みんな大好き "MBTI" と "組織" の話
こんにちは!ドクターズプライムの田です!
今日は、私たちの組織で活用している性格診断テスト16Personalities(弊社ではMBTIと呼んでいます)をご紹介いたします!
今回は弊社山田、最近ジョインした阿野、私の3人で対談形式でMBTIについて語り合いました。
目次
- この記事に登場する人
- MBTIとは?
- MBTIってどんなもの?
- MBTIとの出会い
- MBTIのここがすごい
- 自分ができることを理解して自己成長に繋げる
- 他者理解によって心理的安全性を生み出す
- 組織に浸透しやすいので組織作りに活用しやすい
この記事に登場する人
田 真茂
聖路加国際病院での救急医としての経験を経て、中高の同級生だった高橋と共に株式会社ドクターズプライムを創業。現在は新規事業の立ち上げなどを推進している。
ENFP(広報運動家)型: 理想の世界は「自由に冒険でき、それに愛する人たちがこぞって加わる世界」です!
山田 太亮
2018年に株式会社ドクターズプライムにジョイン。病院向け医師採用プロダクトの新規営業やカスタマーサクセス業務などを経て、現在は医師向けの新規事業の立ち上げを担当。
ESFP(エンターテイナー)型: 理想の世界は「自分が有名人でいつでも誰とでも仲良くなれる世界」です!
阿野 祥子
今年8月より株式会社ドクターズプライムにジョイン。現在はProductのオペレーション部分を構築するProduct-opsチームで業務を担当。まだ会社にジョインして間もないため、今回の対談でMBTIについての理解を深めていく。
ISFJ(擁護者)型: 理想の世界は「愛する人々の安全・健康・幸せが保証されている世界」です!
MBTIとは?
MBTIってどんなもの?
ano:私はまだMBTIについての理解が浅いので、ぜひお二人からMBTIの魅力や意義を教えていただきたいです!よろしくお願いします!
den:はい!こちらこそよろしくお願いします!ぼくたちの会社では組織づくりをかなり大事にしていて、組織を成長させるためにMBTIというものを活用しています。MBTIを活用することで、自己成長、相互理解を通じて組織作りにポジティブな影響を与えることができると考えているからです。
MBTIというのは4文字で構成されている性格診断テストで、それぞれのローマ字がその人の特性を表すものなんですね。4つの項目で2パターンずつあるので、2の4乗で16タイプという計算。4つの項目っていうのは下記の通りです。
- エネルギーの方向(E.外向的 | I.内向的)
- ものの見方(N.直観を重視 | S. 感覚を重視)
- 判断の軸(T. 思考で判断 | F.感情で判断)
- ものごとの進め方(J. 計画的 | P.探索的)
例えば僕はENFP(広報運動家)というタイプなので、「外向的で、直感を重視してて、感情で判断をして、探索的」な人ということになります。簡単に言うと自由人ですね(笑)
ano:私はISFJというタイプなんですけど、どういうタイプなんですか?
yamada:ISFJは「擁護者」と言われるタイプで、縁の下の力持ち的なタイプですね。心優しい人が多い印象です。
den:学生の時とかってお互い似た者同士で集まるのであまり考える必要ないんですけど(実際大学で親しかった友人達にやってもらったら半分以上がぼくと同じENFP(広報運動家)でした(笑))、社会に出るといろんな人と関わる必要が出てくるので、タイプが違う人たちと接する機会が増えますよね。そんな時に違う思考タイプの人たちのことをお互いに理解できないという状況が生まれることを回避するために、MBTIを活用することができると思います。
認識の齟齬から生まれる無駄な疑念や軋轢を回避するためにMBTIによる理解というのは非常に重要なんですね。
ただ型にはめたら良いっていうわけではなくて、相互理解の際にお互いの差分を理解するために1ツールとして認識しておくのが良いと思います。もちろん個人個人によって特性は違うし、性格診断とかで型にはめるのがあまり好きじゃない人もいると思うので、型にはめて「お前はこうだ」みたいにするとチームにMBTIが浸透しなくなるので、そこは気をつけたいですよね。
ちなみにソシオニクスっていう心理学のフレームワークをこれに組み合わせるとさらに理解が深くなるんですけど、これは話すと長くなるので次の回に取っておきましょう。
MBTIとの出会い
ano:なるほど!概要は理解できました。田さんは最初何でMBTIの存在を知ったんですか?
