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GCストーリーに図書費用の補助制度が出来ました!おススメ本の紹介#GC本棚

スキルの成長支援を目的とした図書費用の補助制度がGCストーリーで導入されました。
業務と自己研鑽に関係する書籍で、読了後に感想を社内のSlackチャンネル「#GC本棚」にシェアする事が条件になります。
今回はGCストーリー社員が読んでいる書籍と感想をご紹介します。

他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論

【学びポイント】
・問題には、既存の知識や方法で解決できる「技術的問題」と、既存の方法で一方的に解決できない、関係性の中で生じる「適応課題」がある。
・適応課題を解決するのは「対話」。対話の意味は「新しい関係性の構築」。
・自分と他者の溝に橋を架ける対話のプロセスには、「準備:溝に気づく」、「観察:溝の向こうを眺める」、「解釈:溝を渡り橋を設計する」、「介入:溝に橋を架ける」がある。

【感想】
ちょうど仕事で悩んでいた時期に、この本に出会いました。最初の数ページで、自分の抱えていた問題は適応課題だと気づきました。
「わかってほしい」が強く、相手をわかろうとしない。そんな自分を理解してからは、問題に対する捉え方が変わりました。感情を落ち着け、相手の解釈の枠組みを想像出来るようになり、客観的に解決の落とし所を見つけることが出来ました。
「わかりあえなさ」を自分や相手のせいにするのではなく、溝に気が付き、諦めずに橋をかけていくプロセスが大事なのだと学びました。

(事業推進部:櫻庭)

シン・二ホン

【学びポイント】
・データ×AI利活用の基本ループが回ると正のスパイラルになる
・その為にはデータを読むリテラシー、AI理解のリテラシーが必要
・日本は伝統的に0→1は苦手だが、キャッチアップと応用は超得意なのでまだ勝機はある
・まずは社会が、企業がAI-ready化をする必要がある
・データ×AIの力を解き放つ為には、ビジネス力/データサイエンス力/データエンジニアリング力が3つセットで必要
・現代のリベラルアーツは母国語+世界語+問題解決能力+データ書けるAIリテラシー

(施工事業本部ソーシャルエネテックグループ:藤田)

マンガでやさしくわかる学習する組織

【学びポイント】
何故人と組織は変われないのか
多くの人にとっては、変わることのメリットよりもデメリットの実感が大きく、しばしば不安や恐れが変化への抵抗につながる。

人は変化に抵抗するのではなく、変えられることに抵抗する傾向がある。変化を強い力で押し進めようとすればするほど、抵抗の力はより大きくなる。一方で自ら状況を理解し、その選択肢を明確にした上で、どのような行動を選択するかを決めるプロセスに関わった人たちは、変化に抵抗するのではなく、建設的に進めようとする傾向がある。

組織の成功循環サイクル
組織が健全な変化を遂げるためには、学習すること。もうひとつは組織プロセスの観点がある。
学習→行動に影響するのは過去の体験などで培った知識。しかし、時代は変化するため今までの知識は陳腐化する。悩ましいのは、どの知識を手放し、どの知識を強化するか。この難問に向き合い、結果を効率的に生み出すために、自分たちの知識の再創造を行い、またそのための能力を培うのが真の意味での学習。
組織プロセス→組織の構成員の間でどのような場や関係性が培われ、どのようにそれぞれの思考や感情に影響を与え、行動を織り成し、結果を出していくかという一連の流れに関すること。メンバー同士が何を話し合うよりも、どのように話し合い行動しているかというプロセスが組織のパフォーマンスに影響する。

(施工事業本部サービスプロモーショングループ:小池)

サブスクリプション経営

【感想】
サブスクの3段階を体系的に理解出来ました。

1.参入障壁の除外
初期コストダウンと継続購入手間を省く
2.カスタマイズできる
得た情報からサービスが頻繁に改善される
3.自動的なパーソナライゼーション
AIなどにより自動レコメンドの実施

1→2へのハードルが高く、結局は顧客満足を保ち続けるために得た顧客情報をちゃんと活用することが無いといけないと思いました。
IT基盤も重要で、プロダクト管理、契約管理、請求/回収/売上管理のうちプロダクトと契約は特に重要とのこと。
セールスフォースを思い浮かべながら読みましたが、顧客ごとに金額もサービスもバラバラだけど上手くいってるのはIT基盤がうまくいってるからなのかもしれません。
(施工事業本部サービスプロモーショングループ:峯田)

