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外国籍メンバー採用から1年。delyグローバル化の取り組み、すべて紹介します

こちらの記事ではdelyのグローバル化の取り組みをご紹介します。(↗︎ こちらは2022/08/16に公開されたnoteをWantedly用に編集しています

00 . グローバル化の背景

delyはサービスを国内だけではなく世界80億人のユーザーに使用してもらうものに成長させるため、2021年から外国籍のメンバーの採用を行い、世界に通用する環境づくりにチャレンジしています。

グローバル化に向けた具体的な取り組みとして、2021年9月に人事部門内に「グローバリゼーションチーム(以下、GT)」を発足、外国籍の方が活躍できるように言語面でのサポート(面談・会議通訳)や、社内ドキュメントの英語化、そして英語を学びたい社員の成長を支える取り組みなどを行なっています。

【グローバル化の背景についてはdelyのPodcastでも語られています👉】https://open.spotify.com/episode/3BA1f8g36qT0nBv8O4bOm


今回はdelyのグローバル化を推進するための取り組みを、GTメンバーのYuichiさんとMarinaさんに伺いました。

グローバリゼーションチームの紹介

(左)平光 悠一郎/Yuichi
2021年9月入社。社内英語化の推進係として、マネージャー層メンバーの英語教師・翻訳を担う。

(右)山本 真里奈/Marina
2021年10月入社。通訳や外国籍メンバーサポートを中心に、社内のグローバル化に伴う雰囲気醸成のための企画を担当。

01 . 外国籍メンバーのサポート

01 - 1 . 通訳

Marina:
外国籍メンバーと上長の1on1やチームMTG、2ヶ月に1度行われる全体会議(delyの全社員が参加する報告会)などの同時通訳を行なっています。

通訳にあたりGT立ち上げ当初に意識していたのは、その人の人柄や意思がより伝わるようにすること。外国籍メンバーとチーム(事業部。英語が話せない社員がほとんど)の架け橋として積極的に1on1を実施したり、チームへ細かな連絡などを行っていました。

現在は、通訳者の自分が間に入るというより、なるべくチームと当事者同士でコミュニケーションできるような「心地良い場づくり」の意識を持って通訳を行っています。

また通訳と併せて、外国籍メンバーの入社後のフォローも徹底して行っています。言語の壁や文化の違いを超えて、みなさんがスムーズに、そして生き生きとdelyでの生活が過ごせるようなサポートを心がけています。

01 - 2 . 翻訳

Yuichi:
会社のルールブックや資料などの翻訳を行っています。

delyは社内規定や入社オンボーディング資料、評価制度などをすべて「Notion」にまとめています。外国籍のメンバーも必要な情報にスムーズにたどり着けるよう、英語化に対応しています。

💡ちなみに、slackコミュニケーションについては「DeepL AI(自動翻訳ツール)」を使用し、即時に翻訳対応できる仕組みづくりを行っています。


01 - 3 . dely’s Study-Meetup!

Marina:
グローバルメンバーに向けて、各事業部長や社歴の長い先輩社員が、delyの事業や歴史、カルチャーについてプレゼンし、その内容についてみんなでディスカッションをする企画「dely’s Study-Meetup!」を実施しました。

初回は4days・4セッションを開催。1〜3日目はそれぞれCFOの戸田さん、コマースカンパニー部長の大竹さん、リテールカンパニー部長の柴田さんが登壇。それぞれが携わる事業の内容を英語でプレゼンします。

最終日はCEOの堀江さんと大竹さん、そして柴田さんの3名に、dely創業時の思い出や苦労話、そして会社と一緒に育まれていった大切なカルチャーについて語っていただきました。

この会の目的は、言語の壁で知ることのなかったdelyの事業や歴史の詳細を、経営陣の生の声でお伝えすることで、プロダクトを開発する際のナレッジやカルチャー理解に繋げてもらうことです

イベント終了後に参加メンバーから、こんな嬉しい感想をいただきました。

It was a great experience. I was sitting close to them and as I watched them talk about past experiences, challenges and important moments when they were just starting I saw a glimpse of their younger versions taking on the world face on. That was surreal!