den: 僕たちが組織作りの参考にしてるパトリック・レンシオーニという人が書いている「あなたのチームは、機能していますか?」っていう本にMBTIについての記載があって、初めてやってみたことが始まりですね。その後理解すればするほど奥深くて面白いくなっていきました。
yamada:パトリック・レンシオーニの本にはかなりお世話になってますよね。
den: 最初は「広報運動家」とか「エンターテイナー」とかキャラみたいなものが出てきて面白という感じだったのですが、MBTIの解釈とか活用方法を勉強していくうちに「これは組織作りのためにめちゃくちゃ役に立つ!」って思ってさらにはまっていきましたね。
MBTIのここがすごい
ano: おもしろそうですね!次はMBTIの“すごいところ“について知りたいです!
den: MBTIのすごいところは「自分ができることを理解して自己成長に繋げることができる」点、「他者理解によって心理的安全性を生み出せる」点、「どんなタイプの人も好きになれる性格診断なので浸透しやすい」点ですね。
自分ができることを理解して自己成長に繋げる
den: 自己理解のために、自分が何が得意で、何が苦手か理解するのが大事ですよね。例えば自分だけで考えたり、ものごとを論理的に説明したり、計画的にプロジェクトを進めていく必要がある業務を、外向的で、感情で判断をして、探索的な人がやるのは適正としてはもったいないと思うんです。でも、周りの人に合わせてしまって自分に合ってない環境に行ってしまうことって誰でもあると思うんです。
自分だからこそできることで社会貢献することが自己実現のために必要だと思うので、自分ができることを理解して自己成長に繋げることがすごく大事だと思います。
他者理解によって心理的安全性を生み出す
den: 組織の中にはいろんなタイプの人がいるので、自分とは違うタイプの人たちのことを理解することは大事ですよね。そういう理解がないと、お互い悪気がないままに「この人批判しかしてこないな」とか「この人根拠のない発言ばっかりするな」とか無駄な疑念が生まれてしまいコミュニケーションが円滑に進まなくなって、結果的に心理的安全性が生まれにくいと思うんですよね。
yamada: それについては印象的な話があって、田さんって営業の目標とかかなり無謀な数値ぶち上げること結構あるじゃないですか(笑)僕あれずっと「なんでこんなに高い目標を設定するんだろう」って思ってたんですよ。ただそれって田さんはENFP(広報運動家)っていう未来の可能性をすごく信じるタイプだからで、現実の具体を見るSの要素が強い傾向にある僕とはものの見方がまるっきり違ったんですよね。
それを理解してから、田さんも無理な目標を設定しているわけではなくてちゃんと事業進捗のために最善だと思う発言をしてくれているんだな、ということを腹落ちさせることができたのはすごい良かったです。
den: そういう相互理解から生まれる場面って、色んなところでありますよね。
組織に浸透しやすいので組織作りに活用しやすい
yamada: 一般的な性格診断ってふわってしていて、相手のタイプを知ることはできても、お互いの違いをより理解するのは難しいと思うんですよね。ただMBTIについては、かなり論理的に整理されまとまっているものなので、いろんなタイプの人に好きになってもらいやすいなと思ってます。その特性のおかげで組織に浸透しやすいものになっているので、組織作りに役立ちますね。
den: この3つのメリットで、結果的に会社の事業成長に繋がると思ってます。なんでかというと、MBTIが組織に浸透することで自己理解からの自己成長が生まれる、さらに他者との相互理解によって組織の成長も生まれる。「自己」と「組織」が成長したら結果的に事業も成長すると思います。すごく当たり前な話なんだけれども、このサイクルを回すためには自己理解と相互理解が必要で、そのためにMBTIが役に立っていますね。