【ＨＲ納言　徒然なるままに…（五十七）】

あるＴＶ番組で、レジの待ち時間を短縮するためのスーパーマーケットの取り組みを紹介していました。それは、レジ担当のバーコードスキャン作業をスムーズに行うため、ＰＢ商品のパッケージ全面にバーコードを表示させて、お客様一人につき、平均8秒の短縮ができた、という内容でした。

私は「たった数秒の短縮時間!?」と、始めは驚きましたが、1日に来店されるお客様人数を考えると、膨大な削減時間になることに気付き、弊社代表の前野が、「ＤＸによって、ほんの数秒の作業時間の短縮かもしれないが、塵も積もれば山となる。簡単な作業でもデジタルツールを活用し、空いた時間でコア業務に専念したり、情報収集や勉強をしよう！」と話をしていることと、同じだと思いました。

代表の前野は、業務に役立つ無料のデジタルツールの研究に熱心で、試用後「良い！使える！」と思ったツールは、操作方法の動画まで作成して紹介してくれます。近頃は、音声入力でのメールや文章作成の紹介があり、私も実際に、chrome拡張機能の音声入力ツールをインストールしてみました。手直しは少し必要ですが、予想以上に正確に文字になります。自宅でテレワーク中に利用すると、声を出すことで気分転換にもなりますし、頭の中にある文章のアイデアを口頭で簡単に残せることが、便利だと思いました。（どれだけ作業時間が短縮できるのかは、まだ検証していませんが…。）

冒頭のスーパーマーケットの取り組みは、レジ担当者が「スキャンするバーコードを探すのに時間がかかる」という実体験からアイデアが生まれたそうですが、代表の前野も同様に、テレワーク中はメールやチャットでのコミュニケーションにより、キーボードでの文章作成時間が増えた、という経験から音声入力を紹介することになったようです。

ＤＸとは、毎日の身近な作業を少し改善することから始まり、そんな小さな変化が集まって達成できる改革だと思います。「こうなれば良いのに。」と少しでも感じたら、解決できそうなデジタルツールを探したり、社内ＤＸ担当や周りのスタッフに相談することも、簡単にできるＤＸの一歩かもしれません。

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