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わたしの初めての就職活動は初めての転職活動の時でした。

このストーリーをご覧いただきありがとうございます。
社会福祉法人あかね 西谷です。

以前もお話をしたかもしれませんが、私は学生時代に就職活動をしていません。今を遡ること20年程前、私が大学当時この日本は不況真っ只中、周りの学生も就職活動は大苦戦という状況でした。

そんな状況の中、私は何をしていたか?何にもしていませんでした。なぜ就職活動をしなかったのか?何をしていいか分からなかったんです。その状況をまずいとも思っていなかった。気が付いたら4年の春を迎え、夏が来て、秋になり、冬が過ぎてそのままどこにも就職せずに卒業し、どこにも所属せず世の中に放り出されたのでした。

人事という仕事との出会い

その3年後に私は人事という仕事に出会うことになります。3年間東京で過ごしていたのですが、さすがにお金も底をつき始め、東京のアパートを引き払い、実家に戻ってきてすぐにハローワークに行き、その日のうちに1社紹介され、翌日に面接に行き、当日に人事の仕事が決まったというのは以前ご紹介した通りです。

業界研究、企業研究、自己分析、エントリーシートの書き方の勉強、そういったものをやる前に就職先が決まってしまった。面接当日も持って行ったのはコンビニで買ったド定番の履歴書のみ。実は今もその履歴書のコピーを持っているのですが、本当にスカスカ。人事担当者からすれば何を聞いていいのかわからない感じ。

昔、学生さんからどうして、1社だけしか面接していないのにその会社に決めたのですか?とよく聞かれました。特にやりたいこともなかったし、自分の適性も分からなかったし、何かを残してきたわけでもなく本当にただの無職の人間に内定を出してくれるところがあるだけでラッキーと思ったからって応えていましたが、今振り返ってみてもこれ以外の回答が思いつきません。

この経緯が私にとっては、とても良かったと思っています。働き始めてからも「隣の芝生が青く見える」といったようなことがありませんでした。得意・不得意、やりたいこと・やりたくないことというものを自分で認識していませんでしたので、上司・先輩から教えてもらう仕事のすべてが新鮮でした。すべての仕事が楽しかった訳ではなく、覚えること、応用が求められることがとても多く、3年くらいはとてもしんどかったのですが、それによって仕事のモチベーションが上がる、下がるといったことは起きなかった。こういのが仕事して給料を稼ぐということなんだろうなということを漠然と考えていたと思います。こういう形で私は人事という仕事の基礎体力をじっくり、ゆっくり身に着けていくことになります。

キャリアを決定づけた転職エピソード

人事の仕事は本当に幅が広い。採用、労務管理、人事制度設計・・大きな組織ですと項目ごとにチームがあるくらい。幸いなことに私は1社目でこれらすべてを一通り経験することができました。そして、徐々に人事を生業としている自分を自己分析できるようになっていることに気づきました。人事の仕事の中でこの分野が強い・弱い、この分野が得意・不得意というように。良いか悪いか分かりませんが、好き・嫌いも出てきてましたね。自分がやりたいと思った仕事を説得力を持って周りに説明し、それをやらせてもらえるようになったのがこのころだと思います。

そうこうしているうちに、人事の一つの分野を深掘りしたい、それが叶わないのであれば、今とまったく違う業界の人事を経験してみたいと思うようになっていました。今いる環境が嫌だからとか、もっと良い条件の会社で働きたいとかではなく、人事という仕事を探求するための転職。人事という仕事で今後のキャリアを作っていくことが決定的になったきっかけでした。

初めての転職は自分でもびっくりするくらいスムーズに行ったように思います。応募したすべての会社に内定をもらったとかそういうことではありません。ただ、自分がこれまでやってきたこと、実績、できることできないこと、チャレンジしたいこと、転職で叶えたいことがクリアになっていたので、それを職務経歴書に書き、面接で説明するだけでよかった。適性検査や筆記試験がある会社は苦戦しましたが(笑)

結果として初めての転職で、自分が転職先に提供できること(これまでの人事経験)と転職先から与えてもらえること(これまで経験したことのない人事分野)の両方を叶えることができた形になります。深くは考えていませんでしたが、転職のタイミングもすごく良かったと思っています。あと数年早ければ、自分自身の核となる人事スキルがなかったでしょうし、あと数年遅ければ、自分が伸ばしたいスキルにチャレンジできる機会を転職先から与えられるチャンスもなかったでしょう。

人事の仕事って?これからのわたしのミッション

今、社会福祉法人あかねでは新たな人事メンバーを募集しています。このWantedlyでお会いできた学生の方の中には早い段階から人事の仕事に興味を持ってくださる方もいます。また、別の仕事に興味を持っていた方に人事の仕事をお話しし、そこで初めて人事の仕事を知ったという人もいます。お話しする時間も限られているので、本当は「人事とは」と一言で言い表すことができたらどれだけいいだろうと思うのですが、これがなかなか難しい。一言でまとめると間違ったイメージを持たれてしまうこともあるから、怖いなとも思います。

特に私がお会いした学生の方の多くは人事=採用の仕事というイメージを持たれています。就職活動の影響なのかもしれません。しかも採用=面接ととらえていらっしゃる。採用の仕事だけ切り出したとしても、そのタスクは面接だけではありません。むしろ採用業務の中で面接に要する時間はごくごくわずかとも言えます。私が人事を15年以上続けることができたのは、人事の仕事に対する先入観が全くなかったからだと思います。冒頭で申し上げた通り、就職活動をしていませんので人事=採用というイメージすら持っていませんでしたから。人事の仕事を調べて、自己分析を徹底的にして、人事とはこうだ、自分とはこうだと明確な考えを持ちすぎていたとしたら、早々に人事の仕事からフェードアウトしていたかもしれません。

私は人事の仕事に興味を持ってくださった学生の方にはできるだけ人事の仕事を体験していただきたいと考えています。わずかな期間で何が分かるかというと答えに窮する部分もあるのですが、それでも自分一人で人事の仕事を調べたり、自己分析をするより何倍も多くの気づきがあるでしょう。将来、人事の仕事をしてみたいと思ってくれる方を増やしていくということが、これから人事20年目を迎えようとしている私のこれからのミッションなのかもしれません。

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