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Flat Holdings|会社説明会動画 vol.2 就職活動について

Flat Holdings株式会社のストーリーをご覧頂き、ありがとうございます。
本日は就職活動について、CEOの星野よりお話しさせていただきます。



はじめに

こんにちは。Flat Holdings株式会社の星野と申します。
今日は「就職活動について」お話しさせていただきます。

就職活動について、様々な考え方があると思いますが、「Flat Holdingsが”就職活動”をどのように考えるのか」をぜひ学生の皆さんに聞いていただきたいと思い、今日私からメッセージさせていただきました。

大前提として、どのような考え方であっても、「正解」「不正解」はないと思います。
本人が選択した素晴らしい会社であれば、それが正解だと思いますし、特に不正解というものは存在しないのではないでしょうか。「大手(企業)に行った方が良いんですか?」「ベンチャー(企業)に行った方が良いんですか?」「学生の時に起業してどうでしたか?」学生の方から、様々な質問をいただきますが、今回は「当社として就職活動をどう考えるのか」をお伝えします。

当社を考えていただいている学生さんはもちろん、それ以外の方も学生さんも含めて就職活動に対する自分の考えを整理整頓しやすいのではないかと思いますので、お話したいと思っております。


将来がわからなくて当たり前!まずは短期的な目標を。

まず、ひとつは「時代」というテーマについてです。
大手金融機関や大手商社などに就職したら、非常に安泰と言われてた時代がありました。
今、世間一般に言われている通り、「大手企業=安泰」という図式が崩壊しつつあるということが事実として言えます。その中でどのような軸を持って、どのような就職活動をしていくべきなのか、迷われる学生さんが多いのではないでしょうか。
私は多くの学生さんと接していく中で、難しく考えすぎているのではないかな、と感じさせられます。

学生として4年間生活をして、その後いきなり社会人になる、「社会人になるのが初めて」というタイミングで、どのような人になりたいのか?どのようなビジネスに精通する会社に就職したいのか?このようなことが問われたときに、個人的には完璧に答えられるはずがないと思っています。

日本の就職活動においては、「課題解決能力」「問題解決能力」「思考力」などが求められますが、大学の中でそのようなことを学んできている人はほとんどいないのが現状です。就職活動をしていく中で「やりたいことが見つからない」というのは、一般的に言えば普通のことだと私は思っています。

大手企業が良いのか?ベンチャー企業が良いのか?今後を見据えてその業界は大丈夫なのか?学生さんは、まさに”今”多くのことを考えているのではないでしょうか。
弊社としては、「目標は短期でいいのではないか」と考えています。
3~50年後のことを考えても仕方がない。なぜなならば、どうなっているかは誰もわからない。今、そのような時代に入ってきています。
正直、3年あれば世の中が変わるという時代なので、3年先すらどうなっているかよくわかりません。
就職活動をする上で大事なことは、約5年間くらいの短いスパンで考えることだと思っています。

弊社として、「次のキャリアに進んでほしい」というメッセージではありませんが、一社で5~60年間働き続けることは、珍しくなってきています。5年後、「次にどうしていくのか考える」という働き方に変わってきていると思います。
5年間で何が得られるのか?5年間でどのような経験ができるのか?シンプルに就職活動した方が次のキャリア、次のステップ、次のステージ、次のチャレンジについてより考えられるのではないでしょうか。どんな会社でも良いですし、どんな業界でも良いと思います。
「まずは5年間くらいのスパンで物事を考えて就職活動した方が現実的でベストな選択ができるんじゃないか」というのが我々の考え方です。
5年間という短いスパンの中で「何が得られるのか?」「何が学べるのか?」「その学びは本人にとって有益なのか?」そういった観点で就職活動してもらえたら、というのが我々の思いです。


変わっていくもの

事業内容、会社の規模、勤務先、社風、社長、福利厚生、給与…「何を見て決めるのか」についても、正解、不正解はないと思っています。 「給料が良い会社に入りたい」「仲の良い会社に入りたい」「ITに携わりたい」…正解、不正解はありませんが、弊社としてどのように考えているのかをお話ししたいと思っています。

結論から申し上げますと、何を基準に選択しても良いということです。しかし、私が就職活動において大事な知識だと思っているのは大きく分けて、「変わるもの」と「変わらないもの」の二軸があります。

「変わるもの」とはどういったもののか。当社のようなベンチャー企業(スタートアップ企業)や、創業2~30年でもまだまだ成長期という会社では特にそうなのですが、多くのことが変化します。
就職活動は大学3年生頃から始めると思いますが、その時に内定が出ていても入社するのは1年後、短くても7~8ヶ月後。その期間の中でも、会社というものは大きく変化することがあります。なにが変化するのか?

