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スタッフクレジット Vol.2【桜ミク×弘前 さくらまつり】

2019年から毎年コラボレーションを行っている「弘前さくらまつり」と桜ミク。
それまでイベント等の企画展開を行っていなかった桜ミクと、弘前を代表する春の祭典のコラボはどのような経緯で実施されることとなったのでしょうか?その裏側についてインタビューを行いました!

そして、本日から「ひろはこ」×雪ミク キャンペーンの実施がスタートしました。
「ひろはこ」とは、弘前市及び函館市が連携し、相互誘客や周遊観光の促進を目指していくキャンペーンのこと!
この機会に是非、弘前と函館を訪れてみてはいかがでしょうか?

弘前さくらまつり公式HP https://www.hirosaki-kanko.or.jp/edit.html?id=cat02_spring_sakura

弘前さくらまつり×桜ミク情報 https://www.hirosaki-kanko.or.jp/edit.html?id=sakura_miku


◇スタッフクレジット

<<企画スタッフ>>
企画・監修担当:弘前観光コンベンション協会 事務局長 白戸大吾様
        クリプトン・フューチャー・メディア株式会社 ライセンス応用チーム 斉藤大輔


◇当社企画担当・斉藤 インタビュー


1.桜ミク×弘前さくらまつり コラボ発案のきっかけ
初音ミクの派生キャラクターとして「桜ミク」は2011年頃から存在していたのですが、フィギュア等のグッズ販売のみに留まり、地域やイベントとのコラボはしていませんでした。
日本には数々の桜の名所があるので、桜ミクが桜の名所とコラボしたら面白いなと考えたのがきっかけです。
私自身 学生時代を青森県弘前市で過ごしており、毎年桜の時期には弘前を訪れていましたので、弘前の桜が素晴らしいことは身をもって認識していました。
また「初音ミク」のイベントは東京・大阪・札幌に集中しており、東北地域での展開はほとんどできていなかったため、弘前で「桜ミク」コラボが実現できれば、それをフックに東北の皆様にも「初音ミク」に興味を持っていただけるのではないかという考えもありました。
そこから弘前観光コンベンション協会の白戸様をご紹介いただき、ご相談を始めたのがきっかけとなります。


2.企画立ち上げから、実施までの流れ
初年度はとにかく時間が無かったと記憶しています。
過去のメールを見返したところ、初めて弘前市様とお打ち合わせをしたのが2019年1月18日でした。そこからイラストを発注し、約2か月強でグッズ制作、弘前現地での施策内容についてなどを話し合って決めていき、3月末にプレスリリースを出しました。
正直、絶対にオススメできないスケジュール感です。自分でもよく実施に漕ぎつけたと思います(笑)
しかしながら、このスピード感でコラボが進められた理由が2つあります。
1つは窓口となっていただいた弘前観光コンベンション協会様が、我々キャラクター版権元の事情や考えを尊重してくださり、柔軟な対応をいただけたからです。
もう1つは、どうしても4月末には桜が咲いてしまうからです。なんとか間に合わせなければ…と必死でした。

3.イラストレーターさんへの発注
さくらまつりとのコラボであることを明確にするため、弘前市内の桜の名所や弘前城、岩木山などの弘前ならではの風景を入れていただくよう依頼をしています。
参考資料として様々な風景の写真を弘前コンベンション協会様から提供いただき、「桜の時期の弘前を桜ミクが訪れている」という場面をイメージしてお願いしました。
遠方から来たファンの方々には、イラストの背景となっている各地を訪れた際に「あのイラストで桜ミクがいた場所だ!」という意識を持ってもらえるのではないかと考えています。
また、地域とのコラボで一番重要なのは「桜ミク」を地元のみなさまに受け入れていただくことだと考えていたので、見慣れた光景がイラストに入っていることで少しでも「桜ミク」に親近感を持ってもらえればという願いもありました。
こちらからの発注はもちろん、依頼したイラストレーターの皆様が的確に意図をくみ取って制作してくださったため大変助かりました。


4.コラボの反響
実際に弘前を訪れてくれた初音ミクファンの皆様からは良い反響をいただけたと考えています。
嬉しかったのは、このコラボをきっかけに現地を訪れ 弘前の桜を知ったファンの方が「桜ミクコラボが無くてもまた見に来たい」と言ってくださったことです。
もちろん、今後もコラボは続けていきたいですが、それはそれとして「弘前の桜」そのものを好きになってもらえたことにこそ、このコラボを行う意味があったのではないかと考えています。
複数年コラボを継続いただいたことで、あまりキャラクターに馴染みの無かった地元の年配の方々にも「桜ミク」を認識してもらっているのも嬉しいです。


