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メルチャリを運営しているneuetです。まちの移動の、つぎの習慣をつくっています。

2018年2月に福岡市にてサービスを開始したメルチャリは、2019年8月より経営体制を変更し、クララオンラインが参画してneuet株式会社(ニュートと読みます)となって事業を拡大してきました。おかげさまでメルチャリは現在、福岡市で、日常や観光の移動手段として認知され始めています。今後日本のヒト・モノの移動におけるインフラ的サービスとなるためにneuetが今取り組んでいること、そして今後の展開は―?

今日はこれまでのメルチャリの歴史も含めて、改めて事業についてインタビューしてみました。


<登場人物>

話し手:家本:CEO
    蛭田:VP of Engineering
聞き手:採用チーム

採用チーム:
今日はよろしくお願いします!早速ですが、「メルチャリ」のことをまだ知らない人もいると思うので、簡単に説明をお願いします。

家本:
メルチャリは、2018年にスタートしたシェアサイクルサービスです。アプリから登録するだけで、「ポート」から自転車を借りることができます。1分4円でご利用いただける点も魅力の一つです。現在は実証実験事業の協定を結んでいる福岡市のみで事業展開を行っていますが、今後は東京など複数の都市展開に向けて挑戦を続けています。


採用チーム:
今福岡では、具体的にどのくらい利用されていますか?

家本:
2019年9月には1カ月あたりの利用回数が14万回近くに達しました。福岡市との実証実験を開始した2018年6月時点では1カ月あたり約8,300回だったため、16倍以上に成長しています。1日あたりでみると多い日には5,000回を超えるご利用をいただくこともあります。自転車の乗り降りが可能な「ポート」の数は福岡市内に250か所以上。自転車はこれまで約1,000台体制で運営していましたが、2019年12月末から順次投入台数をさらに増やしています。今では福岡市内を歩いていると、おかげ様であちこちでメルチャリをご利用いただいている様子を見ることができるようになりました。また、「メルチャリが無い生活は考えられない」というような暖かい声をいただいたり、TwitterやInstagramなどでも好意的な反応をいただいたりと、皆様からの愛情を感じつつ、もっと素晴らしい体験をしていただきたい、という思いで日々サービス開発をしています。

採用チーム:
シェアサイクル事業というと、苦戦をしているサービスが多い印象でしたが、メルチャリに関しては昨年から16倍もの成長を遂げています。これほど成長が出来ている要因はどういう点でしょうか?

家本:
4年ほど前から自転車ビジネスの市場には可能性があると感じ、中国だけでなく世界のシェアサイクルサービスを200件以上実際に使ってきました。一方で、シェアサイクル市場の事業ポテンシャルは、自転車移動の便利さなどから大きくあるはずなのに事業者の多くは成功しない…なぜなのか。分析していくと、大きく以下3点必要なポイントがあると分かってきました。

・展開エリアを絞ること(利用が見込める都市にいったん限定)

・中途半端に展開しないこと(利用が見込めるか分からないからといって少ない台数・ポートでは使われない)

・適切に整備・点検を行うこと(よりよい体験をしていただくこと)

その上で、使いたいときに使っていただける状態を実現することで、自転車1台あたりの回転数(ライド数)を上げることが最初の成功パターンだったんですね。それから、整備・修理体制、自転車の細かな部品の見直しなどに力を入れて徐々にライド数の増加に繋がっていきました。

採用チーム:
そこまで徹底して整備・改善をした結果の16倍だったのですね…!では、メルチャリは鋭意拡大・成長中ということですね。「メルカリがシェアサイクル事業メルチャリから撤退した※」という一見ネガティブな印象が強いのですが、そのあたりお伝えしたいことはりますか?

※昨年2019年6月13日、メルカリは連結子会社のソウゾウを解散し、ソウゾウが運営していたメルチャリ事業を新設会社である当社へ事業承継することを発表。メルカリグループも引き続き資本を持ち、株式会社クララオンラインと協働し、新体制の元メルチャリを成長させていくとしています。

蛭田:
事業承継の目的は、メルカリグループにおけるビジネスの「選択と集中」、そしてメルチャリの事業拡大です。メルチャリはサービス開始当初から成長し続けており、また今後も成長していくであろうという可能性を十分に感じる実績も出していました。そのため、メルチャリ立ち上げ時から非常に強力な事業パートナーであった家本の元で新体制構築をしていくことでまとまりました。

日々お客さまがご利用してくださっている様子は、数値データではもちろん、福岡の街に出ればリアルに体感することが出来ます。福岡市では引き続きメルチャリを安心してご利用いただくことができますし、他の都市の皆様にも出来る限り早いタイミングでお披露目できるよう、今はプロダクトの開発とそのための人材の採用を急ピッチで進めています。

※この件に関して、以前インタビューしていただいたこちらの記事も是非ご参照ください。

採用チーム:
では少しプロダクトの方の話も伺います。もともとソフトウェアが専門の開発チームからスタートしたメルチャリですが、シェアサイクル事業には、スマートロックなどのハードウェアの開発が欠かせませんよね。サービスローンチ前後のお話しも教えてください。

蛭田:
初めは、コネクテッド・ロック(常時ネットワークに接続する鍵)の仕組みの開発において知見があるtsumug社の開発チームにも加わってもらい、自転車の実機なし、ソフトウェアだけの状態で開発を進めました。2018年2月に、福岡市でサービス開始の記者会見をしたのですが、とにかく実機のテストをギリギリまでやっていて、うまく動作したのは記者会見の1時間前…という思い出もあります。

※このあたりの苦労話(笑)は以前キャリアハックにもインタビューしていただいたのでそちらも是非ご覧ください。

(メルチャリの「スマートロック」)


採用チーム:
メルチャリは2018年3月より福岡市の実証実験としてスタートしました。スタートして約2年になりますが、やってみてどうでしたか?

