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実証実験から生まれた次なる挑戦

株式会社FromTo 代表取締役の宮城浩です。「個の可能性をアップグレードする」というミッションのもと、ふるさと開拓サービス「flato」を展開しています。

個人の移住にフォーカスしてきた弊社は、次なる挑戦として「起業誘致」に舵を切りました。これまでいくつかの記事で「視察ワーケーション」について述べてきましたが、今回は過去の失敗経験をもとに「起業家誘致」へ踏み切った想いについて書いていきます。

実証実験での失敗経験

スタートアップ企業支援としての実証実験サポート事業に採択された結果、会社の存続が危ぶまれる事態に陥った経験があります。その原因は、現地との関係性が構築できていない上で計画を立てていたこと、現地の状況を把握しきれていなかったこと、そして、補助金を得ることが目的になってしまっていたことでした。

サポート事業への採択は、浜松を知らない私をこの地域に導いてくれ、地域の会社やプレイヤーとのコネクションをはじめとして、提案書の作成、事業計画立案まで力添えいただいた方がいたからこそ実現しました。採択されるためには初めに事業計画が必要となりますが、現地調査が不足していたうえに、「地域との関係性が構築されている」前提で作った計画だったため実情とは不一致。採択を目的として作ってしまった事業計画は、まさに絵に描いた餅でした。

もし、そのまま突き進んでいたら、大きな損失を伴い事業を諦めなければならなかったしれない、と振り返るたびに嫌な汗が出ます。

信頼のおける関係を築くことの大切さ

それでも弊社が事業を続けられているのは、やはり現地との繋がりが大きく関係しています。

まず、産業振興会との関係性があったからこそ、計画変更が難しい中で4回の方向転換ができたこと。次に、サポート事業の審査の際に出会ったシンクタンクのトップとの関係ができており、アドバイザーとして助言がもらえたこと。さらに、コロナ禍で採択企業の既存の計画がうまくいかない中、私は浜松への移住者として地域との関係ができており、コミュニケーションが取れたので柔軟に対応できたことの3つが、浜松で事業を継続できているのだと考えています。

このことから、地方で事業展開をする際は、地域の中に入り自分の足を使って調査して関係性をつくり、「この人とだったら一緒に仕事ができそうだ」と信頼をおける人と事業を進めることが最短ルートであると学びました。特に地域では、「〇〇さんからの紹介」の信頼性が高いという事実があります。正しく目的を理解してくれる紹介者が地域のキーマンを繋ぐことで、地域のネットワークは「点」ではなく「面」で繋がっていき、点で繋がるよりも何倍もの効果を生み出す可能性があるのです。その一方で、地域との繋がりをつくることは簡単ではなく、時間もかかることも実感しています。

地方の起業家である私だからできること

2020年7月から、個人間で地方の暮らし方や働き方を質問・相談できる移住支援プラットホーム「flato」をスタートしています。移住前の相談だけでなく、暮らしや趣味など属性での繋がりができると移住後のホームシックを解消できる、と感じて事業を進めていました。

その中で、一連の経験をもとに私が起業家であることから、起業家やフリーランスに対して地方との繋がりにおいて支援できるのではないか、ということに気づきました。私自身が実際に繋げる側に立った際の反響も大きく、需要を確信したのです。

この挑戦は、将来全国的に広げていく予定ですが、まずは繋がりがある浜松市からスタートします。「ベンチャー支援の街」としてベンチャー支援や新事業に積極的に取り組む浜松での起業を検討している方が、時間を有効に、そして、スムーズな起業ができるようサポートに尽力いたします。

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