【社員インタビュー①】インフラエンジニアからデジタルプロデューサーへ。ここにきて世界が広いことを実感しています。
深沢 七菜
2012年4月新卒として(株)セブン&アイ・ネットメディアに入社。入社から5年間以上、インフラエンジニアとして従事。基幹システムからWEB系のシステムまであらゆるシステムの基盤を構築、保守、運用を担当。システムのセキュリティ資格取得の推進も実施。インフラだけではなく、もっとフロントや上流の業務を経験したいと思い、2017年8月に(株)デジタルシフトウェーブに入社。
世界はこんなに広いのか!人と人とのつながりが、仕事に幅や深みを与えてくれるのだと気づきました。
Q:入社のきっかけを教えてください。
大学卒業後、新卒でシステム会社に入社してインフラエンジニアを5年経験しました。インフラの世界は、どのように止まらないシステムを作るか?システムの安全性を高めるか?など、稼働率やセキュリティレベルが重要です。お客様を裏から支える存在なので、直接的にお客様の悩みや要求を見ることができませんでした。今思えば、システムの閉じた世界にいたような気がします。
次のキャリアとして、システムによってお客様の喜びが目に見えるフロント側で、お客様と一緒に何かを生み出す仕事にチャレンジしたくなり、元上司だった弊社社長の鈴木に相談をしました。「お客様側のシステムに携わりたいんです」と、渋谷マークシティで起業したばかりの社長の鈴木に直談判し、「厳しいけど自分の仕事は自分で作るんだぞ」と言われたことは今でも覚えています。その後、2017年8月、今からちょうど1年ほど前にデジタルシフトウェーブに入社しました。
Q:実際に入社してみてどうでしたか?
入社後は、「自分の仕事は自分で作る」べく、躊躇せずに自分からどんどん飛び込んでいきました。世界はこんなに広いのか!と思いました(笑)。入社するまで、多くの人と会って仕事をする楽しみを知りませんでした。
例えば、今、担当させていただいているイエクスト様の支援においても、宇陀栄次会長と会議の場や先方のオフィスで直接お話をさせていただく機会が多くあります。他のお取引先様とも、現場部門の方はもちろん役員の方とも直接お会いしてお話をする中で、経営者のビジョンをフィルターを通さず直接聞けることは、とても貴重な機会で勉強になりますし、何より判断が早くてスピード感のある仕事ができるのが楽しいです。
会社名や肩書ではなく、人と人とのつながりが直に感じられる環境で働くことで、仕事に幅や深みを感じられるように思います。
Q:つらいと思うことないですか?
確かに、提案した内容が受け入れてもらえないときにはショックです。でも、何が悪かったかじっくりと検証して気持ちを切り替えます。デジタルシフトを求めている企業様はまだまだたくさんいらっしゃいますし、私にできることはあるはずと、次につなげる前向きな気持ちです。
ただ、ずっとインフラをやっていたので、現場業務が分からなくて困ってしまうことはあります。それは自分の弱点だと認識しています。そういう時は、独自に勉強もしますが、お客様に聞いてしまうことにしています。「分からないから教えてください」と素直に聞いて教えていただく姿勢が大切だと思っています。
また、入社2か月で、急遽ニューヨークで開催されたイエクスト米国本社主催のカンファレンスに参加させていただいたときには、登壇した人の話が全く分からず、危機感と焦りとともに帰国しました。一緒に行った関係者は皆、英語でビジネスの話をしていることにも驚きました。恥ずかしながら、これまで、国を越えてビジネスをしている人を見たことがなかったのです。ここでも、自分がどれだけ狭い世界にいたのかを実感しました。こんな仕事のしかたもあるのだととても刺激になりました。
日本でほぼ知られていない新サービスを日本に浸透させる喜び。すべては自分次第だという面白味を感じます。
Q:今はどのような仕事を担当しているのですか?
今は、米国に本社を構える外資系のクラウドサービスの会社イエクスト(YEXT)日本支社で、日本でのサービス立ち上げの支援、販売・導入支援をしています。2017年7月に日本法人が立ち上がったばかりで、日本ではほとんど知られていないサービスを、お客様にどのように伝えるかはイエクストのチームと何度もディスカッションを重ねました。チームで失敗と成功を繰り返しながら、日本でほぼ知られていない素晴らしいサービスを日本企業に浸透させていく喜びが感じられます。
他にも、ベンチャー企業の新規ビジネスの立ち上げに携わり、企画から開発までを一緒に取り組んでいます。社長はじめ役員や現場の方とディスカッションしたり、市場調査や見積もり、金額交渉、導入支援、契約など、あらゆることを自分でやってみて、やってやれないことはないと思いました。
デジタルシフトウェーブは、フラット組織で担当が明確なので、責任は重いですが、その分、すべては自分次第だというチャレンジする面白味が感じられます。
デジタルの世界でも、それを生み出すのは人。良好なコミュニケーションは仕事をするうえで最も重要です。
Q:仕事をしていて男女差は感じますか?
社内の男女差はないです。個人の担当は明確に分かれているので、それぞれが独立して動いています。
得意不得意はもちろんあるので、分からない部分は他のメンバーにアドバイスを求めたり、意見交換をする中で、お互いに刺激し合って成長する雰囲気はあると思います。社内の懇親会やゴルフもたまにありますが、そこでも男女関係なくワイワイできるのは気に入っているところです。
もともと、男女差のある環境で働いたことがないので、自分にも周囲にも特に意識はしていないのですが、心がけていることとしては、女性ならではの雰囲気作りや細かい気づかいの部分でしょうか。時には意識的に聞き役にまわることもあります。
これは、男女関係なく言えることですが、相手との壁を感じるとしたら、それは案外自分が作っているものだと思うんです。デジタルの世界で生きていても、それを生み出すのは人なので、人と人との良好なコミュニケーションは仕事をするうえで最も重要だと考えています。そのためにも、構えずに素直な気持ちで相手と向き合うことは常に心がけています。
Q:最後に、入社して1年が過ぎた今の気持ちを教えてください。
入社してから1年間が過ぎ、会えるはずないと思っていた方に会えたり、他社の方とチームを組んで取り組んだり、海外のカンファレンスに参加したり、毎日が新しいことの繰り返しです。最初から最後まで自分で責任をもち、人間関係を作り上げていくことで、1年前に比べると自分の見る世界が一気に広がりました。大変ですが、成功と失敗を繰り返しながら、日々成長している自分を実感しています。