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大手広告代理店からの転身!日本酒の付加価値向上へ挑戦するブランドマネージャー! 社員インタビュー#7

人事課の北山です。

昨年、楯の川酒造では採用に力を入れており、多くの方に新たにジョインいただきました。
今回は、2021年10月に入社した土居さんへインタビューをしてきました!大手広告代理店で働いていた彼が、なぜ地方の酒蔵に転職を決めたのか…?そのキッカケなど聞いてきましたので、ぜひご覧ください。


土居 将之
楯の川酒造 経営企画室 ブランドマネージャー/奥羽自慢 取締役
東京大学卒業。2021年10月、楯の川酒造入社。ブランドマネージャーとして全社のブランド戦略を統括。新ブランド「SAKERISE」「涅槃」の立ち上げ、「ヨー子 レモン」など新商品開発に従事。今年秋、子会社奥羽自慢の取締役にも就任。
学生時代にはカナダへの留学経験があり、国内外問わず旅行が大好き。旅行の際には、地酒を爆買いするのを止められないほどの日本酒オタク。


学生時代から「日本酒の価値付けの仕組み」に課題を感じていた

-土居さんは、現在29歳で日本酒愛飲層としては比較的若いかなと感じます。何がきっかけで日本酒を好きになったのでしょうか?

土居さん(以降敬称略):大学生のときに部活に入っていたのですが、部活の先輩から銘柄もよくわからない日本酒を飲まされて、ひどく二日酔いをした経験があるので、実は日本酒との最初の出会いは最悪だったんです(笑)

その後、日本酒にハマったのは21歳くらいの頃だったと思います。校外活動によく参加していたのですが、福島県会津若松市で中学生を対象にした地域創生ワークショップにチューターとして参加した際に、ワークショップサポーターを務めていた会津の日本酒蔵の方と知り合ったのです。その方が持参してくださった日本酒と福島県の食材を合わせた際に「めちゃくちゃ美味いな…!」と感動したことが日本酒を好きになったきっかけです。後々、その日本酒がとても知名度が高く人気な銘柄であることを知るのですが・・・。ワークショップ期間中は福島県に滞在していたので、酒蔵を見つけては訪問して造り手の方に話を聞きに行っていました。

それからは、もともと旅行が好きだったこともあり、旅先に酒蔵があると訪問したり、地酒を買っては飲んでを繰り返し、どんどん「日本酒の深み」にハマっていきました。大学卒業時の論文テーマも「日本酒」に設定したくらいです(笑)

-そうなんですね!具体的にどのようなテーマだったのでしょう?

土居:「日本酒の価格がどう決まるのか?」という価格決定の要因を統計的に分析するという論文テーマでした。日本酒を好きになってから、実際に造り手に会いに行ったり、時には住み込みで酒造りを手伝ったりして、日本酒が生み出されるまでに本当に労力がかかっていることを身をもって体感していました。ちょうどその頃からワインも嗜み始めていたのですが、「日本酒を造ることは物凄く大変なのに、ワインと比較してどうしてこんなにも安いのだろう?」「もっと付加価値がつくべきではないだろうか?」という課題を感じていました。

様々な文献をあさってみましたが、ワインの価格決定要因は研究されているものの、日本酒の価格決定要因の研究がなされていなかったので、自分で取り組んでみようと思った次第です。


まさか、自分が酒蔵に入るとは考えてもいなかった

-実際に酒造りの現場を知って、体験していたからこその視点ですよね。土居さんは大学卒業後は大手広告代理店に入社されましたが、当時から将来的に酒蔵で働きたいというビジョンがあったのでしょうか?

土居:もともと酒蔵で働きたいという思いがあった、というわけではなかったです。前職を志望した理由は、地方には素晴らしい地域産業・伝統工芸品があるのにも関わらず、その価値が上手く伝わっていないように感じていたので、それを伝えるスキルを身につけられる会社であることが魅力的で入社しました。そして、ゆくゆくは第三者的な立場で、地域をプロデュースをする仕事や自分でお店をもって各地の工芸のキュレーションをしたり、造り手のコンサルティングができればいいなと考えていたので、「酒蔵で勤める」という選択肢は考えたことがなかったです。

-なるほど、そうだったのですね。では、選択肢になかった酒蔵(楯の川酒造)への参画を決めた経緯を教えていただけますか?