まずは「事業」です。事業を企業理念として掲げ、事業を推進していく会社は大きくは変わりませんが、ベンチャーの中では(事業の変化は)よくあることで、事業を立ち上げたもののあまり上手くいかない。じゃあピボットして違う事業に投資していこう。もしくは、事業を一度無くして違う事業にベットしていこう。このようなことは、よくあることです。
事業が無くなることはありませんが、形を変えたり、お客様のターゲットを変えたり、提供するソリューションを変えたりということが行われています。事業に魅力を感じて会社を選んだものの、入社したタイミングではやりたい業務が無かったり、その事業が少し変わってしまっていたり、とういうことはよくあることです。事業内容も非常に大事なことではありますが、1年後や7~8ヶ月後に変わっていないかというと、そうとは限りません。これが会社の実態だと思っています。

福利厚生や給料、勤務地なども、往々にして変わるものだと思います。「変わる=良くなる」ということもありますが、「変わる=無くなる」こともあります。赤裸々にお伝えすると、当社も福利厚生としてあった制度が無くなったり、無い制度ができたり、ということがあります。非常に魅力的に感じたものの、それが無くなってしまっていた。
東京の大手町に出社できる予定が、移転して違う場所が本社になった。まさに、今、コロナ禍なので、大手企業であっても地方に行く時代です。勤務地や給料、人事制度や福利厚生などは、新しく出来ることもあるけれど、無くなっていくこともあり、変わっていくものです。

「変化するもの」が入社の決め手だった学生さんは、もしかしたら全く違うものになっているかもしれません。会社の中で、70~80%以上の確率で「変わらないもの」を基準に選ぶ方が良いのではないか。というのが、弊社の考え方です。


変わらないものを見極めて成長していく

では、「変わらないものとは何か?」と考えてみて欲しいと思います。
一般的には「変わりにくいもの」という言い方が良いかもしれませんが、私が伝えたいのは「社風」です。会社の社風は、あまり大きく変わることはないと思っています。

代表とボードメンバー(役員)が変わっていくと、社風が変わることがあり得ると思います。しかし、社長やボードメンバー全員が1年後に変わっているかというと、その確率は相当低いです。ベンチャー企業の多くがオーナー経営で、社長が自分で株を持っているので、社長が変わるというのは、確率としては相当低いと考えられます。ですので、その会社の社風が半年後や1年後に大きく、180度変わっている可能性は極めて低いです。
たくさんその会社の先輩社員さんと会って、話をしてみて、機会があれば、その会社の代表や役員とお話をしたうえで社風を理解し、その会社でやっていけそうか考えることは極めて重要な軸だと思っています。

さらにもう一つ変わらないものとして、社長や代表者が挙げられます。
社風にもかなり近いかもしれませんが、大きい会社では社長の任期が2年間だけで、2年ごとに社長が変わっていく会社もあります。しかしベンチャー企業において社長が変わる可能性は低いので、「社長がよくて入社しました。」という判断は、ひとつ変わらないものとして挙げられます。

会社には「Vision」「Mission」「Value」というものがあります。
「経営理念」「企業理念」「Philosophy」という名前で掲げている会社もたくさんあります。これらは「変わらないもの」です。
会社にはポリシーと呼ばれる考え方が絶対にあり、その考え方が1年後に大きく変わっているかというと、その可能性はかなり低いと思います。会社がどのような考え方を持っていて、どのような「Vision」「Mission」「Value」を持っているのか。すぐに変わる可能性は低いので、「変わらないもの」を基準にして企業を見て、考えることが非常に大事なのではないかと思っています。

私個人的には、「その会社で何が得られるのか?」ということも大事にしてほしいと思っています。

事業内容や会社規模で企業選びをすることもあるかもしれませんが、変わらないもの(=何が得られるのか)で決めていただきたい。5年なら5年の期間で「自身が何を得られるのか?」という観点がものすごく大事だと思っています。

社風が良くて「個々の人たちとなら楽しく働けそうだなと思いました。」という理由は、すごく単純ですが立派な動機だと思います。しかし、これだけでは物足りないと感じます。プラスα何が必要かというと、「何が学べてどのような成長ができるのか」に対して透明化が図れている状態が大事なのではないかと考えております。この考え方を持って就職活動されている学生さんは少ないと思っています。

会社に入ると、様々なことを教えてくれる先輩社員がいたり、様々な楽しい思いや悔しい思いをして成長していく日々を過ごしたりします。その中でどのような成長ができるのかということを、もう少し考えてみてほしいです。


さいごに

冒頭で「10~20年後はどうなっていくかわからない」という話をしました。
これは、私も、どれだけ経済を考えている人でも、ピシッと当てられる人はそうそういないと思います。
その中で何が求められるかというと、「時代の変化に対応していく力」。そのための経験が必要になってきます。

5年間でどんな経験ができるのか。どんなことが得られているのか。それを企業選びの観点の中に入れていかないと、もしかすると、5年後、なりたい自分になれていないかもしれません。仲が良くて楽しいし充実感もあるけれど、なりたい自分になれていない。

20代前半(社会人1~2年目)までは良くても、20代後半30代前半になってくると、いよいよ次のことを考えていかなければならないという人生のタイミングが絶対に来ます。その時に、「自分が得たいと思っていたことが得られているのか?」と思う瞬間が必ず来ます。「得られている人」と「得られていない人」であれば、当然「得られている人」の方が良いですよね。新卒で会社を選ぶときは様々な面を見て選んでいくと思いますが、「変わらないもので選んだ方が良い」「5年間スパンで見た方が良い」「この会社に入ったら何が得られるのか」を吟味することが大事だと思っています。証拠として、2~5年先輩に直接お会いしてみるのも良いのではないでしょうか。

実際得られている人になっているかどうか、自分の目で確認するのも良いと思います。
5年間でどういう経験ができるのか、会社に聞いてみてもいいかもしれません。「自分がどんな経験を得られるのか」という観点を取り入れて、就職活動をしてもらいたいと思います。

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