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社風ってどういうもの?
23卒、24卒の新卒面談を多く行なってきて、社風について聞かれる機会がとても多かったこの半年間でした。新卒求職者にとっては比較対象がないので、「御社の社風は?」と聞いてきてはくれますが、社風を聞いてもピンとこないことも多いだろうと思ってちょっとそのことについてざっくりと私見を書いてみます。
ただ、私の完全な主観ですのでしっくりこないという方は『へー』と聞き流してもらえれば結構です。
まず会社というのは組織ですので、大多数がどう感じてどのように働いているのか、というのが社風であり、全ての社員がその社風の通り考え働いているわけではありません。
例えば、伝統を重んじ秩序を大切にする社風の会社にも、革新的で破天荒な社員はいたりするだろうし、その逆もまた然りです。ただ、その会社で、どう振る舞えばキャリアアップしていけるかといえば、その社風にあった人といえるでしょう。その社風とは、その会社の経営層の人間がこういう会社にしたいという願いを込めて作られた行動指針やクレドと言われるものに反映されていたりします。
組織というものは、個人の集合体です。その個人はそれぞれ多種多様な教育環境、家庭環境で育っているので価値観も十人十色です。それぞれの個性は尊重されるべきだし、そこから生まれる新しい発想が新たなビジネスを生むこともあります。そこが組織の面白いところでもあります。
ただ、何のルールもなく放置された組織では協調性もなく皆がバラバラに仕事をし、個人の利益に偏ったり、会議が思うように進まなかったりとかえって生産性が低くなります。その世界には組織としての目標も目的もありません。
私は、「共感」というものにすごく価値を感じます。身近な例を挙げると、映画のスラムダンクは面白かったねとか、東京土産は東京ばな奈が1番喜ばれるよねとか、靴下脱いだ時まわりに誰もいなかったらちょっと匂い嗅ぐよねとか、そういう自分が思っていることを相手に話した時、私もそう思ってた!!、と共感を生んだ時、とても幸せな気分にもなるし、その人との距離がグッと縮まります。
これを会社で最大化していきたいと考えています。あのお客さん契約取れたんだね!すごいね!とか、あのお客さんうちの商品使って泥棒を捕まえる事ができたんだね!やったね!とか。
そういう「共感」が生む喜びや一体感をうちの会社で感じてもらえたら嬉しいです。