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「”アルムナイ”はむしろ私たち若い世代にとって必要なもの」ハッカズーク初の新卒内定者が就活の真っ最中に長期インターンに応募したワケとは。

こんにちは、レベニューチームの冨岡です!

レベニューチームに所属する矢島が約1年間のインターン期間を経て、4月より正式に入社します。
矢島は大学4年の就活真っ最中にハッカズークの長期インターンへジョインして、アルムナイ事業に関わる中でハッカズーク初の新卒社員になることを決めました。
今回はインターンに参加することを決めた理由やインターン生としてハッカズークで働くことの面白さなどを聞いてまいりました!

自分自身の家庭環境から感じていた課題意識

ー-就職活動はどのような軸で企業を選んでましたか?

最も重視していたのは共感できる事業内容であるかという点です。とはいえ、就活を始めた当初は自分が何に共感できるのかもよくわからなかったので、さまざまな企業の方とお話させてもらいました。そのうち、「お金」「教育」「キャリア」の課題を改善している企業に興味があると自覚し、志望企業が絞られていきました。

ー-なぜ「お金」「教育」「キャリア」に興味を持ったのですか?

私は幼少期に両親が離婚したため母子家庭で育ち、母はパートで働きながら私を大学まで進学させてくれました。今となってはとても感謝しています。

しかし、学生時代は周囲の友人と比べて教育環境で不満を持つこともありましたし、母の仕事への向き合い方に疑問を持つこともありました。そのような環境で育ったので、自然と「お金」「教育」「キャリア」に興味を持ったのだと思います。

(高校時代はサッカーと勉強に励んでいました!)

そのような背景から大学入学後に約2年間、さまざまな事情で学校や塾に通えない中学生に無償で勉強を教える教育支援活動に携わっていました。
そこで目の当たりにしたのは、貧困家庭の子供の多くは家庭の経済状況で進学が制限されているという現状です。
平均的に学歴が高い方が生涯賃金も高いと言われているなかで、家庭の経済状況の影響で塾に通えないだけでなく、金銭的に厳しいからと進学の機会すら制限されるのはあまりにも不平等じゃないですか。
私は高校受験で母に無茶を言って進学校に入学したことで人として成長できた実感があったのでなおさら、もどかしい気持ちでした。

それに加えて日本のキャリアは一方向的で、特に若くから働いている方はやり直すためのハードルが高く、転職に苦労されるという話も耳にしたことがあります。
子どもの貧困はお金が無くて教育の機会に恵まれないだけでなく、大人になってからのキャリアにも影響していると理解したことでより強く課題意識を持ち始めました。

ー-子どもの貧困にアプローチするために、どのようなサービスを提供している企業の選考を受けていましたか?

EdTechやFinTech、HRTechと呼ばれる特定領域の課題をテクノロジーを活用して解消する企業を中心に選考を受けて、結果的にその中から数社の内定をいただきました。
業界に強くこだわりを持っていたわけではなかったのですが、いくつかのスタートアップ企業が提供する既存のモデルとは異なるアプローチでの価値提供に興味がありました。
子どもの貧困は原因が一つじゃないからこそ多面的なアプローチが必要で、試されていないアプローチをチャレンジすることに価値を感じています。

あとはVertical SaaSと呼ばれる業界特有の課題を解消するのに特化したSaaSを提供する企業にも興味があり、選考を受けていました。教育やキャリアの観点からは少し離れますが、業界に特化して従業員の労働環境や業務の生産性を改善することも貧困の解消に重要だと思っています。

順調に就活を進められていた中でぶつかった壁

ー-就活の軸も明確にあり、内定をいただくなど順調に就活を進められていたように思いますが、なぜこのタイミングで長期インターンに応募したのですか?

