1
/
5

【News】青少年のサイバーセキュリティ人材育成に向けて、米国カーネギーメロン大学のハッキングコンテスト「picoCTF」とのスポンサー契約を締結

 コグニティブリサーチラボ株式会社は、米国カーネギーメロン大学で開発・運営されている青少年向けサイバーセキュリティスキル育成プラットフォーム 「picoCTF」とのカテゴリー・スポンサー契約を締結しました。近年サイバー脅威は高度化しており、セキュリティ人材の発掘と育成の社会的要請は高まっています。弊社は、本プラットフォームを国内展開し、セキュリティスキル教育の推進およびハッキングコンテストの開催を通じて、我が国の若者世代のサイバーセキュリティ人材の技術者増加とスキル向上を実現します。( 本取り組みは、東京大学との共同研究の一環です。)

(以下の画像は picoCTFサイトから取得)

▼高まるサイバー脅威、高レベルなセキュリティ人材の発掘・育成

 近年サイバー脅威は高度化しており、国家レベルでの軍事的なサイバーテロや、暗号資産等へのサイバー犯罪、政府機関へのハッキング等が増えています。2020年以前も国家レベルに限らず、企業や個人レベルでもサイバー脅威はありましたが、withコロナによるテレワーク推進により危険性はさらに高まっています。2020年12月には、経済産業省からも経営者に向けたサイバーセキュリティ取り組みの強化に関する注意喚起がありました。今後も世界的なデジタル化が進むことは必然であり、一層のサイバー脅威に関する対応と、適切な人材の育成が急務となってきます。

 サイバーセキュリティに関する懸念は以前からも上がっており、2016年の経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」レポートでは、市場成長の鍵を握るIT人材として、ビッグデータやAIを扱う「先端IT人材」と並んで「情報セキュリティ人材」が挙げられていました。そして官民での様々なセキュリティ人材育成の試みがなされる中、今年1月には防衛省によるセキュリティ人材の発掘を目的とした「防衛省サイバーコンテスト」が開催されることが発表されました。

 このようにセキュリティ人材への社会的な要請が高まる中で、弊社は次の時代を担う青少年向けのセキュリティ人材育成を推し進めるべく、米国カーネギーメロン大学がサイバーセキュリティスキル育成プラットフォーム 「picoCTF」のカテゴリー・スポンサー契約を締結いたしました。

▼ 青少年向けハッキングコンテスト「picoCTF」

 CTFとは「Capture-the-Flag」の略称であり、コンピュータセキュリティ技術の競技であり、「ハッキングコンテスト」や「ハッカーコンテスト」とも訳されます。競技参加者は、コンピュータサイエンスの知識と技術を用いて、リバースエンジニアリングやネットワーク解析等を行い、主催者によってコンピュータ内に隠された フラッグ(旗)を見つけ出すことを競い合います。近年、CTFはサイバー防御とサイバー攻撃を学ぶ教育手法として、全世界で開催されるようになりました。

 picoCTF は、米国カーネギーメロン大学のサイバーセキュリティの専門チームによって中高生向けに開発され、2013年から運用されてきました。特徴はゲーミフィケーションの思想が取り入れらていることであり、受講生は picoCTF通じて、手を動かし楽しみながらセキュリティ技術に関する学習もできるため、脳への定着も良く、高い学習効果を得ることができます。

▼米国サイバー防衛研究拠点機関である「カーネギーメロン大学」

 コンピューター科学分野で頂点に立つカーネギーメロン大学では、今日までに米国国防総省の助成金を受け、様々なコンピュータ科学におけるプロジェクトが進めてきました。大学での研究成果は公にされていないものも多数ですが、一方で国防総省のAI技術に関する DARPA チャレンジでの優勝等の実績を持ちます。特に、弊社CEO苫米地がフェローを務めるコンピューターセキュリティ研究センター(CyLab) は、超並列人工知能によるサイバー防衛とホワイトハッカー養成で全米をリードしています。800 チーム以上が全世界から 参加するCTF最高峰の DefCon も CyLab の学生チームが常勝しています。

▼ 弊社CEO 苫米地、サイバーセキュリティの専門家

 本CEO 苫米地は、フルブライト留学生としてイエール大学大学院に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学びました。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学の分野で世界トップレベルと呼ばれるカーネギーメロン大学大学院 計算言語学研究 博士課程に転入し、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得しています。現在は、2008 年より同大学 CyLab のフェローや、米国のサイバー防衛の研究拠点の一つであるGeorge Mason 大学 C4I and Cyber 研究所の客員教授、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構未来イノベーション研究所の研究院客員教授(次世代サイバーレジリンスに関わる応用研究)等を務めています。

▼ 今春、日本の青少年に向けたハッキングコンテストを開催予定

 今後は、picoCTFを用いて、セキュリティスキル教育の推進と、コンテストの開催をすることで、我が国の若者世代のサイバーセキュリティ人材の母数拡充につなげていきます。今春には、日本版picoCTFの開催を予定しています、今後のリリース発表をご期待ください。

▼ 弊社 CRLに興味をお持ちいただいたあなたへ

●現在、募集しているエンジニア職(中途採用、学生インターン、業務委託など)
A)教育プラットフォーム開発 ※NEDO関連プロジェクト
B)次世代コンピューティング開発
C)ブロックチェーン技術開発

●弊社CEO苫米地によるメッセージ動画がございますので、ぜひご覧ください。
1)エンジニア募集に向けて
2)国内GAFAMで働く皆さんへ

コグニティブリサーチラボ株式会社's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings