フェンリルでは、新卒メンバーに対して入社後3か月間の研修期間を設けています。
研修には、職種に限らず新卒全員が受講する人事研修と、専門スキルを磨くための部門研修があります。
研修内容は以下をご覧ください。
＜人事研修＞
＜デザイナー研修＞
今回は新卒デザイナーの大西と、研修を運営したディレクターの岡が、デザイナー研修を振り返ります。
新卒デザイナーの研修前後の心境をはじめ、印象に残る研修プログラムや身に付いたスキル、今後の目標などをお話しします。
写真左から、岡（研修を運営したディレクター）、大西（新卒デザイナー）
岡
大西さん、研修おつかれさまでした！ 3か月前、研修が始まる前はどんな心境でしたか？
大西
研修は入社して初めてデザインの力を発揮する場なので、やる気に満ち溢れていました。その一方で、研修にしっかりついていけるだろうか、という不安もありました。
岡
そうですよね。私が新卒研修を受けたのは4年前ですが、その気持ちはよく分かります。初回のキックオフでは新卒の皆さんが緊張しているように見えましたが、研修を重ねるごとに発言が活発になり、積極的に取り組んでいる印象を受けました。研修を終えた今、心境はどう変化しましたか？
大西
まず感じたのは身の引き締まる思いです。フェンリルのデザイナーとしてやっとスタートラインに立てたという喜びと緊張感を強く感じました。
岡
先日、デザインセンターのメンバーに向けて学んだことを発表する「新卒研修報告会」がありましたね。程よい緊張感と熱意、そしてユーモア交えた発表がとてもよかったです！
岡
研修を振り返ると、真摯に向き合う皆さんの姿勢がとても印象的でした。どの研修でも、学んだことを課題で実践し、個々の力を発揮してくれたと思います。同期12名との交流もあり、互いに成長できたのではないでしょうか。
大西
新卒デザイナー全員が学生時代にデザインを学んでいたので、それぞれ違った得意分野がありました。それを生かして研修ごとに誰かが先生となり、助け合い、学び合い、励まし合ってきました。それぞれが個性を発揮していましたし、チームワークが取れていたと思います。
岡
すばらしいです。何でも気軽に聞ける同期は、貴重な存在ですよね。
岡
部門研修の中で一番印象に残っている研修は何ですか？
大西
SwiftUIについて学ぶ「デザインとコード」研修です。
もともとHTMLやCSSの知識はあったので、研修内容はそれと似た座学かと思っていました。でも実際の研修は「コードを基にデザインする」という実践的な研修で、それがとても新鮮でした。実装しながらデザインするのに苦戦しましたが、エンジニア視点にも立てるデザイナーになりたいと感じました！
岡
そう言ってもらえるとうれしいです！ 実は「デザインとコード」研修は、今期新たに取り入れた研修プログラムでした。デザイナーがコードへの理解を深め、実装を意識したものづくりができるようになることを目指す研修で、フェンリルのプロダクト「Sleipnir」の開発に携わったデザイナーに講師を務めていただきました。
（研修資料）
大西
他のメンバーも「UIをデザインするだけではなく、デザインしたものを動かすところまでできて楽しかった」とか「デザイナーがエンジニアリングを学ぶ意義を知ることができた」と、やりがいを感じていました。
岡
よかった〜！ この研修には一部の先輩デザイナーも勉強のために参加しました。私自身も改めてコードについて学べたので、実りのある研修だったと感じています。
デザイナーがエンジニアリングを理解することで、エンジニアとのコミュニケーションが取りやすくなったり、エンジニアへの要望や提案がしやすくなったりと、メリットがたくさんあります。フェンリルでは、デザインから開発、テストまでを一貫して行っているので、エンジニアリングに対する理解があると、作業効率が格段にアップすると思います。
大西
先ほどの「デザインとコード」研修に限らず、すべての研修において、先輩方には成果に対する改善点だけでなく、良かった点を含めたフィードバックをしていただきました。そのおかげで、自分の強み弱みを把握することができました。
岡
新卒には1名以上のメンターを付け、安心して成長できる環境を作っています。メンターが新卒メンバーのスキルや個性をしっかりと理解することで、それぞれに合った指導やサポートができたのではないでしょうか。大西さん自身が向上したと思うスキルや、研修で得たものは何ですか？
大西
私はFigmaのオートレイアウトやコンポーネント機能を使いこなせるようになりました。使うごとにデザインカンプの作成が素早くなったと感じています。それから研修全体を通して、自分の作ったものが他のデザイナーやエンジニア、クライアントにどう影響するのかなど、チームで働くことを改めて理解しました。
岡
デザイン作成において、Figmaは必須ツールですね。フェンリルではFigmaに関する情報交換が活発に行われているので、ぜひさまざまなテクニックを習得してみてください。最後に、大西さんはどんなデザイナーになりたいですか？
大西
私は、多様な考え方や表現ができる、引き出しを多く持つデザイナーになりたいです！ この目標を実現するために、まずは色んなツールやアイデアをインプットしたいです。同期や先輩デザイナーから新たな視点を吸収し、実務に生かしていきたいです。
岡
ぜひ頑張ってほしいです。私は今回の部門研修で、大西さんや新卒メンバーの成長をサポートできたことをとてもうれしく思っています。研修で得た経験や気付きを糧に、日々の業務でも自信を持って取り組んでくださいね。今後のさらなる活躍に期待しています！
