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【Interview】「世の中の働き方にもっと自由を」19歳の起業家が考案したデイワークアプリとはSpacelook株式会社 谷口怜央社長

17歳の時に高校を休学し、起業の道を選んだ谷口さん。遊びたい盛りの時期になぜ、独立という選択をしたのか?谷口さんが考案したデイワークアプリ。そのサービスに込めた想いとは谷口さんが独立を決意するまでの背景を探りながら、「人が起業する」ということの本質に触れていきたいと思います。

◯Wakrak株式会社(旧:Spacelook) -> https://corp.wakrak.jp/

◯挑戦者応援メディア『TACHIAGE』 -> https://tachiage.co.jp/

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◆人物紹介

紳さん:TACHIAGEのライター。最近、パスタといっても色んな形や大きさのものがあるので、混乱している。

谷口社長:愛知県生まれの19歳。「世の中を変えたい」という想いで、17歳の時に通っていた高校を休学し、東京に進出。2017年にSpacelook株式会社を立ち上げた。

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紳さん:谷口さん、お若いですよね!? 19歳で起業とは驚きです。ちなみに僕が36歳なので、ほぼ倍です。し、これがインタビューではなく戦闘だったとしたら、谷口さんはかなり不利な状況に追い込まれていたはずなので、良かったですね。

谷口社長:戦闘力=年齢だとしたら、かなり不利な状況でしたね。良かったです。これが戦闘ではなくてインタビューで。

紳さん:本日はよろしくお願いします。

谷口社長:よろしくお願いします。

【「見て見ぬフリ」をする社会に抱いた疑問】


紳さん:最初にお聞きしたかったのですが、なぜその若さで起業しようと思ったのですか?起業を決意した時の年齢が17歳だと聞きました。17歳なら、まずはYouTuber(ユーチューバー)を目指すのが普通だと思うのですが…

谷口社長:世の中の17歳が皆、YouTuberを目指すとは思いませんけどね。起業した理由はとにかく、「一刻も早く、世の中を変えるための活動をしたい」と思ったからです。

紳さん:ほう?どうしてそう思ったんですか?

谷口社長「余裕を持って生きる人を増やしたい」と思ったことががそもそもの始まりでした。実は僕、中学生の時にトラブルが重なって車椅子で生活していた時期があったんです。ある日、道の溝にタイヤを引っ掛けて転倒してしまったのですが、すごくショックだったのは、道をいく人が誰も僕に手を貸してくれなかったんです。車椅子の僕が倒れている姿を見て、みんなが「見て見ぬフリ」をした。その時、大変ショックを受けてしまって……みんな、急いでいたんでしょうね。もしくは、「自分以外の誰かが助ける」と、その場にいた全員が思ったのか。でも、よく考えてみたら、僕が車椅子で転倒した時のことはほんの一例でしかないと気がつきました。世界には貧しくて食べるものにも困っている人がたくさんいるのに、みんなそこまで積極的に助けようとはしないですよね。みんな、「見て見ぬフリ」をしている。そして、僕も「見て見ぬフリをして生きる多数の中の1人」だと気がついたんです。なるほど。貧困のこともそうですが、自分とは関係のない人間のことはあまり気にかけないですよね。僕も何もしていない人間の1人です…そこで、まずは貧困問題を解決するための活動をしたいと思ったのです。その準備として、なにはともあれ貧困をこの目で見てみようと、アフリカのセネガルへ向かいました。短絡的ですが、「アフリカ=貧困」というイメージがあったので。

【高校生に起業を決意させた日本の現状】


紳さん:実際、アフリカのセネガルに行ってどうでした?

谷口社長:現地の方と1ヶ月、一緒に暮らしてわかったことがあります。確かに皆さん、裕福な暮らしをしているわけではありませんでした。しかし、不思議なことに貧困にも関わらずセネガルの人たちは助け合いの精神が身についてるんです。食べものに困っている人がいたら、分け与える。困っている人がいたら、決して「見て見ぬフリ」をしない。セネガルから日本に戻り、日本人は誰もホームレスの方々を助けようとしないことについて疑問を抱きました。貧困だけど人を助けるセネガル人、裕福なのに人を見捨てる日本人。この差はどこから生まれるのだろうか?、と。 

紳さん:そう言われてみると、不思議ですね。僕もホームレスの人を助けようと思ったことは無いですが。

谷口社長:つまり、日本人は経済的に裕福でも、精神的にとても貧しいのではないか、と感じました。その原因として、自分に余裕が無いから人を助けることができないのだと考えました。忙しく働くばかりの日本人は、時間的にも精神的にも余裕が無いのだと。そこから、「世の中の働き方を変えれば良い」という考えに至りました。もっと自由に、余裕を持った生活を送れるようになれば、人は人を助ける余裕が生まれるはずだと。その考えが谷口さんを起業へと向かわせたのですね。学校で大人しく座って勉強をやっている場合では無いと感じました。ヒッチハイクをしていた時に知り合った東京のベンチャー企業にインターンとして入りたいと思い、僕の中では「高校をやめて東京に行く」、と決めたのですが。さすがに親も心配しまして、休学という形に。そのインターンを経て、Spacelook株式会社の設立に繋がっていくわけですね。

【デイワークアプリSpaceworkの考案】


谷口社長:そこで、世の中の働き方を変えるためにSpaceworkというアプリを開発することにしました。Spaceworkは1日限定のデイワークを探せるアプリなんです。応募・面接・契約を全てアプリ内で完結できるようになっています。飲食店と人を結びつけるマッチングアプリをイメージすると分かりやすいかも知れません。

紳さん:画期的ですよね。YouTuberのパパラピーズが宣伝していた動画を見たことがあります。 ちなみに、飲食店側は「変な人がきたらどうしよう?」という不安は無いのでしょうか?