一言で言うと、”スタートアップで長期インターンしたことないコンプレックス”があったからです(笑)。

新卒一期生採用を行っていたスタートアップ企業の最終面接で
「あなたは新卒一期生としてこの会社を引っ張っていけますか?」
という意図の質問をされた瞬間、頭が真っ白になりました。

同じ選考を進んでいた候補者は長期インターンを経て、経験と自信を手に入れているのに対し私は理想を語っているだけでスタートアップの実情を何も知らない。同じ土俵にも立てていないような気がしてとても悔しかったです。

その場で合否を言われたわけではないのに落ち込みながら歩く帰り道で、このまま何も行動せず後悔したくなかったのでとりあえず長期インターンに応募だけでもしてみようと一歩踏み出す決意をしました。
休学して長期インターンをするのか就活を並行して続けるかはインターンに受かってから考えれば良いかなと(笑)。

ー-すごい行動力ですね!では、ハッカズークはどのように見つけたのですか?

実は、Wantedlyで検索したんです。
ライティングのスキルを付けたい、スタートアップで働きたい、SaaSのプロダクトを扱いたいという3つの条件で絞ったら一番上にたまたまハッカズークが出てきました。

応募後すぐに、現アルムナイ事業責任者の實重と当時在籍していたインターンの方と面接をして、採用が決まりました。

アルムナイネットワークを日本に定着させることは私たち若い世代にとって必要なこと

ー-どのような理由からハッカズークで長期インターンをしようと決めたのですか?

簡潔に言うと面白そうで、尚且つ、世の中に必要な事業だと感じたからですね。
ハッカズークの事業領域は「アルムナイ=企業の退職者」です。
これまでの終身雇用を前提としていた日本型雇用システムにおいて、転職などによる退職は裏切り者扱いされることがしばしばありました。

しかし、定年までに3回転職すると言われる現代で、全ての退職者をタブー視する必要はないじゃないですか。

私と同世代の就活生の中には就職活動時から「きっといつかは転職する」と考える一方で、面接の評価を下げてしまうのではないかと、よそ行きのキャリアビジョンを話してしまったり、本当は興味があるのに社員のリアルな転職先を聞けずにいます。
そうすると、企業にとっても候補者の本音を聞けないことで採用後のギャップを生んでしまう。
人材の流動性が高い現代において、退職をタブー視することは企業と候補者の双方にとって不健全な状態だと言えるのではないでしょうか。

そう考えると、アルムナイネットワークはむしろ人材の流動性が高まる時代を生きる私たち若い世代が必要とするものです。
そこに大きな価値を感じたので、アルムナイというニッチな領域でチャレンジすることを決めました。

ハッカズークで得た経験は退職で悩む多くの企業で役に立つ

ーーハッカズークではどんな業務を担当していますか?

ライティング業務をやりたいという希望から、入社して3カ月くらいは「アルムナビ」というハッカズークが運営しているオウンドメディアの記事の執筆を中心に行っていました。
その後はもっとできることの幅を広げたいという話をして、セールスを中心にマーケティング施策やアルムナビ等のメディア・サイトの運用、コンサルティング業務の一部に携わっています。

ーーハッカズークで長期インターンすることで何が得られましたか?

スキル的な話をすると、入社当初よりできることは各段に増えたと思います。
セールスのみならずマーケティング施策やオウンドメディアの運用、イベント企画など幅広い業務に携われるのはスタートアップならではだと思います。

ハッカズークならではで言うと、学生のうちからプロ意識に触れられるのが良い点だと感じます。
ハッカズークのメンバーは、日本にアルムナイネットワークを浸透させるため泥臭く取り組みつづけ、2017年の創業時には存在しなかったアルムナイ市場を一から作ってきました。
そんな先輩方からフィードバックを受けられる環境にいることは自身の成長にも繋がると思っています。
「誰と働くのか」という視点でもハッカズークの良さを感じてもらいたいです。

ー-最後に長期インターンを考えている学生へメッセージをお願いします!

終身雇用が崩壊したと言われているこれからの時代、どんな企業であろうと退職に関する課題に向き合わなければなりません。
なので、将来どんな企業でどんな仕事をするとしても、ハッカズークで得たアルムナイの知見は重宝されるはずです。

とはいえ、長期インターンのハードルが高いのは私も感じていましたし、最初はアルムナイが何なのかよくわからずに応募しました。
まずはお気軽に応募していただいて、カジュアルにお話しましょう!


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