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休耕田や休廃止鉱山で生育可能なコケ植物の屋外培養に成功

KOBASHI HOLDINGS株式会社と、株式会社ジャパンモスファクトリーは、太陽光を利用したコケ植物の培養の研究開発を共同で行ってきました。このたび、KOBASHI HOLDINGS施設屋上にて100L規模の水槽を用いたコケ植物の培養実証を実施し、他の水生生物の繁殖を抑制しながらの屋外培養に成功しました。


【背景】
 「水田」は、わたしたちの食生活で主食として栽培してきた稲を育む土地として農業利用されてきました。「鉱山」もまた、わたしたちの生活や産業の基盤を支える金属資源を採掘する土地として鉱業利用されてきました。わが国の人口動態が減少する新たな時代を迎えたことで、わたしたちは、「休耕田」や「休廃止鉱山」となった土地とうまく付き合っていくことが、今、求められています。国際連合の2030アジェンダに基づく持続可能な開発目標(SDGs)の一つに「陸の豊かさを守ろう(Life on land)」があります。わたしたちは、「休耕田」や「休廃止鉱山」に感謝するとともに、持続可能な土地利用を推進していく必要があります。
 KOBASHI HOLDINGSは、これまでに水田造形のあぜ塗技術を応用した世界初のあぜ型微細藻類培養プールの建設・稼働に成功し、持続可能な土地利用を推進してきました。また、JMFは、コケ植物のもつ金属吸着力などの機能に注目し、休廃止鉱山坑廃水処理施設等で適応可能なコケ植物を屋内で培養し、環境改善素材として製造・加工する持続可能な水浄化技術を研究・開発してきました。両社は、休耕田や休廃止鉱山で生育可能なコケ植物のより効率的かつ安定的な屋外大量培養にむけて、共同で研究を進めてきました。

【実証実験概要】
 本実証実験では、最低気温が8℃を下回るKOBASHI HOLDINGS施設屋上にビニールハウスを設置し、円柱型の100L水槽と環境制御装置を用いて、コケ植物の至適水温(23℃)を保持しました。コケ植物が光合成で必要とする光エネルギーは太陽光で供給し、二酸化炭素ガスはエアーポンプ、撹拌機、散気管を一体化させた曝気装置で供給しました。その結果、太陽光を利用したコケ植物の屋外培養に成功するとともに、他の水生生物の繁殖が抑制できることを実証しました。従来の室内人工光による培養より、短工期かつ低コストに培養が可能で、コケ植物の効率的で安定的な量産につながります。

今後両社は、太陽光や自然エネルギーを利用したコケ植物の屋外大量培養システムを構築することで、持続可能な環境技術を確立し、世界の土地利用や水の問題を解決することに貢献する新たなグリーンイノベーションの実現を目指します。

KOBASHI HOLDINGSは、引き続き「地球を耕す」を理念として、豊かな地球環境の保全に資する技術の実用化に取り組むとともに持続可能な社会の実現を目指します。人々の生活および地球をより豊かにするため、地球に眠る新たな可能性を掘り起こし、地球規模の課題解決に挑戦していきます。

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