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事業法人のweb3業界への本格参入に向けて、誇れる仕事を。bitFlyerのホールセールプロダクト開発部で働く魅力

これまで個人投資家の投資対象という印象が強かった暗号資産。しかし近年、事業法人が相次いでweb3領域への参入を発表し、暗号資産を保有・利用するニーズが増えており、プラットフォーム側もその対応が求められています。

bitFlyerもまた、こうした事業法人のニーズに応えるため新たに法人向けサービスの企画部署を立ち上げました。多種多様なニーズを吸い上げながら、様々な部署と連携し新たなサービスや機能を企画しリリースに至るまで推進していく部署です。

今回はホールセールプロダクト開発部長を務める宋知秀に、部創設の背景と、今後のミッションについて聞きました。


メガバンクからベンチャー企業に飛び込んだ理由

―まずはbitFlyerにジョインした経緯を聞かせてください。

私は新卒でメガバンクに入社し、2年ほど中小企業向けに融資などの金融商品の営業を行いました。その後、香港駐在も経験し、デリバティブの営業や、リスク管理などの業務に従事しました。

メガバンクを辞めたあとは、フィンテック企業を転々とし、暗号資産取引所サービスや、QRコード決済サービスの立ち上げ・運営などにコミットしてきました。

bitFlyerには、以前、暗号資産取引所で一緒に働いていた上司に誘われたことが縁となり参画しました。もともと2017年から暗号資産業界で働いており、暗号資産・ブロックチェーンの領域には大きな可能性を感じていましたし、bitFlyerであればリーディングカンパニーとして知名度と潤沢なリソースがあるので、社会を変えるような大きな仕事ができるんじゃないかと思い転職を決めました。

―メガバンクを退職してから、ベンチャー企業を転々としてきたんですね。

メガバンクでも多くのことを経験させていただき、学びは非常に多かったのですが、自分の意思を反映させづらい職場環境や風土が自分には合わず、他業界で活躍する同期や知人を見る中で、もっと主体的に動ける環境で働きたいと思うようになりました。

当時は、暗号資産の価格が全体的に上がっている時期でした。各社CMも放映するなど、社会的に注目度が高かったですし、ICOなども盛んにおこなわれ、発行体やプロジェクトが全世界のユーザーとつながり一瞬で多額の資金調達を行うケースを目の当たりにしました。そのダイナミックさに大きな可能性を感じ、この業界に引き込まれていきました。ベンチャー企業では若い人が多く活躍していますし、自分も若いうちにたくさんのことを経験して活躍したいと思ったのです。

―一度は離れた暗号資産の世界に戻ってくるのは抵抗がありませんでしたか。

たしかに、2社目での暗号資産取引所の立ち上げ・運営は外部環境の影響も大きく受け、中々思うようにいかず、疲弊することも多くありました。だからと言って暗号資産・ブロックチェーンへの関心が薄れることなく、業界を離れてからも、情報収集や実際のサービス利用などは、引き続き行っていました。

最近では事業法人が相次いでweb3領域に参入を発表するなど、国内でも大きな動きがあり、今までより大規模にお金や人がどんどん流入し、盛り上がっていくだろうという期待感があったため、暗号資産の世界に戻ることについて抵抗は全くありませんでした。

―今も暗号資産の冬の時代と呼ばれていると思いますが、どのように捉えているのか聞かせてください。

たしかに直近ではFTXの破綻などもあり、暗号資産は冬の時代と呼ばれることもあります。ですが、暗号資産やブロックチェーンの技術などに問題があったわけではなく、運営会社のガバナンスに問題があったと考えています。いずれにせよこうしたニュースがあると業界への信頼が失われるので、各社襟を正す必要があると思います。一方で、今回の一件で日本では法令に基づき顧客の資産が保全されていることが、国内外にしっかりアピールできたとも考えています。日本の取引所が評価されれば海外の取引所に資産を保管していたユーザーが日本の取引所に資産を戻す流れにも繋がるため、ビジネスチャンスにもなりうると思っています。


多様化する法人のニーズに応えるために新設されたホールセールプロダクト開発部

―新たにホールセールプロダクト開発部を立ち上げた背景を聞かせてください。

ホールセールプロダクト開発部が立ち上がる前は、事業開発部が個人・法人向けサービスの企画検討、機能改善などを行っていました。しかし、近年では事業法人・機関投資家からの問い合わせが増加しニーズも多様化しているため、これらにしっかり向き合うべくホールセールプロダクト開発部が新設されました。

―法人のニーズはどのように多様化しているのでしょうか。

大企業がweb3領域に参入する場合は、サービスを展開する上で暗号資産を保有または利用するために秘密鍵の管理などが必要になります。大企業だと会社のルールやポリシー上、容易に暗号資産を保有・利用することができないなどのハードルがありますし、どんなサービスを展開したいのかによっても、ニーズが異なってきます。

また、既存のお客様の中には、伝統的な金融サービスでの取引に慣れ親しんでいる方も多く、それらと同等の機能を要望されるケースもあります。こうした要望は、多くのお客様が暗号資産売買を継続して行っていくという意思表示だと捉えられます。

