サイモン・シネックはスピーチの中でとても興味深い言及をしている。

「仕事ができるというだけの理由で採用した人は、お金のために働くでしょう。しかし、あなたの信念を信じてくれる人を雇えば、その人は血と汗と涙を流して働くのです」

共感なんて言葉に置き換えるといささか安くさくも聞こえるが、これはまさにその通りだ。

お金のために働く人との仕事は、誰にとってもハッピーな結末にはならない。

感情レベルで何かを共有できない人とは、同じ船に乗って旅を続けることはできないということだ。

これはクライアントワークにも言えること。

情熱をもって取り組まなければ、クライアントとも同じチームではいられない。

こんなことを書くと、暑苦しい奴だとか、嫌われるんじゃないかと思ったりもするけれど、これこそが自分が大切にしているものだから、合わない人や合わないクライアントとは一緒にならないことがお互いのためだ。

人生の中の大切な時間を使って働くのだから、情熱をもって生きていきたい。そうすればお金もついてくるだろう。

今、佳境を迎えるプロジェクトは本当に充実している。この充実感をもっと多くの仲間と分かち合えたらと常々思う。

今年の採用活動、自分の働き方の反省を踏まえて、今年の締め括りの週がスタートした夜に思うのはそんなことだ。

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