5.4年間のコラボの中で特にお気に入りのイラスト・グッズ
思い入れが強いのは、2021年に出した『弘前さくらまつりガイドブック2021「桜ミクと楽しむ101回目の桜」』です。
前年の2020年は、新型コロナウイルスの影響で記念すべき100回目のさくらまつりが中止となってしまいました。これは非常に悔しかったです。桜の時期には弘前公園の城門が閉ざされ、立ち入り禁止になるという前代未聞の状況でした。
2021年はさくらまつりの運営の皆様が感染対策を講じてくださった上で、規模は縮小したものの開催することができました。
前年の中止を乗り越えての開催には、地元の方々も運営の皆様も様々な想いをお持ちの中で
「桜ミク」をフックとしたガイドブックを出していただいたのはとてもありがたいなと感じました。


6.最後に一言!
数年にわたり桜ミクでのコラボを実施していただいておりますが、新型コロナ等の影響で思うように実施が出来なかった部分もあります。
ですので、まずは何の懸念もなく皆が楽しめる「弘前さくらまつり」がもう一度見たいです。
その日を心より楽しみにしています。



◇弘前観光コンベンション協会 事務局長 白戸大吾様 インタビュー


1.初音ミク(桜ミク)を知ったきっかけ・コラボレーションを行うIPとして着目した理由を教えていただけますか?

「初音ミク」の存在は、以前から新聞やテレビ等のメディア報道により知っていて、その世界的な活躍・人気から、いつかコラボできたらと夢見ていました。
弘前市は2020年に第100回の弘前さくらまつりを迎えるにあたり、何かこれを記念する新しい取り組みができないかを模索していました。
そんなところに、弘前さくらまつりをよく知る、クリプトン・フューチャー・メディア社の斉藤様より、「桜ミク」とコラボしませんか?とご相談いただいたのがキッカケです。
また、青森県を訪れる観光客の8割以上が中高年層ということもあり、若年層の観光客誘致と話題性の高い画期的な取り組みを実施したいと考えていたことも、コラボを後押ししました。


2.企画を実施してみて、ネットでの反応や実際に来場される皆さんのリアクションはいかがでしたでしょうか?

先ずは、Twitterでの発信力には本当に驚きました。瞬く間に初音ミクファン層や若年層の方々に「桜ミク×弘前さくらまつり」が広まった感じがしました。
そして実際にご来場いただいた方々からは、「桜ミクをキッカケに初めて弘前を訪れました。」「弘前城の桜は本当に素晴らしいですね。」「いい街ですね、また来ます。」などと言っていただき、本当にうれしい限りです。
今では、公式グッズとして販売している法被を着た方々が、弘前城だけでなく、マップを片手に弘前の街を楽しく観光しています。


3.初音ミク(桜ミク)の印象深い楽曲があれば伺いたいです!またこのコラボ企画に注目してくれているみなさまに向けてメッセージをお願いします!

2021年の桜ミク×弘前さくらまつりテーマソング「春を待つ人」です。
この楽曲の「蕾はいつのまにかほころび 新しく生まれ変わるような春を 春を待ってた」という歌詞が、長い冬の終わりと、そして一斉に咲き誇る弘前城の桜の開花を待つ、弘前市民の気持ちを上手に表現していて大好きです。
2023年の弘前さくらまつりは、桜ミクとのコラボを始めて5年目の節目となります。
この5年間で蓄積された、弘前の桜の名所と桜ミクの描き下ろしイラストは20枚を超えました。
たくさんのイラストを使用した弘前ならではの企画で盛り上げたいと思っていますので、ぜひ、弘前へお越しください。

お二方ともインタビューへのご協力ありがとうございました!
美しい弘前の桜を愛するみなさんのご尽力があり、このコラボが実現したんですね…!
是非 春の訪れを感じに弘前さくらまつりを訪れ、街中にいる桜ミクに会いに行ってみてくださいね!


スタッフクレジット シリーズでは、普段あまり聞くことのできないIPコラボレーションの裏側を企画・制作担当のみなさんに伺っていきます!引き続きお楽しみに…!
企画立案や商品開発、イベント制作・サービス運営などに興味のある方、ぜひクリプトンでご自身のアイディアやコミュニケーション能力、好奇心、熱意を活かして働きませんか?
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