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1か月で50本の記事を公開 急成長中のテックブログの裏側~立ち上げ背景から運営手法まで大公開~

KINTOテクノロジーズは、2022年7月からテックブログをスタートしました。KINTOテクノロジーズがどのような課題に挑み、どんなメンバーと技術を用いて開発を進めているのか……。日々、多様な視点から情報発信をし続けています。

今回は、そんなテックブログを立ち上げた中西さんと、運営メンバーである加藤さん、木下さんの3名にインタビュー。そもそもなぜ、KINTOテクノロジーズでテックブログを立ち上げようと思い至ったのかという背景をはじめ、テックブログ運営の裏側についてたっぷりお伺いしました。

プロダクト開発の傍らテックブログの運営も兼任

―最初に、皆さんの現在の業務について簡単に教えてください。

中西:「KINTO FACTORY」プロジェクトのリードエンジニアを務める傍ら、テックブログの運営も主導しています。

加藤:「モビリティマーケット」のフロントエンドエンジニアとしてサイトの開発・運用を行っているほか、テックブログも担当しています。

木下:「my route」プロジェクトのプロトタイピングエンジニアとしてPoCを実施しモバイルアプリの新機能や営業用WEBツールのプロトタイプ開発を担当しつつ、テックブログの運営にも携わっています。

未知へと挑む勇気を持っている人材を運営メンバーに選抜

―KINTOテクノロジーズのテックブログはどのように立ち上げられたのでしょうか?

中西:以前からテックブログの企画はあったようなのですが、私が入社する2022年1月頃までは、会社情報もほとんど発信されておらず、組織の実態もなかなか見えづらい状況でした。これでは今後組織を成長させようと思っても人がなかなか集まらないだろうと懸念を感じたので、入社して1ヶ月足らずでテックブログの立ち上げを提案し、実行する運びになりました。

―中西さんの働きかけによってスタートした企画だったんですね。運営体制はどのように作ったのでしょうか?

中西:個人の力だけで長期的にテックブログを運営することはできないので、まずはチーム作りから始めました。人事ではなくエンジニア中心に運営していきたい意向があったので、マネージャー陣と相談して何名か候補を選出。その中から最初にお声掛けさせていただいたのが、加藤さんと木下さんでした。

私は入社間もないタイミングでしたが、実際にお二人と話してみて、「未知へと挑む勇気を持っている人だ」と感じていました。また、人とコミュニケーションを取るのが得意であること、会社や人の目線に立って物事を考えることができる点も、選出のポイントになっています。

加藤:テックブログを通して社内の方ともっとつながりを作れればと思い参画しました。

木下:私は中西さんの熱い想いに感化されてジョインを決めました(笑)。KINTOテクノロジーズにはさまざまなバックボーンを持った方が集まっていますから、果たしてテックブログで適切な発信ができるか、運営に協力してくれる人がいるのかなど、不安もありましたけどね。

数ヶ月先まで記事の更新計画を立ててスケジュールを徹底管理

―実際にキックオフをしてからは、どのような形でブログ運用をしているのでしょうか。

木下:どのように記事をアップしていくのか、まずは運営メンバーで計画を立てましたね。そもそもテックブログをなんのためにやるのか、マネージャー陣への説明も併せて行っています。

運用面で特徴的なのは、レビューが手厚いことでしょうか。CIOやマネージャー陣も含めてレビューを行い、あらゆる観点で見て「トヨタの看板を背負った会社として問題がない記事になっているか」を確認し、発信しています。

記事内容は、そこまで技術に偏っていないのも他社との違いかもしれません。もちろん技術的な内容も発信するのですが、それ以外にKINTOテクノロジーズがどんな会社なのか、エンジニア以外のメンバーも含めてどんなものづくりをしているのか、どんなスキルを持った方がいるのかなどを、全般的に紹介しています。

―KINTOテクノロジーズのテックブログは更新頻度が高いと思うのですが、レビューが多い中、コンスタントに記事をアップできている理由はなんでしょうか?

中西:加藤さんがしっかりスケジュール管理、執筆者のサポートをしてくれているからですね。その上で執筆経験の無い方でも、執筆から記事をアップするまでを簡単に実現できる仕組みを構築して、改善を重ねながら運用しています。今は4月ですが、7月頭まではどんな記事を書くか、予定が埋まっている状態です。

加藤:JIRAというプロジェクト管理のサービスを使って、週ごとに何を何日までに終わらせなければいけないのか、全てスケジュール化しています。各タスクの期限が近付いてきたらSlackに通知して、各人にリマインドもしています。

―そのほか、テックブログのスムーズな運営のために工夫している点はありますか?

