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目的は明確だが、あり方は未知数。-プロジェクト推進グループインタビュー-

複数のプロダクトの運営に加え、それらにまたがる複雑なプロジェクトの立ち上げや推進、TOYOTA Walletへの活動支援など、多岐にわたるKINTOテクノロジーズのプロジェクトマネジメントを担っています。

Q:プロジェクト推進グループはどんなグループですか?

A.O.:プロジェクト推進、業務システム、デジタル開発という3つのグループが一緒になってできたグループで、プロジェクトを推進するための様々な機能を有しています。現在はKINTOテクノロジーズの「大型プロジェクトをマネジメントするチーム(プロジェクトチーム)」と「プロジェクトに必要な業務システム=プロダクトの運用・保守開発を担うチーム(プロダクトチーム)」を中心としたメンバー構成となっています。そのため他のグループと違い「プロダクト」と「プロジェクト」でそれぞれマネージャーがおり、私はプロジェクトチームのマネージャーを務めています。

S.K.:私はA.O.さんがマネージャーを務めるプロジェクトチームで、プロジェクトマネージャー(以下、PM)として働いています。主なミッションは大型案件の管理、運用・運営です。KINTOテクノロジーズではいくつかの部門やグループをまたぐ案件が数多く存在しているため、それらを取りまとめ円滑に進めるためのマネジメント機能を有しているチームです。

M.S.:私は業務システムグループの出身で、お二人とは異なりプロダクトチームでプロダクトマネージャーとして働いています。プロダクトチームはいわゆるバックオフィス業務を担当するチームで、KINTOで車をお申し込みいただいたお客様の情報を取り扱うシステムや、納車後のお客様や販売店様からの情報を記録するカスタマーサポートなどの運用・保守開発を手がけています。大型プロジェクトが始動すると、それに必要なシステムを構築するプロダクトチームもプロジェクトのメンバーとして動き出します。

Q:社内におけるグループやチームの役割を教えてください。

A.O.:プロジェクトチームはプロジェクトに関わる人や企業を理解し、接着剤的な役割になることを目指しています。現在は社内で大型プロジェクトが立ち上がるとプロジェクトチームがPMを担当し、その横でプロダクトチームがプロジェクトに必要なシステムを開発するという形でプロジェクトに貢献していますが、これがグループの完成形ではありません。近い将来プロジェクトとプロダクトでグループを分ける可能性も十分あり、成長に合わせたグループのあり方を探っていきたいと考えています。

M.S.:プロダクトチームは自社のメンバーがサービスや業務を効率的に回せるシステムを構築することで、結果的にお客様へ提供するサービスの価値を高めるという役割があります。そのためプロダクトの知見を活かしながら、プロジェクトをバックアップすることが求められます。A.O.さんが言う通りプロダクトとプロジェクトは必ずしも同じグループである必要はないと思いますが、今は同じグループにいることで連携が取りやすいという側面があります。

A.M.:私はM.S.さんと同じプロダクトチームです。実際にプロダクトを利用して業務に励んでいるカスタマーセンターの担当部署の方とコミュニケーションを取りながらSalesforce周りの開発や補修に取り組んでいます。今はプロダクトチームのスピード感を維持できるよう不具合やミスが無いよう手を動かすことで精一杯ですが、プロダクトチームの役割は特定の業務に特化したスキルを活かしてプロジェクトの推進を支えることだと考えています。


Q:現在、取り組んでいる業務内容や課題について教えてください。

A.M.:主にカスタマーセンターが利用しているSalesforce周りの運用・保守開発を手がけています。KINTOのサービスや販売店などをご利用されたお客様からカスタマーセンターへお問い合わせがあった際、Salesforceに連携されたお客様情報をもとに対応します。そのためカスタマーセンターのメンバーがより使いやすく、お客様とのやりとりを柔軟に対応できるよう日々システムの改善や保守に励んでいます。

