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【メンバーインタビュー】 メディア・イベント事業部長の江藤さんが今後めざすものとは?

江藤勇也(えとうゆうや)さん
株式会社CotoLab.が運営するDIGLE MAGAZINEの編集長を務める。同時に国内最大のフェスメディア『Festival Life』の運営ディレクターでもあり、年間に訪れるフェスは国内外25〜30程。年間52週間なので1年の半分の週末はフェス会場で過ごしている。

こんにちは!コーポレートの栗原です。今回は、ミュージック・ライフスタイル・メディア『DIGLE MAGZINE』の編集長でありメディア事業部の部長である江藤勇也さんに、メディア事業のこれからについてインタビューを行いました。ご興味ある方は、事業立ち上げ期についてのお話もぜひごらんください。


ゼロから音楽メディアを立ち上げて100万PVに至るまでとこれから|Etoo
2017年の10月にスタートし、自身が編集長兼デザイナーを務める「DIGLE MAGAZINE」が19年5月の月間PVで100万に到達しました。ここがゴールではないですが、1つのステップを上がれたので、ここに至るまでの感謝も含めてどういった流れで今に至ったのかを残しておこうと思います。 プレイリスト&カルチャーメディア | DIGLE MAGAZINEプレイリスト&カルチャーメディア | ...
https://note.com/etoo/n/n0b6bc340343b
ティッシュ配りから10年。CCOとして2020年からやりたいこと|Etoo
年末に大学の同期と飲んだとき、気づいた。 「俺たち学生卒業してから10年経つんだ」 まぁダブったやつもいたので必ずしもだったけど(笑)、少なくとも自分はそうだった。一浪して入ったので卒業した年は23歳である。 自分は普通の4年生大学だったが3年の冬休みに、専門学校のバナーをベッドで寝転がりながら見つけてから グラフィックデザイナーに俺はなる! ...
https://note.com/etoo/n/n02e399d68331

ーまだストリーミングサービスが黎明期の頃、プレイリストの楽しさを知ってもらうため2017年にスタートしたミュージック・ライフスタイル・メディア『DIGLE MAGZINE』。メディアチームにとって2023年は、どのような年だと位置付けていますか?

リビルド(再構築)の年だと思ってます。22年後半から組織内の人員の入れ替わりもかなりあったりして、雰囲気も変わってますし、コロナ禍を経て音楽を取り巻くIT環境、メディアの在り方など急激に変化が出てきています。

立ち上げ当初から標榜していたストリーミング/プレイリストの普及としてのプレイリストメディアという役割は完全に終わったかな、と考えていたタイミングでコロナ禍になり、次の方向性がなかなか見出しづらかったのですが、少しずつ見えてきたこともあり、〈ミュージック・ライフスタイル・メディア〉という呼び方に変えました。

まだ大きくは変えられていないですが、今後はよりwebとリアルをシームレスに繋げ、音楽ファンに向けた総合的な体験価値を高めるお手伝いをする存在になっていくことを考えて動いています。

そのためには旧来的な音楽メディアの発想から抜け出し、数多の新しいチャレンジを経て、本当の意味での新しい音楽体験を届ける存在になっていく必要があります。その土台を作るため、イチから新しいメディアを作り直すようなマインドで取り組むタイミングだと今年は捉えています。

ーメディア事業部は、今どのようなチームになっているとお考えでしょうか?

今のチームは化学変化が起こる直前といったところでしょうか。個々人の強みの良い組み合わせを探っているというか。それぞれの良さを持ったメンバーが集まってるので、どう連動させていくかは僕の一番の課題かなと思っています。

ー今の日本の音楽ライブイベント業界は、どのように映っていますか?

