。

就職した2000年は、いわゆるガラケーの全盛期でした。私は大手電機メーカーが自社製品開発に使うガラケー用ソフトウェア開発ツールの開発にあたりました。「開発ツールの開発」という、いま思い出しても興味深い内容だったと思います。

そこで約8年、主にJava/Swingを使ってデスクトップアプリケーションの開発にあたりました。この時期ひたすら開発に専念できたことで、オブジェクト指向プログラミングや可能な限り自動化されたチーム開発環境など、プログラマー、いわゆるソフトウェアエンジニアとしての土台を身に付けられたと思っています。

2008年に日本でもiPhoneが発売されると、いち早くiPhoneアプリ開発に取り組み始めたフェンリルに転職しました。私はAppleの人気がなかった1990年代から個人でMacを使っていたのですが、この転職でついに仕事でもMacを使うことになりました。今では珍しくない話ですが、2008年当時はまったく状況が違いました。いずれMacで仕事をすることを目指し、発足したばかりの「Cocoa勉強会関西」に個人的に参加したりしていたのですが、それが実を結んだ形ですね。

このiPhoneアプリ開発で、広く一般ユーザーが使うソフトウェアの開発にたずさわることができました。使ってくれるユーザーの声はすごくあたたかかったり、すごく厳しかったりしました。さまざまなアプリやWebサービスの開発を通じて、ユーザーを増やすことや、ユーザーに価値を提案して届けることの面白さと難しさを身に染みて感じましたね。デザイナーと協力しながらのプロダクトマネジメントや、スクラムによる開発プロセスを体験したのもこの頃です。

e-casebook 開発への挑戦を決意

ハート・オーガナイゼーション入社の経緯は?

2016年に共通の知人の紹介で、CTO候補を探していたハート・オーガナイゼーション代表の菅原と初めて会いました。そこで目にしたe-casebookは、医師が技術や経験を共有できるようにするという重要なビジョンを掲げつつも、その実現に向けては多くの課題があるように見えました。入社について前向きに検討しつつも「果たして自分にできるのか?」という疑問はなかなか拭えず、しばらく考えました。

考えた結果、それまでの経験を通じて身につけたソフトウェア開発技術や、ユーザーに価値を届けるプロダクトマネジメントの苦労といった自分の知見を、e-casebookが掲げるビジョンの実現に役立てられる可能性があるのであれば、とにかくやってみようと思うようになりました。「できるか、できないか」ではなく、「やるか、やらないか」で「やる」という選択をしたのです。当時、仕事ではソフトウェア開発現場からやや離れていたこともあり、エンジニアとして再び勝負してみたいという思いもありました。

入社までの期間も、菅原とはe-casebookについてのディスカッションを繰り返しました。当時、プロダクトマネジメントの参考書として「INSPIRED」を紹介したのを覚えています。あれはいい本なのでおすすめです。

入社当時のことを教えてください

入社したのは2016年8月です。当時、エンジニアは私を含めて5名で、デザイナーはいませんでした。まずは、とにかく会社とプロダクトの理解につとめました。e-casebookはすでにいろいろな目的で利用されていて、把握するのは想像よりも時間がかかりました。次に、開発プロセスの整備にあたりました。当初から、前職でも経験したようなスクラムのリズムを作るつもりでいたので、友人でもあったギルドワークスの中村洋さんにコーチとしての協力を仰いで、チームにスクラムの理解を浸透させていきました。また、知人の信頼できるデザイナーにお願いして「デザイナーがデザインしたUI」を導入しはじめたりもしました。

開発チームのリズムを作る「スクラム」

スクラムとは?

スクラムはアジャイル開発の代表的な方式のひとつです。プロダクトの開発というのは、明確なゴールがありません。何をどう作れば本当にユーザーの価値になるのか、誰もわからないからです。ですので、わかっている事実から仮説を立てて検証しながら、少しずつゴールの方向を見出し、近付いていくしかありません。そのためには、事前にすべてを計画するいわゆるウォーターフォール型ではなく、小さく計画して小さく実行しながら軌道修正していくアジャイル型の開発が適していると考えています。

スクラムはシンプルではありますが、実行するのは簡単ではありません。コーチの中村さんには約1年にわたって併走してもらい、スクラムのプロセスや考え方、その他関連するプラクティスを教えてもらいました。スクラムを進めていきながら、新たに優秀なデザイナーやエンジニアも加入してくれて、チームの力が目に見えて上がってきたのを実感していきました。いまはエンジニアは私を含めて7名、デザイナー1名、それぞれ個性的なメンバーが揃ったチームとなっています。

現在は1週間をスクラムの1スプリントとして、毎週金曜日にその週のふりかえりと、翌週の計画を立てるミーティングをしています。毎朝のデイリースクラムでも情報共有して、夕方4時にもその日の状況を簡単に共有する場を持っています。こうすることで、チームと各メンバーが現在何に取り組んでいて、何に困っているのかの認識を合わせています。開発における問題の多くは、認識のズレから発生すると考えているので、それを最小限にするための取り組みです。タスクの管理にはAsanaを使っていて、デイリースクラムでもスプリント内の1つ1つの項目を確認しています。その他 Slack、esa.io、GitHubなども使って情報やコードを共有しながら開発を進めています。

メンバーが正直でいられるチームでありたい

チームを率いる立場として心がけていることは何ですか?

いろいろありますが、あえて挙げると、チームのパフォーマンスを上げるための仕組みやツールの導入は積極的に進めることと、チームのメンバーが正直でいられるようにすること、があると思います。まず、プロダクト開発には困難やストレスがつきものですが、仕組みやツールで解決できる部分は極力解決するようにしています。スクラムのやり方や使うツールも少しずつ進化していっていますし、エンジニアリングでも最近はAWSなどのクラウドサービスで様々な機能を利用できるので、役立つものはどんどん取り入れて、e-casebookのコアな開発にフォーカスできるようにしていっています。

「メンバーが正直でいられる」というのは、スクラムが重視する「透明性」にも関わってきますが、たとえばトラブル発生の報告を受けたときに私自身が「エエッ?」と驚いたりあわてたりせず、落ち着いて「わかりました」と答えるようにしています。僕が大袈裟に反応してしまうと、トラブルの報告自体がしにくくなってしまう可能性もあるからです。つまり、正直でいられなくなってしまいかねない。長くソフトウェア開発に関わってきて、これでもかというほどトラブルにあってきました。避けられればそれに越したことはないのですが、発生してしまったのであれば、驚いたりあわてたりするよりも、正確な状況把握と解決に向けた行動を起こすことをまず大事にしたいです。

開発として取り組んでいきたい課題は?

e-casebookの開発はさまざまな試行錯誤をへて、e-casebook LIVEを中心とした方向性が定まってきました。一方で5年以上にわたる開発の結果、良くない意味でのレガシーな部分も多くあるので、整理統合やサーバレス化などを進めて疎結合・高凝集でわかりやすいアーキテクチャに刷新していきたいですね。

よく言うのですが、システムにしてもコードにしても設計の目的は「変更時の影響範囲を最小限かつ予測可能にする」ことだと考えています。今、プロダクトのアーキテクチャのレベルでそれを実現していく環境が整ってきたと感じています。ユーザーに届けるべき価値をよりスピーディに実現していくためにも、より優れたアーキテクチャで動作するe-casebookを実現したいです。

医療を良くしたいエンジニア、求む!

どんなエンジニアを求めていますか?

医師の知識や技術の共有を通じて医療の格差をなくすという、e-casebookが目指す世界に共感してもらえることがいちばんです。いまの時点で、医療の知識がなくても問題ありません。自分が持っている技術力で、医療を良くしていこうという意欲が何より大切でしょう。

そして、医療分野のサービス開発に関わるさまざまな技術領域に取り組みたい方を歓迎します。DICOMや医療情報といった医療ならではの領域もあれば、UI開発やデータベース設計といったWebサービス共通の領域も当然あるので、e-casebookの開発で取り組んでいくべきテーマは幅広くあります。まだまだ小さなチームなので、1つに絞らず、いろいろ挑戦してスキルの幅を広げていきたい方に向いていると思います。「何でもできる」必要はありませんが、「何でもやろう」という気概を持っていてほしいです。

この記事を読んだみなさんに一言どうぞ

e-casebookは、医療という誰にとっても重要で切実な分野に貢献していくためのプロダクトです。自分たちで苦労して作ったプロダクトを現場の医師に使ってもらえて、人々の病気を治すことにつながっていくというのは、とてもやりがいを感じられる仕事です。これは自信を持って言えます。エンジニアとして、医療を良くしていくミッションに挑戦したいそこのあなた、いちど声をかけてください。お待ちしています。

現在ハート・オーガナイゼーションでは、新たな仲間を以下の職種で募集しています。
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