M.S.:A.M.さんと同じく私もカスタマーセンターのシステム構築に関わっています。現状のシステムを改善することはもちろんですが、今後はSalesforce担当としてSalesforceの利活用を推進することが課題です。カスタマーセンターだけでなく他の事業にまでSalesforceの利用を広げることで、お客様に関する幅広い情報を取り扱い、蓄積された情報を新しいサービスやプロジェクトに活かしていきたいと考えています。

S.K.:現在はサービス、業務、システム、全ての構築が同時に進んでいるため、時間のかけ方や目標設定などの理解を合わせることに難しさを感じています。プロジェクトの規模は日に日に大きくなっていくため、大勢の人が関わる中でいかに共通認識を作っていくかがPMとしての課題です。私のミッションはプロジェクトメンバーが目的を見失わないようにロードマップやマイルストーンを打ち立て、それらが機能するようにコミュニケーションを図ることだと考えています。

Q:仕事をする上で、特に心がけていることは何ですか?

A.M.:プロジェクト周り、プロダクト周りではとにかく沢山の情報がやりとりされているので、情報に敏感になることを心がけています。誰が何に詳しいのかを把握し自分でも情報を取りに行く。作業スピードで劣る分、情報に対する姿勢を大切にしています。また、今はAWSを勉強している最中なのでこの経験を活かして、オンプレミスからAWSを理解する仕組みをこのグループの中に作りたいと考えています。

S.K.:プロジェクトを良い形で進めるには、チーム全体での納得感が重要だと感じています。最初に掲げた目標からブレるとそこから波及して様々な問題が起こるので、プロジェクトの目的を定義した上で「なぜこの機能が必要でこのスケジュールで動く必要があるか」を説明できるよう心がけています。

M.S.:実務の面では仕事の効率化とスピードをとにかく意識しています。クリティカルなミスはNGですが、私は軽微なミスを無くすよりもスピードを保つことを重視しています。また視点の面では俯瞰してものごとを見ること大切にしていて、お願いされた作業をそのままやるのではなく、他に良いやり方がないか部分最適ではなく全体最適で考えるよう心がけています。

A.O.:PMに限らず私たちは世の中にサービスを提供する会社なので、システム軸ではなくサービス軸でものごとを考えることが重要だと思います。それぞれが色々なことを並行して取り組んでいるので難しい部分もありますが、自分の責任範囲を理解してサービスに貢献しようと動いている人が活躍しているし、そうしたグループのあり方を目指したいと考えています。


Q:入社の動機とKINTOテクノロジーズのどんな部分に魅力を感じているか教えてください

A.M.:元々独立系のSIerに勤めていたので、いつかは自社サービスを持つ企業でお客様の声をダイレクトに聞きながらサービスを改善したいと考えていました。そのため、役割に制限されることなくゼロから新しいサービスに携われるKINTOテクノロジーズの環境に惹かれて転職しました。実際に車を製造しているグループで、車のことを学びながらモビリティという未知の領域に携われるのは、ここにしかない魅力だと思います。

M.S.:SIerあるあるだと思うのですが、色々なクライアントのシステムを構築する中でいつかは自社のシステムを作ってみたいと思うようになりました。そのため前職で携わっていた大型プロジェクトが終わったタイミングで、転職活動を始めました。KINTOテクノロジーズのベンチャー企業のような勢いがありながら、母体がトヨタグループである点に魅力を感じました。家庭もあるし今からベンチャー企業に勤めるのはリスクがあると思っていましたが、KINTOテクノロジーズは刺激と安定感の両方がある珍しい企業だと思います。

S.K.:これまで比較的大きな企業で意思決定に時間を有する環境で働いてきたので、次はスピード感のある職場で働きたいと思っていました。KINTOテクノロジーズはトヨタグループが手がけるスタートアップ企業のため、スピード感とできることのインパクトに魅力を感じました。さらにモビリティに関してサブスクだけでなく海外向けにも多岐に渡って事業を展開している点に惹かれ、事業の成長と共にスキルを磨くことができると思い転職しました。

Q:今のグループの雰囲気や環境について教えてください。

A.O.:正直、まだグループとして色がある状態ではありません。大型案件を担当してキャリアを積んできた方が多く集まっているため、比較的年齢層は高めです。プロジェクトチームではこだわりを持っている者同士が議論することもよくあります。またプロジェクトチームから見たプロダクトチームは、マネージャーを中心にコミュニケーションが活発に行われているので、チームとしての連帯感が強い印象です。

M.S.:どこのチームにも言えることだと思いますがチーム内のコミュニケーション力が高い反面、他のチームやグループとの情報の受け渡しにはまだまだ課題があると思います。新しいサービスが次々に立ち上がる刺激と基盤が整っていない不安定さが混在しており、戸惑うこともあります。品質のあり方ひとつとっても、何が一番大事なのかという共通認識がないので、これまでの常識が良くも悪くも通用しない環境だと感じます。

S.K.:お二人が話したようにプロセス化や標準化はこれから作っていく部分で、今はそれぞれのスキルを出し合って進めている状態です。それがプラスになってものごとが進む時もあれば当然ぶつかることもあるので、この成長過程を面白がっているフェーズとも言えると思います。個人的にはマネジメントをする中で行き詰まることがあれば、A.O.さんに相談したり具体的なアドバイスをもらったりすることができているので、色々な経験を積んだ方から学べることが多い環境だと感じています。


Q:どのような人がグループの環境に合っていると思いますか?

A.M.:色んな国籍の方がいたり、多方面から集まった様々な技術畑の方がいるので、人と関わるのが好きで色々な価値観を持った人がいる環境を楽しめる人が合うと思います。自分がやりたいと思ったことは実現できる環境なので、そこにどれだけ周りの人を巻き込んでいけるか、関わり合っていけるかが重要だと思います。

S.K.:まだまだ課題が沢山あって問題も起こるので、それを切り抜いていく力がある人が合っていると思います。ひとつ問題が起こると止まってしまうようではプロジェクトが前に進まないので、二手三手先を考えて臨機応変に動ける人が向いているのではないでしょうか。

A.O.:特定の文化や環境がグループ内にできあがっている状態ではないので、プロジェクトやサービスだけでなく会社の風土やガバナンスも一緒に作っていける人、揃っていないことにストレスを感じるのではなくそこを面白がれるような人に来ていただきたいなと思います。受け身ではなく一緒に挑戦するという気持ちがあるかどうかがとても重要だと思います。

Q:最後に、求職者へ向けて伝えたいことがあればお願いします。

M.S.:正直どんな人が来てもどこかで活躍できるチャンスがあると言えるくらい、多彩な環境だと思います。私自身Salesforceの知識がないまま入社しましたが問題なく仕事できているので、何かしらのシステムに携わった経験のある方であれば活躍できるはずです。また個人的にはスキルよりも人との調和やコミュニケーション、当たり前かもしれないですが感情的にならず会話ができることが重要だと感じています。そんな人たちが集まっている中に、尖った技術を持った人やすごいこだわりを持った人がいるような状態が組織としても面白いのかなと。プロジェクト推進グループは女性率が低いので、女性の方の応募もお待ちしております。

A.O.:PMはスキルよりも突破力や人を引っ張っていく力が重要です。そのためには自分自身が「このサービスをやりたい」と思う気持ちがなければいけませんし、KINTOテクノロジーズは「新しいモビリティサービスをどう作るか」が課題なのでそこへのモチベーションが大切です。プロジェクトによって期間も内容も、コミュニケーションを取る人も変わってくるという難しさはありますが、立ち上げの部分に関わりたい、新しいサービスに挑戦したいという方であれば活躍できる環境だと思います。会社レベルで何か新しいことをやりたいという意志のある方にぜひ入っていただきたいと思います。


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