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【メンバーインタビューvol.1】CTO林が考えるギフト市場No1を目指すTANPの開発組織とは

リリースして2年で単月黒字化を達成。東京大学在学中から立ち上げたギフトEC「TANP」の成長を牽引するCTO林に、開発組織、プロダクトへのこだわり、スタートアップでエンジニアとして働く面白さをインタビューしました。

プロフィール

取締役/CTO 林 拓海
東京大学工学部卒。在学中からプログラミングに興味を持ち、GREEなどのベンチャーでエンジニアの経験を積む。フロントエンドの実装からサーバーサイド、インフラまで担当。2017年6月にGraciaを創業。現在のTANPをフルスクラッチでつくる。

「便利」ではなく「幸せ」に携われる開発

ー エンジニアとしてTANPの開発に携わる面白さを教えてください。

2つあると思っています。
1つ目は、特別な瞬間に寄り添うサービスを開発できるという点です。
ギフトを贈るというのは人々の生活の中でも特別な瞬間であり、そういった幸せな瞬間に寄り添うことができるのはとてもやりがいがあります。例えば、自分たちで作ったメッセージカードの機能を使ってお祝いメッセージを送っているお客様を見ると、人から人へ幸せが伝播している瞬間を感じることができます。toCサービスは世の中に沢山ありますが、これほど人の幸せに関われるサービスはあまりないんじゃないかと考えています。私たちは、お客様の不便を便利に変えるだけではなく、TANPを通して幸せになってほしいと強く考えています。

2つ目は、自分で作った機能の反応がすぐに分かるという点です。
toCサービスという性質上、ユーザーとの距離がとても近いです。自分が作った機能をすぐに使ってもらえたり、逆に何かしらのミスがあるとすぐにお問い合わせが来たりと、良くも悪くも刺激があります。また、自分が開発した機能の数値やユーザー行動を分析し、検証改善のサイクルを回す環境が整っているため、主体的にサービス改善に関わることができます。

ビジネス思考があるエンジニアに

ー スタートアップでエンジニアをする魅力はなんでしょうか?

よく言われることですが、一番は「裁量権」が大きいことだと考えています。

ここでいう「裁量権」とは何かというと、主に二つあります。
一つ目は、実装する機能の大きさです。一般的な企業では、ある程度エンジニアの人数も多いため、一人一人に任せてもらえるタスクが小さくなってしまいがちです。
一方で、スタートアップでは限られたリソースの中で開発を行わなければならないため、一人一人に任せる機能開発が大きく、責任感を持って取り組むことができます
例えば、弊社においては決済手段の追加や自宅外受け取りの実装、新しい記事編集システムの構築など、サービスの根幹に関わる機能を積極的に任せたりもしています。

二つ目は、ビジネスサイドとの関わり方です。
エンジニアはビジネスサイドからタスクを依頼されて機能開発をすることもあると思うのですが、その際

1. その機能の目的は何か?本当にやる意味があるか?
2. その機能の目的から下ろした時に、依頼されたアプローチは本当に正しいか?

を考えてすり合わせる必要があります。

スタートアップではなく、エンジニアの人数が多いような大きめの企業で働くと、基本的には自分のメンターや先輩エンジニアからタスクを振られて実装するという流れも多く、その際に振られるタスクは確実に「やるべき価値がある」タスクとして存在します。というのも、自分の上長なりが先ほど述べた1と2の思考をすでに十分にしており、ビズとのすり合わせをしてからタスクを振ってくれるからです。そもそも与えられたタスクをやるべきかどうか、タスクが正しいか、などの思考は必要ないのです。

しかし、スタートアップの場合(特に弊社の場合)は、エンジニアとビズサイドの間で直接タスクの要件のすり合わせを行うため、全員が主体性を持って、振られたタスクに対して先ほど述べた1と2の思考を行う必要があります。こういった仕事をする上での思考方法(目的認識や課題解決力)は、エンジニアだけでなくあらゆる場面で必要になる普遍的なスキルです。

スタートアップで働くことで、限られた領域の技術だけを習得して終わりではなく、ビジネス的な思考も身につけられると考えています。

ー 実際にTANPはどのような環境で開発をしているのでしょうか。

メンバーに関しては、現在CTO1名, メンバー5名, 外部の業務委託数名で構成されています。

TANPはフルスクラッチで開発しており、ECとしての必要な受注管理や売上管理、会員管理システムも全て自社で作っています。データの分析にも力を入れており、独自のシステムを構築して行動のログを分析しています。他にも、Linebotを自社で開発してお問い合わせの自動化やレコメンドの自動化をしたり、社内の勤怠管理システムを自作したりなど、様々なチャレンジを行っています。

ー 今後、アプリのリリースだったりと開発組織も変化してくると思うのですが、これからどのようなエンジニア組織にしていきたいと考えていますでしょうか。

一番は、ユーザーファーストでデータをもとに意思決定をするエンジニア組織にしていきたいと考えています。どんなに定性的にいいと思った機能でも、実際に実装した後にデータを見てみたらあまり良くなかったということはよくあります。ギフトの第一想起を取るためにも、ちゃんとユーザーに使ってもらえる機能を開発し続けなければなりません。ただ機能を実装するだけでなく、自ら分析や施策の提案も行うなど、全員がサービスの成長に主体的に貢献していける組織にしていきたいと考えています。

プロダクトへの愛、「自分がサービスを伸ばしていく」という使命感

ー CTOとしてどういう人と一緒に働きたいですか?

サービス志向がある人、主体性を持って成長したい人と一緒に働きたいと考えています。

もちろん、自分の技術力を伸ばしたいという気持ちも大事です。しかし、技術力は成果を出す過程で必ずついてきます。私たちはギフトという特別な瞬間に寄り添うサービスなので、一番はユーザーファーストでプロダクトへの愛情がある人と一緒に働きたいと考えています。

ありきたりな言葉にはなりますが、弊社はフラットでオープンな会社なので主体性がある人にとっては最適な環境だと思います。

実は私が本気でプログラミングを始めたのは、TANPのサービスを作ると決まってからです。CEOの斎藤とCOOの中内が一緒に会社をやろうと誘ってくれて「自分が作らなきゃいけない」という責任感とサービスを伸ばしていきたいという使命感がありました。

だからこそ、「自分がTANPを伸ばしていくんだ」と自分ごととして開発してくれる人と一緒に働きたいと考えています。

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