谷口社長:働く側は事前にメッセージを送って応募をするので、飲食店側はそのメッセージの内容を見て、正常に働ける人かどうかを判断できます。また、マッチングして働いてもらった後は、飲食店とそこで働いた人が相互でレビューができるようになっています。どちらにも評判がつくわけですね。

紳さん:なるほど、アプリ内である程度、人間の信頼性を担保できる仕組みになっているのですね。(お金に困ったら、僕もこれでデイワークの仕事を探してみたいな…)

谷口社長:ぶっちゃけ、派遣業とかもそうですけど、世の中の仕事の多くは「働く側が搾取されている」と感じています。僕はそれらを全てブッ潰したいと思っていて。

紳さん:いきなり、過激発言ですね!?

谷口社長:世の中に派遣会社って6万社ぐらいあるみたいなんですけど、できれば全部、ブッ潰したい。

紳さん:全ての派遣会社が悪徳で、搾取しているというわけではないとは思いますけどね。

谷口社長:例えばの話です。とにかく、搾取される仕組みを変えたいという話をしています。正直、Spaceworkに関してはめちゃくちゃマネタイズをして稼ぎたいという想いで開発しているわけではありません。人手が足りない飲食店と自由に働きたい人をマッチングさせ、世の中の働き方を変えるということを目標としています。人は人生の時間の大半を仕事に費やすのに、その仕事がツライのはもったいないと思うんです。だから、もっと自由な時間の使い方で自由に働ける環境を作りたかった。そのためのプラットフォームとして、Spaceworkを考案したんです。

紳さん:谷口さんの「世の中の働き方を変えたい」という熱い想いが伝わります。学生とかフリーターにとってはすごく良いアプリですよね。飲食店側としても、こんな手軽に人手不足を解消できるのは画期的だ。バイトの面接とかだって、無駄にリソースを消費しますからね。働く側、飲食店側、両方の時間がとられるわけですし。

【起業の際に苦労したこと】


紳さん:ところで、谷口さんが起業する際に苦労したことってありますか?

谷口社長:会社を立ち上げてアプリを開発し、人を雇ったり、人がいなくなったり、色んな経験をしましたが……やっぱり、お金の面ですごく苦労したことがありましたね。資金調達のためにめちゃくちゃ動いたんですけど、なかなか出資してくれる人が見つからなくて。事業計画とかサービスの内容を一生懸命プレゼンするんですけど、なかなか伝わりきらないことも多くて……

紳さん:やはり、起業すると一度はお金に困る時がくるんですね。

谷口社長:お金は集まらない。でも、すでに会社を設立して、自社でエンジニアを雇ったり、外部の会社に委託でアプリの開発とかしてもらったりしているわけで。1番ヤバかったのは、その外部の業者さんに支払う開発費の支払い期限まで1週間を切っているのに、手元にキャッシュがまったくないということがありました。

紳さん:震えますね、それ。支払額はいくらだったんですか?

谷口社長いや、もう、数百万円とか…… そんな額です。

紳さん:うわぁ。 臓器を売ったんですか?

谷口社長:いや、臓器は売らずに済みましたね。ギリギリで出資してくれる方が見つかって。

紳さん:命拾いしましたね。普通の起業家なら、臓器を売ってる場面ですよ。

谷口社長:普通の起業家は臓器を売らないと思いますけどね。とにかく、声を上げて助けを求めたら、ちゃんとそれを聞いて、手を差し伸べてくれる人っているんですよね。「見て見ぬフリをする社会を変えたい」という、今回のテーマに帰結するようなエピソードですね。

【まとめ】


谷口さんはご自身の経験から「見て見ぬフリ」をする社会に疑問を抱き、色んな経験を経て、「仕事に追われる人間の余裕の無さが、そもそもの原因である」という結論を導きだしました。「ならば、働き方を変えるための新しい仕組みをつくれば良い」と考え、人と飲食店をマッチングさせてデイワークができる画期的なアプリを開発したとのこと。この、社会の問題を指摘し、考え、世の中の仕組みを変えるためのサービスを作るという谷口さんが行った一連の流れこそが、人が起業するということの本質、意味だと感じています。

紳さん:僕たちは起業家応援メディアを運営する立場として、谷口さんのようなとても若い、それこそ学生起業家という方々がこれからどんどん増えていったら嬉しいです。この記事を読んでくださっている、若い方、学生に向けて「起業するためのアドバイス」をいただけませんか?谷口さんが言うからこそ、説得力がある言葉が聞きたいです!

谷口社長:僕もそうでしたが、高校生や大学生で将来に不安を感じる人なんてたくさんいると思うんです。社会に対して不審に思う人も。社会って、色んなものを隠そうとするじゃないですか、不透明で。でも、そんな社会の中で生きるからこそ、好きなことをやって生きて欲しいし、好きなことを仕事にするべきだと思います。やりたいことがあるなら、とにかくやればいい。僕は起業して1年半が経ちましたが、この1年半で苦労したことはあるけど、恐怖を感じたことはありません。がむしゃらにやっていれば、ピンチの時は誰かが助けてくれる。そんな出来事を僕自身が経験してきたからこそ、みなさんも恐れずになんでもチャレンジしてみて欲しいと伝えたいです!

紳さん:素晴らしいアドバイス、ありがとうございます!Spacelook株式会社と谷口怜央社長の今後の躍進に期待します! 

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【Interview】「世の中の働き方にもっと自由を」19歳の起業家が考案したデイワークアプリとはSpacelook株式会社 谷口怜央社長
彰 谷川
株式会社SEASIDE / インターン
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