家本:
福岡市は高島市長の強いリーダーシップがあること、スタートアップや新しいサービスに寛容な姿勢があり規制緩和を積極的に進めていきたいという意思がおありであることなど、都市としての変化を積極的に進められています。

国際競争力のある都市を目指されている福岡は、一方で、街の中を見渡すと放置自転車問題や、都心部への自動車の流入抑制を課題に挙げてこられました。また主に博多・天神・ウォーターフロントの3つのエリアの回遊性を高めることなど、都市の魅力づくりのための取り組みも進めてこられました。シェアサイクル事業はこうした課題や取り組みに対する課題解決の一つになるとの可能性を感じています。さらに、福岡市は鉄道やバスなどの公共交通インフラが発達しているがゆえ、今後は働き方改革や人口減少などから運転手さんなどの働き手不足も課題となるとも聞いています。メルチャリのポートが自宅や目的地の近くにあることは、こうした公共交通との補完関係にもつながるはずで、そのうえでもメルチャリという新たな移動手段は街の発展に寄与できると感じています。

採用チーム:
我々の会社のミッションは、「まちの移動の、つぎの習慣をつくる」です。もちろん福岡市に特化した事業ではないのですが、neuetに興味を持ってくれる方は、今後の展開が気になると思うのですが…

家本:
メルチャリは東京を含む複数の都市で展開を計画しています。まず2020年には3-4エリアに拡げたいと考えています。また「メルチャリをぜひうちの街でも」とのお声もいただけるようになり、私たちも一つ一つの都市の都市ビジョン、交通課題、シェアサイクルのニーズを調べています。

また、以前からお客さまより要望の声も多く上がっていた電動アシスト自転車については、既に発表している通り今年2020年夏ごろから導入を開始する予定です。

(昨年10月の事業方針説明会でお披露目した電動アシスト自転車の試作機(右))

採用チーム:
そうそう気になっていました。電動アシスト自転車ですが、こちらは今どのような進捗状況ですか?

家本:
試作機は既に複数回つくり、だいぶ完成に近くなってきています。東京オフィスでは実際に最終の投入に向けた量産までの改良を続けています。坂道のある場所での利用だけでなく、街の中の観光など、より楽しい、快適なライド体験をご提供したいという思いで開発しています。

実は電動アシスト自転車以外にも、欧米では一般的な大きな荷物用のカゴがついたカーゴバイクといった自転車の開発にも着手し始めています。フードデリバリーや荷物の配送の際に安定して多くの荷物を運べるようになると、よりメルチャリの新たな利用シーンが創出できるのではないかと考えています。

採用チーム:
新規事業が目白押しですね!事業の拡大に伴って必要性が高まっているメンバーはどんな人ですか?

家本:
お客さまの新しい体験をつくりあげていく役割(プロダクトマネージャー、エンジニアやデザイナー、QAなど)、行政や企業、地域の皆様とのパートナーシップを深めサービスを加速させる役割(Business Development)、お客さまの体験を成功に導くCS(カントリーサクセス)やオペレーション、新体制構築・整備をリードするコーポレート(財務、リスクマネジメントなど)まで、全方位的にチームを拡大する必要があります。

優先順位は非常に難しいですが、特にそれぞれのポジションをリードする役割を担って頂ける方を急ピッチで採用したい、というのが本音です!

まだまだチームが小さなスタートアップなので、自分で考えて自走できる方、自分の職務範囲にこだわらずチームに相談したり助け合ったりしながら仕事を進めることができる方、そして、何より移動という領域で新たなお客さまの体験をつくっていきたいという片に是非ジョインしていただきたいです!

採用チーム:
今のneuet、今のメルチャリの面白さってどんなところでしょう?

蛭田:
ソフトウェアとハードウェアのハイブリッドなサービスであることと、街のインフラを目指しているだけあって、行政や街の協力会社さんなどと連携しながらスケールの大きな仕事ができることだと思います。

前者については、ソフトとハードを連携させるうえで、ソフトの理論上は動くのに実際ハード上でやってみると動かない!といったことや、ハード上でも出来ていたのにいざ実際の街なかでテストしたらダメだった!といった想定外なことが非常に多いんです。ただその分、こういった課題を乗り越えた先に、他社にはなかなかマネできない優位性がそこにあると思っています。また、皆で「この問題をクリアしよう!」と一致団結し、乗り越えた時の喜びもひとしおです。痺れつつも、貴重な体験・学びに繋がっていると感じています。でもこのカオスさを面白がれない方は辛いと思います(笑)。

後者については、福岡以外の方は福岡に行っていただくと一番わかっていただけるのですが(笑)、今まさにご利用してくださっているお客さまや、街に並ぶメルチャリを見ると、街の風景が変わる仕事をしているという実感が湧いてきます。その喜びがあるからこそ、これから待つ沢山の開発も課題も乗り越えていけます!

今日はありがとうございました!今後もneuetの中を解剖していく記事を更新していこうと思います。ぜひご期待ください!

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メルチャリを運営しているneuetです。まちの移動の、つぎの習慣をつくっています。
冨里菜々子
neuet株式会社 / QA
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