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上司でも部下でもない。フラットな関係がもたらしたチームの強さとは?

 こんにちは。今回は「グノシー」の開発とマーケティングを担うお2人の対談をお送りします。ぜひご覧ください。

大曽根さん(写真左)/執行役員 兼 グノシー事業部 部長
筑波大学大学院博士後期課程修了。博士(工学) 前職の株式会社サイバードではデータ分析部門の立ち上げを経験。2015年Gunosy入社後は、「ニュースパス」「グノシー」の記事配信アルゴリズムの構築およびユーザ行動分析担当し、2018年9月に執行役員に就任。現在、グノシー事業と兼任して、データを活用し、「情報を世界中の人に最適に届ける」ための組織「Gunosy Tech Lab」を牽引する。

山本さん(写真右)/グノシー事業部 リードエンジニア
筑波大学卒業後、2017年Gunosyに新卒入社。入社前はtoC向けアプリ開発のクライアントサイドを経験。新コンテンツとして立ち上がったライブ動画の開発を成功させ、現在はグノシー事業部開発チームでリードエンジニアを担う。現在ではAndroidアプリ、サーバーサイドを担当。

実務経験で得られた技術力

- Gunosy入社までの経歴を教えてください

大曽根
 大学院では機械学習の応用についての研究をして博士号を取得しました。研究を続けることも考えましたが、リアルなデータを用いたプロダクト開発をしたいと思い、企業に就職しました。入社から1年経った頃、ビッグデータのブームが起こったのをきっかけにデータ分析部門の立ち上げに加わりました。そこで、ゲームの分野においてデータを用いた事業推進を担当していました。

山本
 高専を卒業後、筑波大学に編入して自然言語処理と機械学習を学んでいました。アプリエンジニアとしての技術を身に着けたのは、大学3年生の頃にアルバイトしていたベンチャー企業でAndroidアプリの開発を担当したことがきっかけです。そこでの実践経験はとても貴重で多くのことを学びました。今しかできないことをやりたかったので大学を休学して正社員になることを決め、その後約2年間働きました。

- 転職のきっかけや決め手は何ですか?

大曽根
 転職先にGunosyを選んだきっかけは転職エージェントの勧めです。今後データの活用幅が広がると感じていたので、多様なデータ活用を考えている企業への転職を検討していました。当時のデータ分析ブームもあり、大手企業への転職も考えていました。ですが、元々アカデミックな背景から作られたサービスとしてのGunosyには注目していましたし、データに強く、高い技術力を持っていたため応募することにしました。

 面接から入社までの間には、創業メンバーである福島さん、関さん、吉田さんの3名と話す機会がありました。データ分析や推薦アルゴリズムなど、当時の一般企業では、機械学習を実際のプロダクトで活用し成果を出している事例は少なく、こんなにも同じ領域の話で盛り上がれる企業はなかなかないと思い、入社を決めました。

山本
 僕がGunosyを知ったのは、技術力や知識の幅を広げたいと考え、転職活動をしていた時です。「ニュースパス」の両OS開発した前CTO松本さんが面接を担当してくれました。そこではエンジニアの技術の話からアプリについてまで様々な話をしていただき、Gunosyなら自分が1番成長できる環境だと感じ入社を決めました。すぐにでも正社員として入社したかったのですが、休学期間も終わるタイミングだったので、初めは大学に通いながら業務委託として参画することになり、卒業と同時に入社しました。

初対面から感じたお互いの能力

- お互いのことをどのように思っていますか?

大曽根
 舜さん(山本さん)には、僕が「ニュースパス」のデータ分析を担当していた頃に初めて会いました。アプリエンジニアとして大学生が入ってくるという話を聞いていましたが、すぐに彼の技術力の高さを感じたのを覚えており、正直『本当に学生?』と思ったのが第一印象です。(笑)

 そして、舜さんは「ニュースパス」の開発担当になってすぐに機能実装だけでなく、記事表示の高速化などパフォーマンスを上げるための改善策まで提案してくれることが多々ありました。それも空き時間などにパパッと作って見せてくるので、とても即戦力になる人だなと驚きました。余談ですが、あの時、舜さんが改善策として開発してくれた表示高速化技術は「グノシースポーツ」に実装されています。

山本
 技術力が高いと言っていただけるのは嬉しいですね。ただアプリエンジニアとして、アプリを今よりも使いやすくスムーズに動かしたいという思いが根本にあるので、改善策を考えることはよくあります。

 僕が大曽根さんと初めての会話で覚えているのは、「ニュースパス」のログ分析のことで相談した時です。第一印象はとても真面目な人で、根気がいるような細かい分析も成果がでるまで地道に繰り返し行い、一言でいうと『研究者肌』の方だと思いました。今ではデータ分析者・プロダクトオーナー・執行役員と様々な顔を持っていますが、すべて変わらず最善を尽くされるのでマルチな一面も尊敬しています。

認めているからこそ助け合える関係

- 2人の関係性について教えてください。

大曽根
 僕たちは役職だけ見ると上司と部下になるかもしれませんが、得意な能力を活かしてお互いを助け合うようにしています。そのため、技術面は舜さんに一任しており、新技術の検討なども彼に主体で動いてもらっています。そのほうが継続的なサービス改善に繋がると思うからです。

