2021年6月4日にリリースした、不動産特定共同事業用のクラウドファンディングシステム「BLITZ CFS」は、自社の苦労から生まれたプロダクトです。
不動産特定共同事業とは、不動産会社がクラウドファンディングで出資金を集めて不動産を購入運用する事業で、「不動産特定共同事業法」という法令に基づいて許可・登録が必要です。
2018年に法改正があり「小規模不動産特定共同事業」が新たにスタートしたのですが、世間には不動産特定共同事業法の情報がほとんどありませんでした。
弊社はこのクラウドファンディングという形態にいち早く興味を持ち、小規模不動産特定共同事業登録の取得を進めたのですが、その道のりは困難が伴いました。
・そもそも前例・情報が少なく、どう進めたらいいかわからない
・システムの要件が法令により定められており、どうすればシステムを適合させられるかわからない
・システムの要件が増えていくにつれ開発費が高騰
・システム会社も初めてなので「必要な工数の見積もりがわからない」
という状況でした。
約1年かけて、ようやくスタートしたのが「DAIMLAR FUND」というクラウドファンディングサイトでした。
私たちは当時の苦労から、「きっと同じような悩みを抱えている会社は多い」と感じ、自分たちが得た知識や経験を共有したいと考えました。
BLITZ CFS は経験をもとに「システムから運用まで一貫サポートする」ことを目指したプロダクトです。法令要件を満たしつつも、開発費用の高騰を抑え、手軽で実務寄りなシステムです。
そして BLITZ CFS のクオリティ向上とサポート促進のためにIT事業部を創設しました。
法令に適合した、適切なプロダクトがより多くの不動産仲間で共有され、ゆくゆくはこの不動産特定共同事業を発展させていくことが、私たちの目標です。
執行役員CSO
畔辻 智洋