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【Interview】那須の地域創生に挑む!元都内超一流企業のITコンサルタント那須インフォネット株式会社 河内社長

ご両親が経営していた地元の会社を継ぎ、栃木県那須塩原市で地方に密着した事業を仕掛ける河内氏。都内ではよく見られる回線の営業を中心とした企業が地方でどのような事業を営むのか、また今後仕掛けて行きたい地方創生の新規事業はどんな形かを伺う。

◯ 那須インフォネット株式会社 -> http://www.nasuinfo.or.jp/

◯挑戦者応援メディア『TACHIAGE』 -> https://tachiage.co.jp/

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◆人物紹介

カナタニ:富山生まれで富山をこよなく愛する好青年。富山の経済を救う救世主になりたいと想うあまりに地方創生ネタには人の5倍喰いつく。今回は女性起業家専門ライターの肩書きを伏せて地方起業家に集中する。

河内社長:東京でITコンサルタントとして第一線で働いていた河内社長。地元の栃木県那須塩原市で仕掛ける事業とは。

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【両親の会社を継ぐストーリー】

カナタニ:カワチさんはもともと東京でNTTデータ等にいらっしゃったんですよね?

河内社長:そうですね。新卒でNTTデータに3年出向し、その後NTTデータグループの会社に3年いまして、その後2年間コンサルティングファームPWCにいて、その後ベンチャー企業を経て、栃木の稼業を継ぐ前までは、個人事業主として独立してたんですよね。独立して一年くらいやって、戻って来ました。

カナタニ:元々はお父さんの会社をやるつもりで東京にいらっしゃってたんですか?

河内社長:最初から家業を継ぐつもりは正直なかったです。SIにいた時に、親父が困っていた時がありました。元々インターネットプロバイダー事業をメインとしている会社であり、プログラムやシステム構築の専門ではなかったので、私の方に相談が来てました。私はそれが本業だったので、アドバイスしたり手伝ってるうちに「何とかしてあげたいな」っていう気持ちが芽生えてきて…。そこから「継ごうかな」って。それを父親に伝えたのは、2年前ぐらいですかね。

カナタニ:なるほどー。お父様は元気でいらっしゃるんですか?

河内社長:います、います。

カナタニ:じゃあ今もお父様と一緒に?

河内社長:そうです。今は父親と母親と、私だけですね。

【事業は引き継ぎつつも拡大する】

カナタニ:もともとお父様がやってらっしゃる事業を今後も広げていくのでしょうか?

河内社長:インターネットプロバイダー事業なので、今後そんな大きな拡張っていうのはあまり見込めないと思う一方で、無くなることもない事業だと考えています。そこをベースにやりつつ、自分が得意だったSIやITコンサルの方で拡大していければなと。


カナタニ:地元の企業等で、あんまりよく分かっていないところを、サポートしていくみたいな感じですかね。

河内社長:そうですね、そういうところは中長期的な目標にはなりますけども巻き取っていきたいなと思っています。

【RPAで出来ることとは】

カナタニ:インタビュー前にお車で案内していただいているときに伺いましたが、RPA(Robotic Process Automation)をこちらで仕掛けていきたいという。そういった話はいつからあったんですか?

河内社長:「戻って来たら何をやる」って話を父親としていまして。私はもともとインターネットプロバイダ事業だけやっていくつもりは全くなかったので、「これからどういうことをやっていこうかな」って考えた時、選択肢の一つとしてRPAが出て来ました。昔の同期がRPAの代理店の元締めをやっていて。「栃木の方でもRPA売りたいんだけど」と相談したら、「じゃあ特約店契約結んでくれれば」みたいな感じで。

カナタニ:RPAで何かできるかをわかっていない人もたくさんいると思うんですけど。特約店みたいな存在は、世の中にたくさんいるんですか?

河内社長:特約店の契約をしている企業の数はものすごく多いです。ただ、おっしゃる通りでRPAは何者で何ができるか、特に地方では浸透していないです。

カナタニ:僕の認識だと、Excelのマクロを拡張した、もっとすげーやつみたいな印象なんですけど。

河内社長:そういう見方でも間違ってはないと思います。結局、Excelのマクロも自動化させるような目的で作られているものじゃないですか。なので、目的としては同じなんですが、大きな違いとしてはExcelのマクロってOfficeに閉じられた世界だったりとか、できることって限定的じゃないですか。RPAって、Windows上で動くものであれば、大体のものは自動化できちゃうんですよ。例えば何をしたいときにそれが使われるんですか?っていうのを、デモをお見せしますね。

カナタニ:あっ、ぜひぜひ!

河内社長:そのデモは有名な動画なんで、「なんだ、これ見たことあるよ」って言われちゃうと寂しいんですけど(笑)

カナタニ:いや、見たことないと思います。

河内社長:エアコンの取り付け指示書作成事例ですね。Excelの顧客リストがあって、例えば誰々さんどこどこ住んでる、って自動でネットから住所探して来てくれて、地図を表示してこの大きさで貼り付けするとか。Excelのデータがある分だけ、指示書作るとか。こういう作業を全部自動でやってくれます。


カナタニ:すーげぇ。

河内社長:ロボットなんで、土日も深夜も働かせられるじゃないですか。それを含めると人間の10倍から20倍ぐらいの効率化ができるって言われていて。10倍から20倍ってことは、これが1台あれば10人〜20人がいらなくなるわけですよね。

カナタニ:やばい、売りたい(笑)

河内社長:特約店契約を結べば売れますよ(笑)シナリオだけ組んであげれば全部自動で動きます。また、OCRとも相性が良くて、手書きの文字をテキスト化して読み込んでメールまで送るっていうことも自動でできちゃうんですよ。

カナタニ:まじか。これすごいな!前に、営業をかけたくて1000件メアドリストを作った後に、どうやって送ろうかなって思ったことがあって。まさにこれ!

河内社長:まさにこれですよ。リストができたら、シナリオだけ組み込んで、あとはやってくれます。寝とけばいいって感じですね(笑)ただ弱点もあって、この自動化されてる時ってこのパソコンはさわれないんです、エラーになっちゃうから。なので1台専用のパソコンを用意した方がいいと言われています。人を一人雇うよりも、はるかに安価に済みますけどね。


カナタニ:人間の倍以上働いてくれるんだったら全然いいですね。これの存在は、同期の人から聞いてたんですか?

河内社長:自分で興味を持って調べた時に知りました。ちなみに他のトピックや単語ベースで行くと、RPA以外には何があるんですか?あとは、IoT、ビッグデータ、AI…なんてものがメインになって来ますかね。

カナタニ:いやぁ、すごいな。

河内社長:この第4次産業革命のインパクトを日本としても重く受け止めなければならない時期に来ています。なのでAIとかIoTといったところをどう活用して行くかっていう点が注目されてますね。

カナタニ:なるほど…。

河内社長:そういう事情もそうですが、働き方改革や少子高齢化に伴う労働力不足の観点からもRPAの流れが来るんじゃないかと思ってます。なおかつ栃木の方ってまだ全然売れていないじゃないかという。

カナタニ:おぉおお。

【東京と地元、それらの違い】

カナタニ:東京にいる人たちで地元で起業したい人たちもいると思うんですけど、東京にいる時と比べて一番変わった点とかってありますか?


河内社長:高校卒業までここで育ったっていうのがあるので、友達や知り合いが多いっていうのが楽しいところですね。ビジネスの観点で見ると、東京でのやり方は通用しないなと思っています。今まで私がやって来た案件は比較的大きいシステム開発が多かったんですけど、その感覚のままこっちで仕事はできないなって。今は小規模な案件でも着実に積み重ねて実績を残していかないといけないなと思っています。あと、ITに対する認識のレベルも違いますね。東京の方だと、ITリテラシーは全体的に高いですけど「騙し合い」みたいなのが当たり前で。逆にこっちで「何も知らないところからお金をとる」ってすごく罪深いというか。だから今は、ITで困ってたら駆けつけて、お代をもらわないことも結構あります。そしてITのリテラシーが高くなって来たら、初めてお金を受け取りますって形でもいいのかなと。法外な金額を取るのは論外ですが、わからない人に教えてあげてそこまでの金額はもらえないなっていう考えがあります。今は、偉そうな言い方ですけど、地域のITリテラシーの底上げをしたいなと思ってます。


カナタニ:なるほど。今も東京と行ったり来たり?

河内社長:行ったり来たりしてます。東京のITは日本の中で一番進んでいるので。そこで働いていると刺激とか学びに繋がりますからね。

【移住後の地域の人達との関係作り】

カナタニ:那須に来てからの人間関係の作り方って、6月までにはちょいちょい帰って来てたんですか?

河内社長:帰って来てました。こっちの方って、横のつながりが強いのもあるんですけど、私の周りって2代目社長が多いんですよ。同級生や友達も多くて。そういう人と定期的に飲むようにはしてました。みんな業界はバラバラなので、「こういう風にやったらうまくいくんじゃないの?」みたいな話を酒の場でアイデアベースで話し合う感じなんですけど。帰ってくるたびに必ず飲みに行ってました。

カナタニ:そういう方達どういう業界の方なんですか?


河内社長:建築とか、飲食とか、色々です。IT系の仕事をしている人はいないですね。

カナタニ:僕も地元に行ってるんですけど、あんまり僕の周りはそういう人いないのかなって感じてます。

河内社長:知らないだけで、いるかもしれないですよ。その人たちと会話していると、サラリーマンやっている人とはマインドが全然違うことに気づきます。2代目経営者ってかなり意識が高くて。都内でもなかなかいないぐらい。

カナタニ:へぇー、そうなんですね。僕の地元の同級生とかで、そういう感じで会話ができる人たちと出会ってないんですよね。

河内社長:一度出会うと、頻繁に飲もうよってなりますよ。私も社会人になってからその友達とは仲良くなったんですよね。小、中一緒だったんですが、高校と大学はバラバラで。大人になってから何かの飲み会の時に、実は俺2代目をやるんだって話になって。それから定期的に飲むようになりました。

カナタニ:へぇ。探せばいるのかなぁ。

河内社長:いるはず!ただの地元の友達から刺激しあえる仲に変わりますよ。いい関係が築けます。

カナタニ:それいいですね。

河内社長:今は1番飲んでるのはその同級生ですね。その人は地元で地域のための活動を色々とやっているんですよ。いろんな人も紹介してくれて、1回コミュニティに参加させてもらったんですが、人脈がすごく広がりました。

カナタニ:なるほどー。この間地域マルシェに行ったら、中学校の先輩がお店をやっていることがわかって、そういうのが重なっていくといい出会いになったりするんですかね。

河内社長:なります、なります!お店を自分でやってる方って、いろんなお客さんを知ってるし。またそこで起業した人紹介するよ、って話になったりするし。またそこから紹介してもらったりとか。人を知っているか、は地方でビジネスをやる上で重要になってきますね。都内っていやでも人と知り合う機会が多いじゃないですか。その中から気が合う仲間を見つけるのは簡単ですけど、地方は最初の一人を見つけるのが大変かも。でもさっき言ったように、1回見つけちゃえばそこから広がって行く感じです。

【やりたいことを選択できる魅力】

カナタニ:地元に帰って仕事しようとか、あるいは東京にいながら自分で仕事をしたいとかっていう人たちに、背中を押すようなメッセージいただけますか?

河内社長:地方とか都内とかあまり関係のない話にはなってしまいますが、「自分で何かをやるってこんなに面白いことないな」って思いますね。まず、やりたくないことはやらなくて良いわけですよね。やりたいことだけやっていけば良いから。例えば、RPA売るのだって地方にこの技術を浸透させたいなと思ったから選択しただけであって。サラリーマンで上司に「RPA売っていきましょうよ」って言っても、「なんだそれ?うちはそんなもの売らん」って言われたらそこで終わりじゃないですか。ITっていう仕事の中でも、興味があるトピックだけでも良いですし。自分の興味がある仕事だけをやっていけるっていうのは1番のメリットかなって思います。あと、報酬は頑張り次第で青天井!(笑)


カナタニ:夢が広がりますね!グイグイ上昇中の時にも是非インタビューさせて下さい!本日はありがとうございます!


那須に住む人々のITインフラを支える使命に燃える河内社長。都内で結果を積み上げて来たエリートビジネスマンが地元で挑む新たな戦いに注目です。

那須インフォネット株式会社 ->http://www.nasuinfo.or.jp/

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