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社員インタビュー#1|プロダクトデザイナーとしての再出発。アパレル1本だった彼が、ジャンルレスなメーカーの一員になるまで。

はじめまして。サムライワークスのWantedly担当です。
これまでWantedly内の会社ページや募集記事で当社のMVVや事業内容をお伝えしてきましたが、今回は「どのような社員が、どんなワークスタイルで働いているのか」を紹介していきます。

記念すべき第1回インタビューの対象は、商品の企画提案からリリースまでに関したすべてのデザインを担当する「商品企画デザイナー」
スマホケースとマスクを看板商品とする当社ですが、実はデザイナーが実際に手がけるアイテムは多岐に渡ります。POPやカタログなどの販促物はもちろん、実店舗の内装デザインに参加したメンバーも在籍しているんです。

ジャンルに縛られないメーカーのインハウスデザイナーとして、どのようなアイデアを創出しているのか。また、どのような思考・スピード感でインプット・アウトプットに取り組んでいるのか。この2つを軸に、商品企画デザイナーの働き方を紐解いていきます。


𠮷本 猛(よしもと・たける)写真中央
大阪モード学園卒。メンズアパレル業界のプロダクトデザイナーとして活動後、ジャンルに縛られないデザインスキルを磨くため2016年にサムライワークスへと入社。現在は商品企画デザイナーとして、生活雑貨のほか実店舗の内装やデジタルサイネージなどのデザインにも携わる。

自身を縛るものは何もない、そんな環境を求めて。アパレル業界からの転身理由とは。

ーーまずは、当社への入社に至った経緯を教えてください。

𠮷本 猛(以下:𠮷本):サムライワークスに入社する前は、メンズアパレルのデザイナーとして5年間活動していました。
最初の3年はデザインの他にも生産管理を担当していたので、商品が出来上がるまでのフローも学べる環境で。残り2年は生地の輸入にも携わったため、デザイナーを極めるというよりはマーチャンダイジングも同時に学び続けた5年間でしたね。

ーーデザイナーとして幅広い経験ができそうな環境ですが、転職を決めた理由は何だったんでしょうか。

𠮷本:僕がサムライワークスに転職した2016年って、アパレル業界が非常に混迷した年だったんです。「OLD NAVY」「American Apparel」などグローバルSPAブランドの日本撤退ラッシュや、国内アパレル企業の代表格である「ワールド」「イトキン」「TSIホールディングス」などが手がけるブランドの廃止や実店舗の大量閉店など、とにかく業界に激震が走った1年でした。
このような環境に加え、5年間で得たモノづくりの知見を活かしたい、デザイナーとしての視野を広げたいと思ったことが、転職活動のきっかけでしたね。
専門学生時代に学んだグラフィックデザインのスキルも伸ばしたいとも考えていたので、「ジャンルに縛られないメーカー」であるサムライワークスに強く惹かれ、入社を決めました。

即インプット、即アウトプット。スピード命で駆け抜けた入社1年目を振り返って。

ーー即戦力での入社ということで、新しい環境でもどっしり構えることができたのでは?

𠮷本:それがそうでもないんですよね(笑)なにせ入社初月から3ヶ月強の間で、200個以上にも上るスマホケースのデザインを作成しましたから!
当時はオンデマンド製作だったので、作ったデザインはほぼすべて採用という即断即決な風土でしたね。今はデザイナーの人数も増えたので、さすがにそんな過酷な環境ではないですが(笑)
とにかくスピードが求められたので、目の前にある案件を手掛けながら脳内では次のデザインを考えたりするなど、常に頭の中でマルチタスクをこなしていました。

ーー想像できないスピード感ですが、その中で特に意識していたことはありましたか?

𠮷本:作業の速さはもちろん、ミスを最小限に抑えることを意識していました。
デザイン制作って、特にミスが起こりやすい作業だと思うんです。制作時ならカンバスサイズや微妙な色味を間違えたり、入稿直前にアウトライン前のデータを消去してしまったり、入稿条件を間違えたり……。
その場しのぎな仕事をすると、後々トラブルが発生してしまう。そうなるとミスが起こるたびに作業全体が止まって大幅な時間ロスになる。こんなに効率の悪いことはありませんから。

ーー1日4つ以上のペースで作成していますが、多くのアイデアを生み出し続けるコツは何でしょうか?

𠮷本:とにかくいろんなモノに触れて、アイデアのストックを増やし続けることですね。市場調査や他社製品の分析はもちろん、日常生活で出会うちょっとしたデザインもつぶさに観察しています。少しでも気になったら立ち止まって3秒ほど凝視したり、デザインの全体像を把握したり……。あとは絵画からもインスピレーションを得ることが多いです。
全体として言えるのは、出会ったデザイン全てを頭の中に蓄えておくということ。そして実際に描き起こす時に、適切なアイデアを記憶の中から引っ張り出す、というイメージです。
僕の場合は昔作ったデザインから全く新しいデザインを生み出すことも多いですし、とにかくこれでもか!というほどインプットを重ね続けることが重要だと思います。
サムライワークスではアウトプットのサイクルが早すぎて、ちょっとでもインプット作業をサボるとあっという間にアイデアが枯渇してしまいますから(笑)

▲𠮷本さんが実際に最初の3ヶ月間で生み出したデザインたち(一部抜粋)

ジャンルに縛られないデザイン制作だからこそ得られる、刺激と面白さ。

ーーサムライワークスに入社して6年。1番魅力的だと感じるポイントはどこにありますか?

