インオーダーの"祭男"の話。その1 | 株式会社インオーダー
土日だろうが、平日だろうが、雨が降ろうが、台風が来ようが、いつか死ぬその日まで、僕の10月13日・14日の予定は決まっています。祭です。毎年毎年この2日間のために生きています。そんな僕「中谷亮太...
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今回は後編です。
まだ前編を読んでないという方は、ぜひ前編をご覧ください!
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前回、社会人になって初めての祭を前に、上司に休みを渋られたところから。
祭をするためだけに生きているといっても過言ではない僕は、怒りと絶望を抱えて家に帰りました。
翌日。
当時の上司の上司、現在はインオーダーの代表をしている松岡に呼ばれました。
「亮太!ちょっと」
どうせ仕事に来るように説得されるんだろうなと思いながら、足取り重く向かいました。
松岡の席に着くなり開口一番、
「行ってきたらええやん祭」
とあっさり告げられました。
説得に屈しないようにと心の中は戦闘モードだったので、
想像の180度反対の回答に戸惑いました。
松岡は、パソコンで僕の神社の祭のことが書かれているホームページを開いていました。
「亮太のところの祭はこんな感じなんやな。面白いやん。
その祭に高校1年生のときからずっと参加してるんや。祭は亮太にとって、重要なんやろ?」
「はい!」
「じゃあ行っておいで。ただし、分かっておいてほしいことがある」
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「結婚式であっても、お葬式であっても、祭であっても、休むということ自体は変わらない。
休むということは、穴があくということ。
その穴は理由はどうであれ、誰かが埋めないといけない。
だとすれば、できる限り穴は小さくする必要がある。それはその穴を埋めるメンバーのため。
そこまでが責任だということを分かっておく必要がある。
仕事は亮太1人でやってる訳じゃないから。」
当時の僕は、自分が休みをもらって祭に行くことしか考えていませんでした。
責任を全うしてから、やりたいことをやる。まず、このことを学びました。
これは仕事だけではなく、生きていく上で人として大事な考え方だと思いました。
少なくとも僕は、そういったけじめがつけられる人がカッコいいなと思います。
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そして、何より嬉しかったのは、
"祭に行って良いよ"と言われたことよりも、
"僕がどんなものを大切にしているか"を知ろうとしてくださったことです。
同じバックグラウンドを持つ人はいないからこそ、
自己を開示することと、相手を知ろうとすることの大切さを実感しました。
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みんな違って当たり前。一緒になることなんてありえない。
だからオープンに意見を交わす。意見は食い違って当然。
そうやって違う意見に触れることで成長がある。
祭に参加したいと自己を開示して意見したことで、
ウチが大切にしている考え方に触れることができました。
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今では、亮太=祭男のイメージがすっかり定着しています。
毎年10月が近づいてくると
「そろそろやな」「今年も怪我せんようにな」などと社内のメンバーから声を掛けていただけます。
そして、どんなに忙しい曜日であっても「頑張ってこい!」と快く送り出してくださいます。
もちろん、当時の上司も理解して応援してくれています。
だから僕も、やりたいことを本気でやっているメンバーを応援したい。
これから入社してくるメンバーに対しても同じ気持ちです。
人生をより豊かなものにできるように。
やりたいことができるだけで、毎日がちょっと明るくなるような生き方を実現できるのが、
ウチの良さなのかなと思います。
もちろん仕事にも本気で取り組んでますよ!
仕事の手を抜いて、やりたいことだけをやっている人は嫌いです。笑
どっちも同じくらいの熱量で頑張りたい方には、ウチという選択肢もありだと思いますよ!
是非、良い人生を歩みましょう!