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【Tech Team Blog】la belle vieのプロダクトマネージャの仕事

Photo by charlesdeluvio on Unsplash

こんにちは。TS&I部ディレクターの野口です。前回はla belle vieのプロダクトマネージャに求められることについて書きました。プロダクトマネージャはここ数年で注目されるようになった職種ということもあり、ミッションや実務の内容は各社ばらつきがあります。今回は、la belle vieの中でのプロダクトマネージャの仕事についてご紹介します。

要求から要件へ

プロダクトマネージャの仕事の多くは何を作るか(システム開発におけるWhat)を定めて行くことになります。la belle vieはB2B2Cのビジネスモデルであるため、私たちの開発するサービスを使うユーザーは大きく分けて2つのタイプがあります。

一つは私たちの開発するサービス上でお買い物をされるユーザー様です。社内ではバイヤー様と呼んでおり、500万アカウント以上登録いただいております。具体的には、GILT/GLADDを様々なデバイスでご利用いただき実際に商品を購入いただくユーザーです。

もう一つは私たちの開発するサービス上に商品を出品いただいているユーザー様です。社内ではベンダー様と呼んでおり、約8000のブランドにご利用いただいております。具体的にはvender様むけポータルをご利用いただき出品登録などの作業を行っているユーザーです。

ビジネス軸で分けると大きく分けるとこの二つですが、他に社内のCX部門や配送などを担当するロジスティクス部門のユーザーがいたりとシステムを取り巻くユーザーの属性は多岐に渡ります。

それぞれのユーザー属性において、サービスに対してさまざまな要求があります。プロダクトマネージャはその要求を要件として整理を行っていきます。時には、相反する要求がそれぞれのユーザーから上がってくることがあるのでその背景の調査のためにヒアリングを行うこともありますし、その機能がサービスにどのような影響を及ぼすか客観的な指標を元に分析をしたりします。

最終的にはその内容をドキュメントとして作成します。その後、エンジニアとその内容を精査し、システムの機能としての姿を定義します。

開発者との伴走

一度ある程度エンジニアに情報をハンドオフしたからといって、「あとヨロ」という訳ではありません。開発の進行に合わせて併走しながら、適宜開発ターゲットに対して判断をして行くことになります。絶対に叶えたい部分とあったらいいなの部分の分割のように、開発スコープを再定義し、その内容を関係者に伝えることもプロダクトマネージャの働きになります。

開発されたものの受け入れ

さぁいよいよ最初の要件が達成できそうな機能が完成しました。エンジニアもテストOK!という判断をしています。そこでもプロダクトマネージャの出番になります。最初に定義した要件を達成したと言える物になっているかを判断します。システムが問題なく動くことはエンジニアやQAチームが確認してくれているので、観点としては当初想定したものの要件に加え、外的状況の変化に対して矛盾がないかを確認していきます。その中で次のフェーズの開発ターゲットを見極めていきます。

リリース後の効果測定

リリースしたから終わり!という訳ではありません。その機能がどのように使われ、どのような成果をあげているかを測定し分析します。la belle vieではamplitudeを利用したイベントベースでの分析や別システムでPVベースでの分析も行われています。簡易なものはプロダクトマネージャが行いますが、より深い分析については社内のデータサイエンティストと一緒に分析を行います。それにより、新たなインサイトを導き出し、次の開発へと繋げていきます。

今回のまとめ

プロダクトマネージャの仕事は要求の源泉から機能のアウトプットまでずっと併走していくこともあり、実際に自分でコードを書くことはほぼないものの仕様については深いレベルで理解しているポジションになります。また、業務としても他部署とのコミュニケーションやその中からの課題抽出だけでなく、数値分析までも担当することもあり非常に幅が広い内容となっています。

今回ご紹介した内容も100%達成できてない部分もあり、そこは関係者に手伝ってもらっているという状況です。まだまだ道半ばのプロダクトマネージャのチームですが、これからも少しでも良いものをアウトプットできていければと考えています。

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