これまでのストーリーでは、「グリーンテック支援ユニット」「サステナビリティ経営支援ユニット」「気候変動対策支援ユニット」の3ユニットそれぞれのリーダーについて紹介してきました。

今回は各ユニットのメンバー紹介企画として、
「グリーンテック支援ユニット」に所属するメンバーを紹介します。

人材ソリューション事業部　グリーンテック支援ユニット　高木 広陽

プロフィール

2021年にグレイスへ新卒入社した高木広陽（たかぎひろや）と申します。

大学・大学院では
「多雪山地におけるブナ実生の葉フェノロジーと積雪環境の影響に関する生態学的研究」
というテーマで生態学、特に森林や樹木の生態について研究していました。

↑厳冬期を除いて、週2で山に入ってフィールドワークを行うワイルドな研究室でした（厳冬期は月1）。

そんな私がグレイスに入社を決めた経緯や、入社後の仕事内容などについて紹介したいと思います。

グレイス入社のきっかけ

学生時代は山に入り浸っていたこともあり、就活を始めた頃は自然・生態系・動植物調査の仕事を探していましたが、関連する求人はあまり多いとは言えず、企業選びに難航していました。

そんな折友人に誘われて、グレイスが主催する就活イベント「エコリク2021」に参加し、
私のように環境系の専門性を活かして働きたいという想いを持った学生が多くいることを目の当たりにしました。
同時に、エコリク2021に出展していた環境調査や再エネの開発、廃棄物問題など
グリーンジョブの領域で活躍する魅力的な企業と人材とを繋げる架け橋という選択肢を
新たに提示されたように感じました。

イベントを経て改めて進路について考えた際に、
「生態学のバックグラウンドを持ちながらキャリア支援をできる人になりたい」と思うようになり、
グレイスへの入社を決めました。

入社後の仕事について

2021年4月に新卒入社してから半年間は、企業への営業活動を行いながら、
先輩が行う求職者との面談や企業との打ち合わせへの同席等OJTで研修を受けていました。

半年ほどでマッチングディレクターという社内資格を取得し、
徐々に自身が主体となって面談や商談に臨むようになりました。
今年の4月からは新設されたグリーンテック支援ユニットの配属となり、
資源循環やサーキュラーエコノミーに関連する企業・求人をメインに担当しています。

直近では下記のような人材のマッチングを担当しました。

転職前：再生可能エネルギーに関するWebサービスの営業企画
紹介先：メガベンチャー企業　脱炭素SaaSの営業・事業企画担当として紹介

前職では中古太陽光発電所の売買に関するサービスの新規立ち上げを経験されていました。
これまでの経験を最先端の領域で活かしたい、よりチャレンジングな環境に飛び込んでキャリアアップしたいとの希望を伺い、急成長中のベンチャー企業における新規事業のポジションを案内しました。顧客の脱炭素を支援する新サービスの営業・企画メンバーとして、エネルギー分野の知見を活かしながら活躍されています。

転職前：製造業向け機械商社　社内のSDGs推進担当
紹介先：脱炭素、サステナビリティ経営支援のコンサルタントとして紹介

自社のSDGｓ推進担当として社内外への広報活動に尽力されていましたが、
予算や部門体制の関係でより本格的なCO2排出量削減や情報開示に踏み込めないことが転職理由でした。
転職先では大手企業から地方の自治体まで多様な組織のサステナビリティ戦略に携わることができるため、専門性を身につけたいという本人の希望にも合致するマッチングとなりました。

上記のような人材紹介に関する業務のほかにも、
新卒イベントの企画や学生向けウェビナーの開催、
大学でのキャリア支援に関する講義での講演、
環境系の学会大会におけるキャリア支援企画の立案～実行など
企画系の業務に携わることも多いです。

↑環境系の学部で学ぶ学生へのキャリア支援講義の様子

1年目からこうした業務にチャレンジできたことは、大きな経験だったと感じています。

やりがい

求職者や学生へ市場動向などの情報をお伝えすることで、
「キャリアの選択肢が拡がった」などの反応をいただけることにやりがいを感じます。
また、求職者や企業の方から「業界のことがわかっているエージェント」として信頼して話してもらえることはグレイスならではの醍醐味だと思います。

もちろん、マッチングが成功して入社が決定し、企業、求職者の双方から喜んでいただけることも大きなやりがいです。

大学での経験がどのように活きているか

研究内容が直接活きる機会は少ないですが、学生向けセミナーを開催する際のスライド作り、
ニュース等のリサーチ、イベントの司会進行など、
文献調査の経験や大勢の前で研究発表を行った経験を思い出しながら取り組んでいます。

同じ領域を専攻していた方と面談する際は、
研究の話が盛り上がって脱線することも多いです（笑）。

今後の目標は？

環境・サステナビリティ領域のトップランナーである企業の担当者や求職者と直接話せるのは、
グリーンジョブに特化したグレイスならではの特徴です。
そうした機会を活用して、幅広くグリーンジョブに精通したマッチングディレクターを目指しています。

特に最近は、大手企業からの引き合いやハイクラスの求人も増えているので、
業界経験が豊富なベテラン層の求職者にもキャリアのプロとして対応できるようになることが目標です。