土居:執行役員の川口さんともともと知り合いで、楯の川酒造がブランドマネージャーの募集をしていることを教えてもらったことがきっかけでした。その当時は、川口さんも1人の日本酒ファンという感じで、楯の川酒造にジョインしていたわけでもなかったのですが(笑)

これもご縁ということで、せっかくなので一度話を聞いてみようと思い、面談を数回受けさせていただきました。カジュアル面談を通じて「どうせなら、山形へ行って酒造りの現場も見てみよう」と思い、実際に訪問をしました。その際に、佐藤社長に初めて対面でお会いして様々な議論を重ねたのですが、佐藤社長も「日本酒の付加価値をどう高めていくのか」という課題を感じていらっしゃることがわかりました。

自分も卒業論文で扱ったテーマでしたが、明快な答えを出せぬままでしたので、このタイミングで改めてその課題に向き合うことは、自分にとっても意義があることだと感じました。大学生のころからずっと感じていた日本酒業界の課題感と、楯の川酒造が思い描く方向性がマッチしていたことが最終的に入社を決断した決め手でした。


将来的には、楯の川酒造を中心に庄内地域の魅力を創り上げ、産業に貢献したい

-入社前から楯の川酒造のことは知っていたのでしょうか?

土居:名前は知ってましたが、ファンといえるほど飲んでいたわけではなかったです(笑)個人的な趣味でいうと、米をあまり磨かず、どっしりとした味わいの日本酒が好みなので率先して選ぶということがあまりなかったのです。そのため、「楯野川」に関しては内定してから飲み始めたといっても過言ではないのですが、改めてちゃんと向き合ってみるとすっきりと綺麗な味わいで美味しいお酒だなと実感しました。

また、山田錦8%精米の「極限」を飲んだ時に「あぁ、やっぱり米を磨くことでしか出せない味わいもあるんだ」と実感したのです。これまで、米を磨かない低精白の日本酒ばかり飲んでいたので、ある意味衝撃的でした。入社して様々な精米歩合20%以下の日本酒を飲みましたが、米を磨くことで現れる酒米の個性や、高精白でないと表現できない飲み口の透明感があることを学びました。


-入社前は、ひとりの飲み手として日本酒業界を外から見てきたかと思いますが、どのようなイメージを抱いていましたか?

土居:「時代の流れに合わせて、柔軟に変化していく蔵」「地元で確固たる基盤を築いて、安定した経営を続ける蔵」「時代に取り残されて、衰退していく蔵」の三分割されているイメージを抱いていました。

楯の川酒造は「時代の流れに合わせて、柔軟に変化していく蔵」だと思っていて、実際に入社してからも特殊な働き方を採用していると感じています。酒造りの現場で働く蔵人も定時で全員帰れるような体制が整っていますし、山形県外で働くリモート社員も複数います。従来の酒蔵にはない働き方を積極的に取り入れていると思うので、今後の日本酒業界の活路を拓いていく可能性が、このような「働き方」の面においてもあるのではないかと思っています。

また、『中(業界)の人だけど、第三者的な目線で日本酒業界のことを見ている人』が多いのではないかと感じています。そういったフラットな感覚を持っているからこそ、新しい取り組みにも前向きに行動することができているのかな、と。自分の性格にも合っているように思います。


-確かにフラットで、好奇心旺盛な方は多いですね(笑)最後に、土居さんが楯の川酒造で実現したいことがあれば教えてください!

土居:日本酒には、今よりもっと価格の自由度があっても良いと思います。もちろん手頃な1,000円前後の日本酒はあるべきですし、逆に4,000円や7,000円、言うなれば100万円の日本酒もあっても良いはずです。せっかく酒蔵の社員になったので、造り手側として日本酒が生まれたストーリーを正しく魅力的に伝えることで、人々が日本酒に対して感じる価値自体を高めていきたいです。

最終的には、楯の川酒造が中心となって、庄内の食や伝統工芸品などを日本酒と絡めながら日本全国はもちろん、世界中へ発信していくような取り組みができればと考えています。楯の川酒造が位置する酒田市にもまだまだ知られざる魅力がたくさんあると思うので、「楯野川」が地域産業の中心・担い手となって、地域経済の活性化に貢献していけるような事業ができたらと夢見ています。


-ずっと地域産業・地域経済に興味関心を抱いてきたからこその考えですね!ぜひ一緒に楯の川酒造、そして酒田市を盛り上げていけるような取り組みを行っていきましょう!これからの活躍に期待しています!

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