(本当に素晴らしい時間でした。彼らの経験・大変だったこと・初期の大事なエピソードなどを聞いている間、近くに座っていたのですが、世界の舞台で戦おうとしている若い3人がなんとなく見えた気がしました。想像を絶するものだった!)

また、登壇者の方々は日々英語を勉強しており、いずれプロダクトが海外展開する際はさらに英語を頻繁に使うこともあるため、この会を通して英語でのプレゼン力を鍛えるという目的もあります。

02 . 社員の英語学習

02 - 1. English learning program

Yuichi:
役員やマネージャー層の英語力の向上を目的に、定期的に1対1の英会話セッションを行なっています。会ごとにテーマを設定し30分程度の英会話をして、終了後に語彙や文法を中心にフィードバックを行なっています。会話を通したコーチングに近い施策です。

開始して7ヶ月ほどが経過しましたが、みなさんレベルを大きく伸ばしているなと感じています!

3ヶ月ごとに実施しているアンケートでも「英語のみで1on1ができるようになった」「レッスンした内容をそのまま実務に活かせるようになった」など、着実に英語力が伸びているという実感をお持ちいただいています。

02 - 2 . slackで英語学習のコツを共有

Yuichi:
slackの「English studyチャンネル」で、前述のEnglish learning programのフィードバックを全員が閲覧できるようになっています。当初はDMで個別フィードバックを行なっていましたが、オープンなチャンネルで行うことで、他の英語学習を行なっているメンバーにも参考にしてもらおうという取り組みです。

このほかにも、勉強方法や英語学習に役立つ動画、英語の単語・表現などもカジュアルに共有する場として活用しています。


02 - 3 . 英語の学習方法まとめ(notion)

Yuichi:
英語を学習したいメンバーがいつでも欲しい情報にアクセスできるように、「Notion」を使用し英語学習に関するTipsをまとめています

学習にオススメの教材から、頻出の英語表現や単語、英語でコミュニケーションするコツ、リスニング力アップのための勉強方法など目的に合わせてさまざまな情報を掲載しています。

03 . 社内のグローバル化雰囲気醸成

03 - 1 . English Lunch

Marina:
部署の垣根を超えて、日本人・外国籍メンバーと一緒にランチをしています。これは英語にカジュアルに触れることが目的です。

英語だけではなく時々日本語を交えたりと、参加したメンバーのレベルに合わせてゆっくりと、交流することを楽しんでいます。仕事以外のことをお話することも多いので、お互いのことを知り合う良い機会にもなっています。(なお、現在はコロナの状況の様子を見ながら開催しています)

参加したメンバーからは、もちろん「やっぱり英語は難しい…...」という声もありますが「楽しかった!」「またやりたいです!」というポジティブな感想を言っていただくことが多いですね。そして、次のEnglish Lunchを開催するまでに、それぞれ事前に英語の勉強をしてくるなど、delyメンバーのモチベーションの高さを感じることができるイベントでもあります。

最近は、色々な部署がEnglish Lunchをはじめとした交流イベントを自主的に行なう姿を見るようになったのが嬉しいです!


03 - 2 . English Meetup

Marina:
全社メンバーが参加できる英会話イベントです。

就業前後(朝8:30〜/夜19:30〜)に開催し、英会話のためのさまざまなテーマを用意しています。普段関わりのない部署の方々とも英語をきっかけに仲良くなれる場所です。

当日話すトピックや文章の型などは事前にSlackで共有。参加したいメンバーは自身のレベル(Level.1〜3)を選択し、同じレベルのメンバーとグループになって英会話をします。

