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数度の転職を経て、チャレンジする場を貿易スタートアップShippioに決めた理由

※サムネイルは愛猫です。


はじめに

2021年5月にShippioに入社した竹原と申します!

なぜShippioに転職することを決めたのか、私のキャリアに対する考えと、自身のキャリアを振り返りながらお伝えさせてください!

こんな人に読んでもらいたいと思って書かせていただきます!!
 ・大企業にいて今後のキャリアに悩んでいる。
 ・新しいことにチャレンジしたい。
 ・スタートアップに興味があるけど踏み出せない。
 ・物流やサプライチェーンの専門性を生かしてダイナミックなチャレンジがしたい。

▼学生時代の話は無いですが、ラクロス部でした


そもそもShippioって何してるの?

Shippioは、フォワーディングと呼ばれる貨物の輸出入手配に加え、企業の貿易業務プロセス刷新のためのクラウドサービスを提供しています。

テクノロジーを活用して貿易の可視化・標準化・連携を行い、物流業界の新たなスタンダードを実装する。物流やサプライチェーンを競争力の源泉として、日本をはじめとする世界のものづくり産業の成長を支援していくことを目指しています。

私のキャリアに対する考え方

私自身のキャリアは、スペシャリストではなく、Theジェネラリストです。

ジェネラリストとしてどうバリューを出していくか悩んだ結果、今は「希少性」と「実行力(実績)」が大事だと思い始めています。
希少性は、今までの経験の掛け算が増えれば増えるほど高まると思っています。
(今はT型人材とかも注目されてますね)

私は、35歳までに希少性と実行力を高め、30代後半からは経験を活かして人生を賭ける大きなチャレンジがしたいと思っていました。
(実際は32歳でShippioにて大きなチャレンジ開始!!)

私自身のキャリア

2011年04月〜 みずほ銀行:法人営業
2017年08月〜 ベガコーポレーション:経営企画/サプライチェーンマネジメント戦略
2019年10月〜 freee:セールス/カスタマーサクセス/アライアンス
2021年05月〜 Shippio:セールス

経験の軸で今までのキャリアを整理すると、

業界は、金融機関×EC×IT
商材は、金融商品×家具×クラウドERP
職種は、セールス×戦略/企画×CS×アライアンス
企業規模は、大企業×中堅×急成長スタートアップ

と、我ながらハチャメチャで希少なキャリアを歩んできたなーと思います。

1stキャリア 銀行編

銀行での充実した仕事の中で感じる違和感

ここからは、何故それぞれのキャリアを選択したかについても触れたいと思います。
新卒で入社したみずほ銀行では、一貫して法人営業に従事していました。
お客様は、中小企業(売上1億円〜)でスタートし、最後は中堅規模(売上50〜4,000億円)を担当していました。

メインは新規営業でしたので、飛び込み営業やテレアポも経験しました。
メンタル面は鍛えられたと思いますね。

新規営業は日々新しい会社との出会いがあり、とても充実していました。
また、メガバンクの看板があるだけで、20代の若造が経営層と商談ができるのも魅力でした!

ただ、充実した仕事の中でも、「お客さまのニーズ」と「銀行の提供サービス」にギャップがあることを強く感じるようになりました。

金融サービスだけでは差別化しにくく、とは言え価格競争にも限界があります。
また、お客さまのニーズが「非金融領域」にシフトしていることも感じていました。

新規事業の提案で感じた事業会社の魅力

その後のキャリアに大きな影響を与えた、銀行時代の新規取引のお話をさせてください。

長年、新規担当がアプローチし続けるも取引に至らなかった、西日本最大手のサービス業のお客さまです。
銀行取引は盤石、業績も好調で新規銀行の入る余地は無い会社でした。
そこで、業界動向や当社戦略を踏まえた「新規事業の提案」を行い、実行するうえでのパートナーも紹介しました。

社長プレゼンした結果、無事に新規事業として取り組むことが決まりました。
そこからは、担当者のアサインやサービス設計、お客さま向け説明会の実施など、金融とは全く関係ない業務も手伝いました。
そのような中、無事に融資取引も開始することができました。

ただ、取引が始まった嬉しさよりも、一連の活動が楽しく、「資金を提供するだけの銀行」ではなく、「資金を使ってビジネスを行う事業会社」で働きたいと強く思うようになりました。
感じていた違和感を解消するには、自分たちでビジネスを作り出す事業会社に行くしかない!と思いました!

2ndキャリア 事業会社(EC企業)編

事業会社への転職と挫折

その後、家具インテリアのインターネット通販(EC)を行うベガコーポレーション(マザーズ上場)に転職することになりました。
当時は29歳になったばかりで、まだ銀行からの転職が少なかった時代だったので、周囲からは驚かれました。

私は経営企画の立上げというミッションのもと入社したのですが、すぐに挫折を味わうことになりました。

転職によって「自分に武器が無い」ということが明らかになったのです。

決算書を読むのと、決算書を作るのは全く異なります。
事業モデルを評価するのと、事業モデルを作るのも全く異なります。
どうすれば会社に貢献できるのか、毎日悩んでいました。
そのような中、先輩から「社内で自分の得意なマーケットを作ること。誰にも負けない分野を作れ。」と言われたことが印象的でした。

金融知識だけではバリューは低く、プラスαの領域が必要だと気が付きました。
この頃から、ジェネラリストのバリューは、「希少性」と「実行力(実績)」だと意識するようになりました。

サプライチェーンとの出会い

当時、物流クライシスと言われ始めた時期で、もちろん家具を扱うベガコーポレーションにも大きな影響がありました。
特に家具などの大型商材を扱う為、コストはもちろん、サプライチェーンのサステナビリティも課題となってました。