中西:実は、テックブログのシステム自体は自分たちで開発しています。それをいわゆるオープンソースの形で社内に公開し、新しい機能が欲しいときは誰でもプルリクエストを出して実装できるようにしているんです。

最初は非常にシンプルなブログサイトだったのですが、社内のいろいろな方からプルリクエストをいただいて、便利な機能がどんどん追加されていっています。エンジニアがブログサイトを通じてさまざまな実験ができる面でも、良い取り組みだと思っています。

そのほかの施策としては、例えば記事を全拠点・全部署に書いてもらうことを目標に、運営メンバーでスタンプラリーも実施するなど、日々のちょっとした業務も楽しく出来るような工夫をしています。

積極的な情報発信が社内外に好影響をもたらしている

―テックブログを運営する上で、大変だったことはありますか?

加藤:アドベントカレンダー企画が大変でした。IT業界でよく実施されるもので、毎年12月1日から12月25日までの間に毎日1本記事を出すような企画なのですが、去年は技術的な発信と会社紹介でそれぞれ1本ずつ1日2本出すことにしました。

全グループのマネージャー陣に依頼して書いていただきましたが、当然レビュー数が膨大になりますし、マネージャー陣のスケジュール調整などもありましたから、毎日アップするのは苦労しました。年末に向けた忙しい時期にご対応頂いた皆さんに感謝しています。

木下:当時はまだ運営メンバーが少なかったので、アドベントカレンダー企画が動き始めたタイミングで仲間を集めましたね(笑)。

―現在までテックブログを継続してきたことによって、どんな効果がありましたか?

中西:採用広報の視点でいうと、テックブログを見てくれている応募者の方が非常に増えたそうです。

その話を聞いた経営陣やマネージャーも、徐々にテックブログの存在の大きさを実感し始めたようで、今はテックブログの運営を応援する立場になってくれました。何か社内でネタになりそうなことがあれば、「テックブログに載せよう」と働きかけてくれるような状態です。

木下:テックブログの発信をきっかけに、社内でも開発に関してメンバー同士が声を掛け合って新たにつながりを持つパターンもありましたね。

より多くの人にKINTOテクノロジーズの魅力を知ってもらうために面白いサービスを面白い人たちと楽しく作るための組織を作りたい

―皆さんがテックブログに精力的に取り組むモチベーションはなんですか?

中西:根本にあるのは、面白いサービスを面白い人たちと楽しく作るための組織を作りたいという気持ちですね。それを実現するための人材を集めるには、やはりテックブログは必須です。情報発信を通して多くの方にKINTOテクノロジーズの魅力をわかってもらい、採用につなげ、より一層良いサービス開発をしたいと考えています。

加藤:私の場合は、当社で働いている人の魅力を外部に伝えたいというのがモチベーションですね。自分が所属しているグループのメンバーを見ていても、技術力に優れていてなおかつ人柄も良い人たちばかりで、本当に尊敬しています。そんなメンバーたちの技術力や魅力を外部に発信したいと思い、取り組んでいます。

木下:発起人である中西さんを筆頭に運営メンバーの強い熱量に共感していますし、そこが私にとっても大きなモチベーションになっています。ブログ運営がなかなか上手くいかない場面もありますが、とにかく全力で頑張るつもりでいます。

―今後、テックブログに関してどのような展開をしていきたいとお考えですか?

木下: KINTOテクノロジーズはグローバル人材も多いので、グローバル視点でのコンテンツも出していきたいと思っています。今は日本語の記事が多いですが、グローバルグループからは現在3名テックブログの運営に入っていて、まずは日本語記事を英訳して発信する取り組みを進めているところです。グローバルグループのメンバーはイベントの運営経験などもあり、今後はイベントの開催なども計画しています。

中西:テックブログは、KINTOテクノロジーズのことを知ってもらうための第一歩として存在していると考えているので、今後もさまざまな形でアウトプットをしていきたいです。その上で、テックブログというシステムをただ運用するのではなく、情報発信をする動きそのものをKINTOテクノロジーズの文化にしていければと。

最近始めた新たな取組として、拠点間を繋ぐ動きを始めています。今KINTOテクノロジーズは4拠点ありますので、横のつながりを強化すれば発信力はさらに高まるでしょう。また拠点間でのコミュニケーションが広がることで単なる情報発信の強化にとどまらず、事業の拡大や開発力の強化につながっていくと信じています。

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