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「あれから10年…」新卒1期生だった人事・嶋根が語るドリコムの思い出

こんにちは!ドリコム孝橋です。

2017年第1四半期社員総会にて10年表彰を受賞した人事グループ長の嶋根啓介をご紹介します。

10年表彰は、その名の通り、ドリコム勤続10年を迎えた従業員を称える賞です。10年の歳月をドリコムで過ごした人にしかわからない喜びや苦労を、今回は本人の言葉で綴ってもらいました!

新卒10年間の思い出話

2007年に新卒1期生として入社し、2017年4月1日、入社して10年を迎えました。日記を付けているわけではないので曖昧なところもありますが、強く記憶に残る出来事を振り返ってみました。


先日の2017年第一四半期社員総会にて、勤続10年目表彰を受けた嶋根。

ドリコムとの出会い

話は就活生時代に遡ります。
もともとパソコンが好きだったこともあり、「パソコンが仕事になるなんてそんな幸せなことはない」という理由で就職先の候補としてIT業界を考えていました。加えて、当時はインターネット企業に注目も集まっており、多少ミーハーな気持ちでインターネット関連の会社に興味を持ったのも事実です。

そんな中、ブログサービスを運営するインターネットベンチャー、ドリコムがビジネスプランコンテストを開催しているのを見つけました。

実際にコンテストに参加して内藤社長をはじめとするドリコムの人たちと話すと、ブログだけにとどまらずインターネットが今後も起こしうる変化のスケールの大きさを感じ、それに向けた先見性と戦略的なアプローチの重要性を知り、ドリコムに対して本気の興味を持つに至りました。結果としてコンテストには優勝できませんでしたが、内定をもらい入社を決めました。コンテスト参加が機会に繋がったわけです。

当時のドリコム受付です。赤羽橋にオフィスがありました。

入社直後の緊急事態宣言

2006年2月、ドリコムはマザーズに上場しています。
私が入社したのは2007年4月なので、残念ながら上場の瞬間に立ち会うことはできませんでしたが、勢いのあるベンチャーに入社することは、ずいぶん鼻が高かったのを覚えています。

しかし、仕事を覚え営業として自分の給料分くらいの売上を立てられるようになった夏ごろ、全社員が集められ、緊急事態宣言が出されました。これは業績の急速な悪化とその対応策についてで、人事異動等々、大きな変化を伴うものでした。会社全体が動揺しました。多くの先輩や上司が辞めていき、後ろ向きな感情を抱く人も増えました。自分はどうすることもできず、またどうするべきか迷いに迷いました。

最終的にはやっぱり内藤社長やドリコムという会社が好きだったので会社に残る道を選びました。「道を選んだ」というとかっこいいのですが、100%前向きな気持ちを持てたわけではなく、つらい時期でもありました。今思えばいい経験ができたとは思います。


多くの退職が落ち着くと会社に残るという選択をした人たちだけの組織にはなったわけですが、ゆっくりと暗い海の底に沈んでいくような雰囲気だったことに変わりはありませんでした。そんな中で内藤社長が社内向けブログに書いた「それでもやはりこの会社で新しいものを産めなくなったら終わりだな、と思っています」というエントリは社内にさした希望の光のように感ました。おそらく私以外の社員もそう感じていたと思います。

その後、日本唯一の投稿型の着メロサイト、J研が収益の安定をもたらし、業績の悪化はストップ、さらにソーシャルゲームがヒットして再び成長軌道に戻りました。
2007年の入社間もなくの緊急事態宣言、経費削減のためのオフィス移転、再度成長軌道に乗りオフィスの拡張と移転を果たしたのが2012年。この間5年間は本当に濃い時間でした。最初の5年が濃すぎて、ちょっとやそっとの濃い目の味付けでは何も感じなくなっているかもしれません。

新規事業へのチャレンジと失敗

簿記2級を持っていたという理由から経営企画の仕事に就き、5年近くが経ち、ある程度管理会計の仕事も形になってきた頃、「自分も売上を作りたい」と当時の上司に相談して新規事業だった「ソーシャルラーニング事業」に異動しました。

経営企画に所属して各事業のKPI、経営数字も見てきた経験、いくつもの経営判断を目の前で見てきたので、新規事業の場でもクールでロジカルな意思決定で新規事業を華々しく成功させられるものだと思っていました。完全に甘かったですね。「売上」「利益」は見てきたけど画面の向こうの「お客様」を見てきたことは一度もないし、「ものづくり」を何も分かっていませんでした。