 採用面に関しても意見や提案をもらうことが多く、例えば「こんな事やりたい」と僕が言うとすかさず「それなら、こんなエンジニアを採用したほうが良いですよ」と最適な人物像を教えてくれるのでとても参考になります。

 そんな中で、僕が気を付けている点としてはマネジメント領域において皆の負担を少なくすることです。マネージャー職のメンバーには管理について考えてほしいのはもちろんですが、彼らにも技術を通して活躍を見せてほしいので、事業部全体のパフォーマンスを高められる環境作りが僕の任務だと思っています。

山本
 大曽根さんは、自身もエンジニアであることもあり、よく同じ目線での職場環境や業務分担について現場の声を聞いてくれます。サービス改善の検討だけでなく、そういった働き方について耳を傾けてくれるのはありがたいです。

 また、僕たちはサービスにおいての中長期的なビジョンをよく話すことがあります。そんな時は、大曽根さんがプロダクトオーナーとして市場感やユーザー動向など多くの情報から進むべき道を割り出してくれます。一方で僕はリードエンジニアとして、その方向への最短経路を考え、技術的部分で取捨選択していくよう役割を分けています。

10年後は誰も分からないから今できることをする

- 今後の目標はありますか?

大曽根
 これは個人・組織どちらも当てはまる事ですが、変化の激しい世の中なので、出来る領域が広いエンジニアを増やしていきたいと思っています。例えば、Androidエンジニアは十数年前には職種としてありませんでしたし、フィーチャーフォンの頃はHTMLが書ければ人気サービスが作れる時代でした。だからこそ技術の幅を広げていくことは自身のキャリアにも繋がりますし、会社はそういった多様な人材を入れることで成長していくと考えています。

 「グノシー」に関してはコンテンツの細分化をしていきたいと思っています。これまでユーザーの趣味趣向に合わせた専用のコンテンツを増やしてきましたが、今後もより多くのユーザーに満足してもらえるよう、配信できる情報の幅を拡大していく予定です。

山本
 僕も同じ意見です。様々な技術を身に着け、今よりも数字に貢献できる開発がしたいですね。Gunosyでは1人あたりの裁量が大きく、フルスタック*1なエンジニアが多く在籍しています。手を上げればやらせてもらえる環境なので、ある意味自由すぎて何をしたらいいのか迷うかもしれません。ですが、その中で今後なりたい自分を明確にしていける人は、必要な技術や知識を見逃さず掴めると思っています。

 僕自身、バックグラウンドはAndroidエンジニアですが、任されている領域は幅広いです。入社当時はGo言語が書けなかったのですが、今では能力として身についているくらいです。また、最近はAWS SummitBCU30などのエンジニア向けカンファレンスに登壇させていただく機会が増えたので、話せるレパートリーを増やすことも目標の1つです。

*1:多くの技術を持つエンジニア

 Gunosyでは一緒に働く仲間を募集しています!少し話を聞いてみたい、という方も歓迎していますので、ご興味がある方、ぜひご連絡お待ちしております。

SRE
スムーズな運用に向け、Gunosyで開発環境を支えるSREを募集!
Gunosyのミッションは「情報を世界中の人に最適に届ける」ことです。情報が増え続ける社会において、データとアルゴリズムの力で1人1人に合った情報を適切に届けることにより情報格差がある社会の課題解決を目指しています。 主力事業はスマートフォン向けメディアアプリである「グノシー」「ニュースパス」「auサービスToday」などを展開しているメディア事業です。メディア事業では、web上に存在する様々な情報を独自のアルゴリズムで収集し、評価付けを行い、パーソナライズしてユーザーに届けており、メディア累計のダウンロード数は6290万ダウンロード(2023年3月時点)を超え、国内最大級の情報キュレーションサービスとなっています。 継続した事業拡大に向けて強みであるテクノロジーの更なる強化に向けて、社内組織「Gunosy Tech Lab」において、自社プロダクトのアルゴリズム改善など、データによるプロダクト改善を続けると共に、社外への技術提供および学会における論文発表を中心とした研究開発も行っています。 新規事業への挑戦も行っており、2021年6月には変化の激しい時代背景や昨今のコロナ禍の影響で変化する情報の受け取り手の環境、ライフスタイルに寄り添う一つの方法として創業以来初のD2C事業『『ムードペアリングティー「YOU IN」』の販売を開始しました。 「情報を世界中の人に最適に届ける」というミッションのもと、「メディア」だけではなく「お茶」という手段を通じて1人1人の気持ちに寄り添う「ムードペアリング」を目指しています。 リリース後は、ふるさと納税の返礼品に選ばれるなど、新たな収益の柱となっています。 子会社のゲームエイトでは、国内有数のゲーム総合情報Webサービス「game8.jp(ゲームエイト)」を運営しており、月間4,200万人以上のユーザーが利用をしています。同社は、「game8.jp(ゲームエイト)」の海外展開など、更なる成長に向けた挑戦を行っています。 新規領域における非連続的な成長に向けた取り組みも実施しており、国内外の有望なスタートアップ企業に対するベンチャーキャピタル投資を推進しています。直近では高い成長率を見せるインド市場への投資も積極的に行っており、厳選された投資機会に対する出資・M&Aを通じて、既存事業以外の成長の柱の確立を目指しています。
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