𠮷本:とにかくいろんなことに挑戦できる点ですかね。僕が入社した時って、スマホケース1本で事業を回していたんです。なのに、気がついたら実店舗のデザイン全般やアクセサリー制作、果てはハワイに出店する雑貨屋運営など、ありとあらゆる仕事にチャレンジしていました。
特に実店舗デザインへの取り組みは非常に刺激を受けましたね。内装デザインはもちろん、商品レイアウトやお客様の導線まで考え抜き、POPや什器などの販促物デザインにも着手。最終的にはデジタルサイネージ作成にも参画するなど、僕の手が入っていない箇所は1つもないんじゃないか?と思うほど、どっぷりと店舗デザインに関わることができました。
これはサムライワークスに所属するデザイナーだからこそできた取り組みだったと思います。

ーー同じデザインとは言っても、畑違いの内容だと大変ではありませんか?

𠮷本:確かに、当社はジャンルレスなメーカーなので、あらゆる媒体に挑戦できる楽しさがあります。でもそれって裏を返せば、必要な知識もどんどん増えるということなんです。
けれど、別に自分1人ですべて解決しないといけないわけではない。さっきの店舗デザインは施工業者と何度も綿密に打ち合わせして作り上げたものですし、長年やってきたスマホケースだって製造部のメンバーと共に完成させたアイテム。
例えば「ボタン位置のデザインにめちゃくちゃこだわったけれど、いざサンプルを作成してみたらうまく反映されない……」なんてことはザラにあります。
そこで僕だけが頭を捻るよりも、より立体物に詳しい製造部に相談すれば最高の落とし所が見つかる。デザイナーのようなクリエイティブ職って1人で制作物と向き合うと思われがちですが、決してそんなことはないんですよ。
むしろ多種多様なジャンルやアイテムに挑戦し続けるサムライワークスは、「誰かと共に作り上げる喜びや感動」を多く味わえると思います。

ーーあらゆる分野を自由に横断できるからこそ、デザイナーとしての活動の幅も広がるということですね。

𠮷本:今はスマホケースとマスクをメインにデザインしていますが、水面下では商品化していないだけであらゆるジャンルのアイテムを手がけています。
ちょっとここでは言えないですが、生活雑貨以外のデザインも数多く抱えているよとだけ言っておきます(笑)

ーー手がけるジャンルはまだまだ増えるということですね。アイテムの種類が違っても、共通するやりがいなどはありますか?

𠮷本:僕たちは芸術家ではなく、あくまでデザイナーです。己とだけ向き合って作品を生み出しても、それがお客様のニーズや会社のビジョンに合っていなければ意味を成しません。
ラフを起こす、色付けする、3次元化する、パッケージやPOPを作る……。そのすべての過程で、マーケターや製造メンバー、営業職、バイヤーなど多くの人とイメージをすり合わせ、魅力を言語化し、売上につなげる。
自分の頭の中から飛び出した商品たちが、たくさんの人を介して形になり、お客様の手に渡るというプロセスを見守り続ける立場だからこそ、より大きなやりがいや喜びを感じることができますね。

デザイナーとしてのポータブルスキルを得られる会社。それがサムライワークス。

ーーマルチな活躍ができる環境ですが、新しく仲間になるデザイナーに求めることは何でしょうか?

𠮷本:まだサムライワークスにない新しいアイデアや考え方を、ガンガン出していってほしいですね。特に今は社内的にも「とにかく新しい商品を生み出したい」という気概が高まっている時期です。既存事業であるスマホケースやマスクだけを取り扱いたいというよりは、そこから派生する新規アイテムにも積極的に参画したい、という方だと活躍できると思います。
それと当社の良いところなんですが、社歴が浅いからアイデアが採用されないなど、年数によって何かが左右されるということがほぼないんです。自分の意見を忖度せず素直に表現できることはもちろん、良いアイデアは即採用される。実際に、新卒採用の社員が出したアイデアが採用されるなど「良いモノは良い」とフラットな目線で評価してくれます。
もちろん、当社の価値観や方針から外れたものは却下されてしまいますが、逆に言えばそこにハマりさえすればOK。クリエイター冥利に尽きる環境ですね。

ーー自主的に取り組む姿勢があれば、その分活躍のチャンスも多い社風ということですね。

𠮷本:後はこれまでお伝えした通り、「スピードが速い」「ジャンルに縛られない」という2点が大きな特徴なので、そこについて来られる方ですね。
決して簡単なことではないと思うのですが、その分サムライワークスでデザイン業務を経験すれば、将来的にどの会社、どの業界でも活躍できると確信しています。
これから入社するデザイナーの方には早速商品企画を担当してもらいたいと考えていますし、同業他社のデザイナーと比較しても2倍、3倍の成長速度を実感できるはず。
もちろんいきなり手放しにするのではなく、まずは僕を中心に周りの先輩がサポートしていきます。なので、少しでもサムライワークスで経験を積んでみたい!と思った方は、ぜひ安心して飛び込んできてくれたらなと思いますね。

いかがでしたでしょうか。
「世界に創る文化と感動」というミッションを掲げる当社は、常に「面白いモノ」を生み出すことに注力しています。
そこには実際に商品を形作るデザイナーの存在が不可欠。当社の新たな可能性を開拓するためにも、まずは多くの方と出会いたいと思っています。

このストーリーを読んで少しでも興味を抱いた方は、ぜひお気軽にご応募ください。
「まずは会社のことを詳しく知りたいな」という方は、カジュアル面談からのスタートでもOK。
あなたと直接お会いできることを、心よりお待ちしております。

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