失敗を繰り返し、焦りが募りました。無理なスケジュールを引いてサービスの品質が落ちる原因をつくり、担当していたサービスがクローズに至ったこともありました。

最後に携わっていたアプリは、今は楽天株式会社とドリコムの合弁企業である株式会社Reducateが運営中の英語学習アプリ「えいぽんたん!」でした。採用活動を通じ「これで英語を勉強していました」という学生さんにお会いすることも少なからずあります。アプリストアの教育カテゴリの売上ランキングの最上位常連の定番英語学習アプリです。ソーシャルゲームのノウハウを詰め込んだ「続く英語学習」がコンセプトですので、ぜひ使ってみてください。

▼えいぽんたん!アプリ
続く英語学習 えいぽんたん!英単語からリスニングまで
『えいぽんたん!』はあなたのレベルにあわせた問題を出題することで、効率的で無理なく学習を続けることができる英単語アプリです。
https://reducate.co.jp/eipontan/
今でもアプリストアの教育カテゴリの売上ランキングの1位~5位くらいには必ず入っている定番の英語学習アプリです。

広告事業での小さな成功

数多の失敗から流石に色々と学び、次に異動した広告事業では相性もよく、アドテクノロジーをきちんと理解したうえで、広告効果の改善を追い続ける、数多い広告業界のプレイヤーの特徴を理解して提携や新商品の提案をする、といった仕事を伸び伸びとさせてもらいました。

当時、国内でスマホアプリの広告を出すには事実上特定の広告代理店を通さないといけない状況でした。良いビジネスだとは思いましたが、これではクライアントのためにならない、という想いから広告代理店の縛りなく広告出稿できる仕組みを模索しました。その結果として、ドリコムの名前がメディアに掲載されるなど、成果も出すことができました。

その他にもいくつかの商品開発や提携の実現を通じて社内で表彰されたこともありました。

2016年春に会社総会にて。VPを受賞し社員全員の前で表彰される。

そして人事へ

2016年4月からは新卒採用を中心に人事を担当することになりました。約1年間の業務を通じて新卒採用の大枠は見えてきたと思います。ただ、人事担当としての経験は浅く、他社の人事の方々を見ていると勉強になることも、悔しい思いをすることもまだまだ多いです。

多くの方に「ドリコムってどんな会社ですか」と聞かれます。この会社でしか働いたことがないので他社との比較は難しいのですが、「インターネット上のものづくり企業」と称しているとおり、ものづくりに対する真摯な姿勢、というのは弊社の特徴だと思います。職種の垣根を超え、いいものをつくること、それを通してお客様に喜んでもらうこと、そこに対して強くこだわることが弊社の文化の一つです。パッと見の派手さは無いですが、当たり前のことを堅実に重ねて、コツコツいいものをつくっていくことがドリコムらしさなのかなと感じています。また、もともと自由な雰囲気のインターネットの世界の会社なので、堅苦しくないフランクな社風というのもドリコムらしさのひとつだと思います。

あとがき

採用活動に携わっていると色んな夢や想いを持っている方に出会います。ドリコムはブログやソーシャルゲームなど、他社に先駆けて様々なサービスに取り組んできた実績のある会社です。インターネットの技術を使って世の中にまだ無いものを自分の手でつくりたい、まだ誰もやったことのないサービスにチャレンジしたい、そういう想いを持っている方はドリコムで働くと刺激的な日々を送れると思います。

広告事業部時代、営業の先輩がよく「営業が商品を信用できなくなったらすぐに売れなくなる」と言っていました。いま身をもってそのことを体感しています。自分の会社のことが好きじゃなかったら人事なんてできないと思います。私の好きなこのドリコムという会社を最強にしたい、ドリコムの想いに共感してくれる最強メンバーを集めたい、そんな想いで日々採用活動に取り組んでいます。

ドリコムでは、こんな気持ちで仕事をしたい仲間を幅広い職種で募集しています。

少しでも興味がある方は、以下のリンクよりエントリーをお願いします。


ドリコム新卒採用エントリーはこちら!
RECRUITING WEBSITE | 株式会社ドリコム
ドリコムの新卒採用特設サイト。
http://recruit.drecom.co.jp/
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