フェスを中心に見てるのでその観点からになりますが、地方自治体と結びついて多様化した音楽フェスのような自由な良い面もありますし、どこか似たような出演者ばかりになってしまっているといった凝り固まっている部分もあると思います。新たな音楽を知ってもらうという点で、発信側がもっと頑張らないといけないなとは思っていますね。

その他の面では、特にテクノロジーへのアプローチと海外からの集客はまだまだだと感じています。特にテクノロジーの導入については、演出面には目が向いてる様子がありますが、インフラ部分はほとんど進化できてないなと思います。また、音楽面でのインバウンド勢の受け入れもあまり進んでるとはいい難く、観光予算の中に音楽シーンを入れ込む流れは今後の日本の状況を踏まえると取り組むべき箇所だと思います。

また年々チケットの料金も上がる中、収入がまだ少ない若者に対しての施策もあまりないので、他外国より全体的には若年層の参加が少なくなってるのも問題ではないでしょうか。提供プラン設計を見直して、収益性の高いチケット、ラグジュアリー路線などコンテンツを作り、若年層のチケット代の財源に充てるなど若い世代にフェスを体験してもらう手立てが急ぎ不可欠かと思います。

そういった課題を解決するためには、一社で変えていくというより、個人イベンターも含めて同業者や近しい業態が手を取り合って進めていく必要があるとは思っていて。みんなどこかで課題を感じていることを、スピード感をもってスムーズに意見を出し合い、全員で解決と発展を目指すことが重要なんじゃないでしょうか。コロナ禍でフェス同士の横のつながりがあまりなかったということが話題になりましたが、イベントレベルでも、そのような動きが日本の音楽シーンのボトムアップのためにも必要だと思っています。

ー今後力を入れていく音楽ライブイベント事業について、2023年・2024年の展開、チャレンジしたいことについて教えてください。

イベント制作会社でもない僕らがやるべきは、まず真っ当に「音楽イベントとしてクオリティの高いものを当たり前に提供できるようになること」で、僕らとしてはそれ自体がそもそもチャレンジです。その上で、僕らの強みであるIT的なアプローチを持って差別化をしていきたいですね。

先日、当社CotoLab.と株式会社チケミー業務提携を開始をしましたが、そういったチケミーさんとのNFTチケットの取り組みもそうですし、今準備を進めてるDIGLE SOUND.DAOでの音楽ファンのコミュニティ、イベンター同士の共創関係の構築などは実現したいですし、その先に独自通貨と決済システムによるエンタメ特化の経済圏構築なんてものまで広げられたら、面白い取り組みになると考えています。そういった次世代の取り組みを想定の域ではなく現実的なモノととして実装していける仲間も探してるので、ぜひ連絡ください!

ー江藤さんご自身としては、今後さらにどのような領域で活躍していきたいと考えていますか?

自意識過剰かもしれませんがすでに面白いポジションにいるとは思ってるんです(笑)。国内外のフェスシーンをトップレベルで体感し、日本のインディシーンを見続け、ITに明るく、サービスを作る能力も一応持ち合わせてる人間なので、僕としてはそのスキルセットと環境を活かして、さまざまな現場で得たヒントにITや他分野要素を組み合わせてモノ・コトの価値の拡張をしていきたいですね。音楽で熱狂を生めるヤバい場所を作りたいと思ってます。特にアジアの音楽シーンを接続する流れを作る一員になれたら、また面白いことが起こせるんじゃないかなと思ってます。30年位までにはアジアでは知られたイベントブランドの一角になりたいですね。

ーCotolab.の魅力や、メディア事業部でできることやおすすめポイント、こういう人が向いているなどを教えてください。

自由ってとこじゃないですかね。あまり凝り固まったようなルールは他社に比べたら多くはないです。ただ、もちろん大きい会社じゃないので責任はその分ついて回ると思ってください。やらないといけない仕事はありつつも、成長に結びつくアイデアやアクションはすぐ動けたりもするので、自分はこれをやりたいんだという熱意や、今までになかった新しいものを積極的に創造していきたいと思ってる人には楽しいと思います。

江藤さん、ありがとうございました!

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