世界一わかりやすいプロジェクトマネジメント

【学びポイント】
プロジェクトはビジネス・ニーズを満たす
プロジェクトのすべては、当社が将来、顧客から何を求めらるかの判断に始まり、顧客の要求やニーズを満たし、上回ることに注力する。プロジェクトマネージャーはプロジェクトを規模にかかわず調整し、期限通り、予算内で所期の成果を達成する責任を引き受ける人。またプロジェクトマネージャーは、プロジェクトとビジネス・ニーズの結びつきを理解しなければならない。

変更マネジメント
変更を上手に処理しないといけない。変化のコントロールをする最善の方法は、規律あるアプローチ(しっかりした計画とそれに基づく実行)である

プロマネが必要とするスキル
①問題解決→プロジェクトは独自性があるものである
②自己規律→プロジェクトの管理などをするため、まず自己を確立すべき

プロジェクトの終着点に焦点を絞る
プロジェクトの工程もそうだが、最終成果を常に念頭におく。プロジェクトの完了時にどんな成果物が出来上がるかについて、プロジェクトマネージャーが明確にビジョンを持っていれば困難なプロジェクトも指揮でき、やがて成功に結びつけることができる

プロマネの役割
①対人関係の役割→リーダーとして認められるために人間観を高める
②情報提供の役割→関係者に最新情報を提供する必要がある
③意思決定の役割→大小意思決定を行う。
※スコープ・クリープ
プロジェクトに作業を少しずつ追加することにより、スケジュールやコストなどの当初の見積もりがまったく無意味になってしまうこと

プロマネの7つの資質
①プロジェクトの情熱
有能なプロマネは高い成果を目指す。
②変更管理の能力
プロジェクトには変更がつきもの。顧客が最終成果物を変える→マネージャーがスコープを変える→チーム・メンバーがスケジュールを変える必要があるなど、変更を管理する力をもつ。
③曖昧さの耐性
プロマネの権限が曖昧なことは多々ある。プロマネは、役割の曖昧さや例外事項を適切に処理しなければならない。
④チーム育成と交渉スキル
ステークホルダーの連携。プロマネは交渉を通じて、権限を勝ち取っていくことが必要。
⑤顧客第一の志向
プロマネは顧客を第一に顧客を捉え、顧客の見方を理解する。
⑥ビジネスの優先課題の堅持
ボトムライン(最終利益)志向。予算やコストはビジネスの一部。それ以外のビジネスの優先事項課題は、競争優位性の確保、プロジェクト文化への統合、ステークホルダーの問題解決、プロジェクトの進展に沿った生産性と卓説性両面の確保などがある。
⑦業界と技術の知識
ある程度の知識は持っておくことが必要。ただ、プロマネはその分野の専門家である必要はない。具体的な作業をするのではなく、作業をマネジメントするため。

WBSを洗練する
プロジェクトの進行に合わせて、より多くの情報が得られ、学習も進みます。それに基づいて、WBSを洗練し、精度と見直しを高めることができます。これを『段階的詳細化』と言う。
※段階的詳細化(Progressive Elaboration).
得られる情報が増え、より正確な見積りが可能になるにつれ、プロジェクトマネジメント計画書がより詳細化していく反復プロセス。

(施工事業本部サービスプロモーショングループ:小池)

1兆ドルコーチ シリコンバレーのレジェンド ビル・キャンベルの成功の教え

【感想】
傾聴と対話、そして組織における相互信頼の重要性について語られています。人間を大切にするためには、人間に関心を持つ必要があります。
まず、自分から関心を持ち対話の機会を設ける事で変化していくのかもしれません。
仕事でも仕事以外でもコミュニティを作る事が安全性の担保につながり、パフォーマンスを高める要因となるそうです。
すべきことを指図せず、自力で解にたどり着けるように物語を語り、質問を通して核に迫るアプローチが現代では求められていると書かれていました。

(事業推進部:佐藤)

今回は新しく出来た補助制度とGCストーリー社員がどんな本を読んでいるか、感想と共に紹介させていただきました。本棚は個人だけでなく企業の人格も反映すると思います。GCストーリーの考えや思想が少しでも伝わると嬉しいです。


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