だからこそ、事業法人・機関投資家がスムーズに暗号資産取引をするための環境作りが急務だと考えています。

―どのように法人のニーズに対応していくのか教えてください。

事業法人・機関投資家と対峙しているセールスの部署があるため、既に多くのご要望を頂いています。頂いたご要望を踏まえ、社内でディスカッションし、用意すべきサービスや機能の優先順位を決めて対応していきます。ビジネス要件・商品設計を行う際には、コンプライアンス部やリーガル、オペレーション部とも連携しながら要件を詰めていきますし、システム開発部とも機能要件の詳細化を一緒に進めていくことが仕事です。リーガルやコンプラといった部署と連携するのは意外に思うかもしれませんが、新しく開発する機能やサービスが法令観点、顧客保護の観点で問題ないかを確認する必要があるのです。

多くの部署が関わりますのでそういう意味では社内コミュニケーションが欠かせない仕事ですね。

―今後のミッションも教えてください。

足元では既存顧客の要望にしっかり応えつつも、あと数年すれば多くの大企業・機関投資家がポートフォリオの一部として暗号資産を保有、または実際に利用する時代が来ると予測しています。その時を見据えて、安心して利用していただけるプロダクトへとアップデートしていきたいと考えています。

競合他社の中にも企業向けのサービスを準備し始めている会社もあるので、それらに負けないようサービス環境を整えていくのが私たちのミッションです。


暗号資産業界の魅力と、ホールセールプロダクト開発メンバーとして働くやりがい

―これからホールセールプロダクト開発の方たちを採用していくに当たり、どのような方を求めているのか聞かせてください。

暗号資産・ブロックチェーン領域に関心を持っていて、自身でも暗号資産取引をしたことがある方と働きたいと思っています。暗号資産でなくても、株式やFXなどの投資経験があれば当部でも十分活躍できると考えています。サービスを作っていくにあたっては、どうしても金融商品の取引の一連の流れを理解していることが前提条件になります。

もちろん法令などの知識も必要ですが、それらは入社して身につけていけば問題ありません。インターネットサービスの要件定義やプロダクトマネジメント経験のある方だと嬉しいですね。

―暗号資産への興味は欠かせないのですね。

暗号資産やブロックチェーン、web3領域に興味がなければ、仕事へのモチベーションを維持するのが難しいと思います。2022年は特に、ネガティブなニュースも多かったので、時に不安になったり、身内や知人からも心配されたりすることもあると思います。

それでも胸を張って前向きに働けるのは、この領域に大きな可能性を感じているから。そのため、これからジョインしてくださる方も、暗号資産への興味関心の強い方だと嬉しいですね。

―宋さん自身は、暗号資産業界で働くことについて、どのような点に魅力を感じていますか?

新しいサービスが次々に生まれ、それぞれがユーザーを増やし経済圏を拡大していくところと、変化のスピードが早いところが面白い点だと考えています。中には、サービスが完成していなかったり、ユーティリティがあまり良くないものも多くありますが、自分が興味をもったプロジェクトのトークンを保有しサービスがアップデートされ、経済圏が拡大していくのを見るのは感慨深いものがあります。トークンの価値が上がれば、経済的にもメリットがあるので投資家として嬉しいですね。

―ホールセールプロダクト開発部で働く面白さについても聞かせてください。

事業法人・機関投資家が本格参入してくることを見据えて、サービスや機能の準備を進めていけることが面白いと考えています。まだまだ黎明期のため、今後大きな可能性を秘めいていると思います。数年後、暗号資産がより身近な存在になった時「自分がこのサービスを作ったぞ」と胸を張って言える仕事をすることはやりがいを感じます。加えて、法人向けのサービスは規模も大きいので、会社の収益にも大きく貢献できるポテンシャルがあると思います。

ホールセールプロダクト開発部は立ち上がったばかりの組織です。現在フルコミットしているのは私一人なので、ほとんどゼロから組織を作っていかなければなりません。既にやるべきプロジェクトも多くあるので、これからジョインする方は自分でプロジェクトを選んで立ち上げてもらいます。

会社としても自分の意見を通しやすいフラットな組織なので、やりがいを持って働けるはずです。

―最後にbitFlyerに興味を持った方にメッセージをお願いします。

暗号資産・web3は加速度的に成長しており、かつ若い方がどんどん参入している業界です。今飛び込めば、数年後には業界の第一人者にもなれる可能性もあるので、もしも今の会社で閉塞感を持っているのであれば、ぜひ話を聞きに来てみてください。

当社ではベンチャー気質を持って働ける一方、金融商品を扱っているのでコンプライアンスや顧客保護の意識は強く求められます。ベンチャー企業の特性を活かしたスピードのあるプロダクト作りはしたいけど、安心して使えるものを作りたいと思っている方は特にマッチすると思いますね。

スキルや知識は入社後に身につけることができるので、暗号資産に可能性を感じている方はぜひ一度お話ししましょう。

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