[Level1]英語を文章で発することがまだ難しい方、普段業務であまり英語は使っていない方、Beginner![Level 2]英語の勉強を始めていて、綺麗な文法ではないが、簡単な会話ができる。もっとクオリティの高い日常会話にしたい。ビジネス英会話も少しだけ触れてみたい[Level 3]業務で英語を使う。日常会話はクリアでき、もっとビジネスのことや深い話を英語で話せるようにしたい

レベル1のグループには会話の指揮・英語のお助けをするファシリテーターがつくのでビギナーの方にも気軽に参加できますし、ビジネス英語レベルの方も楽しんでいただけています。

回数を経ることで社内の英語への意欲も高まり、各々の部署や知り合い同士と英語で活動やランチに行かれてる姿、英語の勉強に対するモチベーションもみられるようになりました。English Meetupの一番の目的が達成されたと感じています!

6月までは週に一度実施していましたが、現在は月1回程度の頻度を目指し、現在のdelyのグローバル化のフェーズを見ながら、コンテンツ内容や頻度も調整していきたいと思っています。

Yuichi:
現在は、部署ごとに「English Meetup」を開催しています。
まずは試験的に、外国籍エンジニアが多数在籍するTRILLカンパニーのリーダー層が集まる定例で実施。英語でのアイスブレイクや、会議内で英語で話してみる試みをしています。

現在はエンジニア中心ですが、徐々に参加する対象メンバーを増やし、今後はデザイナーやマーケティングチーム、そしてセールスメンバーと、英語が使える部署を増やしていきたいですね。

04 . その他

04 - 01 . How I work: 1-2min video!

delyメンバーに英語でインタビューをしたショート動画を、社内向けに展開しています。出演者は日本人メンバー・外国籍メンバーの両方で、社内のグローバル化の第一線として活躍している方達をスクープしています。

この動画ではどんな国籍の方でも英語で話していただいてます。メンバーそれぞれが考えるグローバル化に対するポジティブな想い・メッセージに込められています。グローバルメンバー・日本人メンバーからも「いつもビデオ観てます!」「みんな英語頑張ってますね!」などのポジティブなコメントも多くいただいています。

delyのグローバル化、「これから」の話

──2021年9月に発足したグローバリゼーションチームは、まもなく1年を迎えますね。これからの取り組みはどう変わりますか?

Marina:
2021年の秋にジョインしてから今までは、delyのグローバル化への環境を整える「0→1のフェーズ」でした。通訳・翻訳でメンバーをサポートし、Meet upや英語学習を通じてメンバーの雰囲気を醸成しました。次は1→10に拡大していくフェーズですね。

Yuichi:
具体的な話で言うと、delyのグローバル化の方向性、つまり「どこに注力するのか」を改めて検討していますね。「どのような学習プログラムを組むのか」「全社向けの学習プログラムを組むのか」など、より多くのメンバーが英語を話すことができるような仕組みづくりを考えていきたいと思っています。

Marina:
引き続き行っていく雰囲気醸成、つまりカジュアルなコミュニケーションの部分でいうと、ボードゲームやウルフゲームなど、英語で簡単に遊べるような部活動やイベントを作ったり、初心者でも参加しやすい文法・会話講座などを企画したいなと思っています!

また、今までは日本語話者向けの英語イベントを行ってきましたが、今度は英語話者のエンジニアに役立つ事業関連の勉強会や、異文化理解や寄り添ったコミュニケーションを学ぶ会、そして気軽に日本語で話せる・勉強できるランチなど、少しづつ企画の幅を広げていくことができたらと思っています。

グローバルな環境をつくること、そして英語を学ぶことをたくさんの方により親しみやすく、身近に感じてもらえるよう、GTの取り組みをアップデートしていきたいです。まだまだ、やりたいことはたくさんありますね!

私は「会社のグローバル化」という仕事は終わりがないと思っているんです。いろんな背景の人がいて、さまざまな言語、そして文化の壁がある。だからこそ出来ることが沢山あります。今は、「ここがゴール」と決めずに着実に第2ステップを進めていければいいなと思っています。

delyは積極的に採用を行っています💡

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