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男性社員が育休で感じた仕事と家庭を線引きしない生き方。GCストーリーパパ座談会

GCストーリーの育休取得率は、女性が100%、男性は54.5%(役員を除くと62.5%)に上ります。厚生労働省の「雇用均等基本調査」によると、2019年度の育児休業取得率は女性が83.0%、男性が7.48%と言われています。

組織のミッションとして「ステークホルダー全体の幸せ」を掲げるGCストーリーは、社員はもちろん周囲にも幸せを広げたいと考えています。社員がお互いの家族の幸せも考える姿勢が、育児休暇を取りやすい一因となっています。
今回は、育休を取得した2名の男性社員に体験談を伺いました。見えてきたのは、仕事と家庭が溶け合う人生の在り方です。

目次

  1. コロナによる家庭の変化が後押しした育休取得
  2. コミットして気づいた「ままならなさ」の受け入れ方
  3. 「パパ今日いるかな」思いがけない家族との関係性の変化
  4. どんな目的でも、育休取得は関わる人を幸せにする選択

コロナによる家庭の変化が後押しした育休取得

ー中西さんは1人目のお子さん、松本さんは3人目のお子さんで初めて育休を取ったとお聞きしています。なぜ取ろうと思ったんですか?
中西:正直生まれる前は考えてなくて、生まれたタイミングで無理なんじゃないかって考え直したんです。コロナの影響を考えて、自分たちで2週間自粛する期間を作ってから里帰りしようって決めて。出産するとやっぱり母体への負担がすごいみたいで、日中はほぼ寝ててもらう感じでやってましたね。

中西正也(なかにし まさや)
サービスプロモーショングループで主にチェーン店本部の営業を担当。
1児の父。趣味は海外旅行やトレイルラン。

松本:うちも取ろうとは思ってなかったんだよね。ただコロナが来て外出自粛になった時に、奥さんが里帰りが出来なくなって更に保育園に上の子2人が預けられないことが起きたのね。その状態で俺が仕事をしながら3人の面倒を見るのが可能かって考えた時に、これは無理だって思ったんだよね。いくら在宅で仕事が出来るからって難しいと思って3週間くらい育休もらったんですよね。

松本貢治(まつもと みつはる)
サービスプロモーショングループで看板規格等について行政への申請サポートを担当。新卒1期生であり、社内でも最多の9部署を経験。
3児の父。(Twitter/note)

ーコロナの影響が大きかったんですね。ギリギリの判断だったと思いますが、育休を取ると決めた時に何か葛藤はありましたか。
松本:僕は基本あんまり休みたくなくて、育児は仕事しながらするもんだと思ってたんだよね。でもコロナになって保育園に行けなくなる力が働いた時に、実際に働きながら奥さんと協力するよりは、休んでしまった方が子どもたちの為になると思ったのは一番かな。業務や人手は正直あんまり心配してなくて、そんなに気にせず取らせてもらえたのは良かったなと思う。

中西:以前1週間近く休みを取って海外に行ったりしてたので、業務は正直そんなに心配ありませんでした。ただアナウンスが遅くなっちゃったので申し訳ない気持ちはありました。みんな「取ったらいいじゃん」って言ってくれたのでお言葉に甘えて取らせてもらった感じですね。

コミットして気づいた「ままならなさ」の受け入れ方

ー実際に取ってみて気づいたことや意外だったこと、想像と違ったことはありましたか。
中西:一番は、こんなに時間がないんだって気づかされました。子どもが最優先になって自分のことは全部最後になって、疲れ切った状態で自分のこともままならない。一人の時間はほぼ取れないんだなってこの時思いましたね。

ーお二人とも日報に1日のスケジュールを書いていて「育休って休みじゃない」と言ってたのが印象的でした。


中西:営業で例えると、自分の子どもは一番の重点顧客で納期が全部「今」なんですよね(笑)。遅れるとすぐ機嫌を損ねてしまう、信頼を落としてしまうので、全てを投げ出して目の前の子どもに全てを捧げる感じでやってましたね。
頼むからミルクちゃんと飲んでと思いつつも、まだ発達してないからしょうがないんだなと。途中からそれを受け入れなきゃいけないんだって気づかされました。こっちでコントロール出来ることじゃない。

松本:子どもは鏡な気がしてる。思い通りいかせようとする自分や、ここまでしてあげてるからこのくらいするよね、と思っている自分がいるんだよね。子どもからしたら理不尽なんだけど、その全てを許せる寛容さを持ってる。親を一番許せるのは子どもだなって思ったな。彼らが教えてくれるのはそういうことかなって思う。

ー育休を取ってみて仕事への姿勢が変わったところってありましたか。
中西:日々向き合っているお客さんも同じで、コントロールする思考ではやってないですけど上手くいってほしいタイミングで上手くいかないことってあるよなぁと思いました。あとまとまった時間が取りにくかったりするので、今まで以上に周りに任せる部分は任せて、自分が本当にどこまでやらなきゃいけないのか見直すきっかけになりました。

ー育休期間を終え仕事に復帰した今、働き方で工夫してる点があれば聞いてみたいです。
松本:「パパが家にいる時は静かにしなきゃいけない、話しかけちゃいけない」ってなると家庭の不和に繋がると思うから、そこは気にしてる。関わり方は難しいけど、家にいることを喜んでくれる状態で働かないと。生産性って話もあるかもしれないけど、自分の家庭がそれで崩壊したり、子どもが楽しくなかったら自分の人生も幸せにならないって考えるといい塩梅にやることは重要かなって。

中西:僕も切り分けるって難しいなって思っていて、奥さんの生活もあるし、僕の仕事もあるし、子どもの生活リズムもある。一つの家の中で三つが重なり合うのでどう線引きしても両立できないと思っています。洗濯機かけたら40分後までに集中して終わらせるとか、組み込みながら自分の生産性を上げる努力はしてますね。

「パパ今日いるかな」思いがけない家族との関係性の変化

ー家庭への関わり方に変化はありましたか?
松本:家族の時間をちゃんと作ることは意識し始めてる感覚はあって、2人目産まれたタイミングは出張で全然家にいなかったんだよね。仕事って言われると奥さんは止められないんだよね。家庭を作る一員として仕事と言うことも出来るけど、それを終わらせて関わることも出来る。改めて3人目の関わり方で言うと、その姿勢を示すだけで奥さんも安定するんだなと。やってる事は変わんないんだけど、過ごしてる時間の長さとかプロセスが見えているところで理解されていると感じるかな。

中西:お互いに在宅だと物理的に一緒にいられる時間が増えたと思うんですけど、育休も同じで、行き来する時に声かけあったりコミュニケーションの時間が取れたのはいい時間だなーって思いますね。
意図して狙ってはなかったんですけど「居てくれてすごく助かった」「一人じゃやっぱり出来なかった」と言葉は貰いました。自分がやりたくてやったことだけど、ありがとうって言われて本当に取って良かったなって一層思いましたね。

ーもちろんある程度信頼関係が築けている状態で出産や育児の段階になると思うんですけど、やっぱりそこからも積み上げていかなきゃいけないものがあると感じました。
松本:新生児だとコミュニケーションが取れないストレスと言うか、何してあげたらいいか分からない、でも泣いてるから何かしてあげたいと強く思うんだよね。ずっと見ていなきゃいけない状態から解放することもそうだし、コミュニケーションが取れる相手がいることもすごい重要。傍にいることで奥さんのストレスを軽減させてあげられると今回感じたかな。

ーお子さんとの関係にも変化はありましたか?
松本:一般的に、男の人って子どもが生まれたタイミングではあんまり可愛いと思わないんですね。新生児の時間を長く過ごしたのが3人目の子なんですけど、可愛く思えるとか関わろうと思えるのはすごく重要だったのかもしれない。あとは上の子が保育園から帰ってくる時に「パパ今日いるかな」って楽しみにしていて、ママに頼りがちだったところからパパに頼る選択が出てきたり、ママとパパ間違えたり、そういうのって夫婦としては大事だなぁと思います。今まで育休を取らずに仕事をしていた身としては、子どもたちも距離を感じてた部分があるんじゃないかなと気づいて、距離が縮められたと思えました。

どんな目的でも、育休取得は関わる人を幸せにする選択

ー最後に、育休の取得を検討している男性へ向けてメッセージをいただきたいです。
松本:僕らはスタートが生まれてからなんですけど、ママって10ヶ月間お腹で育ててるわけですよ。そこに対して愛情も違うし関わる度合いも全然違うんですね。でも理解を示そうという一歩には間違いなくなると思うし、僕自身やっぱり育休を取って学んだ。

自分の子どもを可愛いと思えることは大きな差になるし、夫婦で協力出来ることも多くなると思います。ライフステージが変わるタイミングを一緒に味わえるかどうかは重要だと思うので、是非とも取ってほしいなと。僕は1人目2人目の時は必要ないでしょ、仕事でしょ、と思っていたタイプですが、取ってみると本当に色々な変化が起きるんじゃないかなと思います。子どもが生まれる割合にも影響したりするので、さらに家庭を良くしたいと思ったら取るのはすごく良い手段だと思いますね。

中西:ある意味、育休は関わる人みんなにとってハッピーなんじゃないかなと思っています。僕自身も仕事や自分の価値観を見つめ直しましたし、奥さんの身体的な不安や負担を一緒に分担することができるし、子どもも親と一緒にいる時間を大事に思ってくれてると思うんですよね。いろんなところに影響するなと思っていて、取って非常に有益だと思います。どんな目的でもいいんですけど、チャレンジしてみるのはいいんじゃないかなと思います。

取材/櫻庭実咲佐藤政也 文・編集/櫻庭実咲 デザイン/熊谷怜史

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