そこで、私に「サプライチェーンの改善」というミッションが与えられました。
先輩の言葉もあり、この分野で会社に貢献しよう!自分の武器にしよう!と強く思ったのを覚えています。

サプライチェーンの難しさと重要性

ベガコーポレーションは、協力工場から仕入れ、国内の一般消費者に届けるD2Cというビジネスモデルです。
したがって、サプライチェーンは「購買→国際物流→保管→国内配送」と幅広い領域となっていました。


私は、サプライチェーン全体の課題定義と戦略立案、組織設計、打ち手実行まで関わらせて頂きました。
損益計算書(PL)からコストを要素分解した戦略立案などは金融機関で働いていた経験が活かされたと思います。

結果として、経営にインパクトを与える程度のコストを削減することができました。

ここでお伝えしたいのは、有形商材を扱う企業にとってのサプライチェーンの重要性です!
サプライチェーンが上手く機能しないと、売上減少にも繋がりますし、コスト増加にも繋がります。
もちろん物理的にモノが動くので、小手先の個別最適の手段は効果があまり続きません。
加えて、関わる人も社内外に数多くいますので実行の難易度も高くなりがちです。

また、他社の取組事例などを調べていくうちに、ファーストリテイリングやニトリのような大企業とのサプライチェーン格差も課題と感じました。

▼視察で見た海外倉庫のスケールのデカさ


3rdキャリア スタートアップ編

スタートアップへの想い

サプライチェーンの魅力を感じつつも、この頃からアーリーステージの未上場企業でチャレンジしたいという想いも出てきました。

そこで、出会ったのがfreeeです。

会計や人事労務を含めたクラウドERPソフトを扱っています。
事業内容はもちろんですが、「スモールビジネスを世界の主役に」と言うミッションや、カルチャーの浸透具合に魅力を感じました。

当時は急成長中の未上場スタートアップでしたので、スピード感を持ってチャレンジできる!と思って入社しました。

急成長するスタートアップでの経験

freeeに入って1番驚いたのが、やはりスピードの速さです。
カルチャーが浸透しているからこそのスピードだと身を持って感じました。

また、SaaSのビジネスモデルに触れられたのも良い経験でした。
スピード感があるので、3ヶ月ごとに役割が増え、セールスからカスタマーサクセス、アライアンスまで経験出来ました。

特にカスタマーサクセスのアライアンスでは、他社での成功事例が無い中、1→10フェーズにガッツリ関わることができたのは良い経験でした。

Shippioとの出会いとこれから

業界を変えたいという気持ちとShippioとの出会い
freeeは、私が入社する前から、伝統的な会計業界にイノベーションを起こしてきました。
会計事務所のファンも増え、今では金融機関とのアライアンスも現実化しています。

そのようなfreeeで働いていくうちに、自分も業界を変えるような経験がしたいと強く思うようになりました!

とは言え、freeeよりもビジネス領域を狭める選択はしたくないという想いもありました。

転職の軸は、
・業界を変える経験
・ビジネスモデルの拡張性
でしたので、かなりハードルの高い転職活動でした。
(というより転職するつもりもなかったですw)

そんな中、出会ったのが国際物流のスタートアップであるShippioです。
実は、ベガコーポレーション時代にCOOの土屋とは面識があったんです!

国際物流を変えたい!サプライチェーンに関わる人を豊かにしたい!という想い

少しベガコーポレーション時代に話を戻します。

当時、貿易チームをマネジメントしていたのですが、業務の煩雑さや情報の見えない化に課題を感じていました。
が、調べれば調べるほど貿易業界は複雑かつアナログで、短期的な解決策が無かった為に優先順位を下げるという選択を取りました。
(当時のメンバーに見られたら怒られますねw)

また、忙しさに季節性がある為、国内外の連休前後などは業務負荷が増えるのが当たり前でした。
その為、貿易実務担当メンバーは、前向きな業務(改善や分析など)に時間を割くことが難しい状態でした。

GoodpatchさんのShippioに関するblogに下記の画像が載っているのですが、まさに!!と思いましたね!


(画像出典:Goodpatch Blog "内側からデザインする。ShippioとGoodpatchが向き合ったブランドエクスペリエンス" 2020/2/12公開)

当時は優先順位を下げる程に難しいと感じた貿易業界の変革ですが、freeeでの経験も踏まえ、貿易業界を変えるチャレンジがしたい!サプライチェーンに関わる人を豊かにしたい!と心から思えました!

また、ビジネスの拡張性の観点でいくと、貿易は倉庫や配送といったサプライチェーンとも大きく関わります。
その他にも貿易保険やトレードファイナンスといった金融業界とも繋がります。
社会に与えるインパクトは大きい業界だと思っています。

いま、キャリアを振り返って

今回の転職は、今までのキャリアのパズルが上手く噛み合った気がしています。
サプライチェーンの改善、クラウドシステムのセールス/カスタマーサクセス、銀行での外国為替や貿易金融などなど。

もちろん初めから狙っていた訳では無いです。
ただ、経験の幅を広げることを意識していた(希少性を高めていった)結果だと思っています。

最後に

伝統的な業界を変えるのは大変だと思います。
当たり前ですが、アーリーステージのスタートアップなので、やるべき事もたくさんあります!

ただ、とてもやりがいのある仕事ですし、人生を賭ける価値があると思っています!
キャリアを考えるうえでも、事業内容や会社のフェーズも魅力的です!

Shippioは一緒に貿易業界を変える仲間を探しております!
スペシャリストもジェネラリストも大活躍していますので、少しでもShippioに興味を持って頂けたらお声掛けください!

ここまで長文にお付き合い頂き、誠にありがとうございました!

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