IPO実現の要となる”代表直下のポジション”代表・浅野が語る経理職の魅力とFURDIの未来
株式会社FURDI(ファディー)は、ドイツ発のAIを活用したフィットネスマシンを用いた女性専用AIパーソナルトレーニング を提供するジム「FURDI」を運営しています。
不明瞭であった効果と運動成果をデータとして可視化し、これまでになかった「データフィットネス」という、新たな分野を提供しています。
コロナ禍でも事業は成長を続け、本格展開から約4年で全国42店舗を出店。今回、IPOに向けた企業体制の強化を目指し、経理ポジションを募集することとなりました。
そこで今回は、代表取締役・浅野にインタビューを実施。経理の仕事内容ややりがい、求める人物像などを聞いてきました。
プロフィール
浅野忍土 (あさの しのただ):立教大学経済学部卒業後、中央三井信託銀行(現、三井住友信託銀行)に新卒で入社。その後、FCビジネスを展開するベンチャー・リンクへ入社。2009年3月にFC展開支援事業ATカンパニー㈱を創業し、12年で600社加盟のFC展開を支援。女性専用フィットネス「ファディ―」を全国に展開すべく、2018年8月に株式会社FURDIを設立する。
IPOに向けた”強い組織作り”を目指す
──経理・財務担当を募集する背景を教えてください。
「IPOに向けた組織作り」を確立させる段階に入ってきたため、今回の募集に至りました。
FURDIのIPOが現実的に目指せる状況となったことで、上場審査に耐えうる組織を作るためにも、経理・財務部門を強化するタイミングとなったのです。
──IPOを視野に入れ始めたのは、いつ頃からでしょうか。
創業時からの計画で、事業計画通り、順調に進んでいます。
ここから3年はIPO実現のフェーズ。実現後にはもっとユニークな事業計画もあるので、まずは”IPO実現”を目標に加速していきます。
フランチャイズ本部を運営する企業が、IPOを申請できる出店数の基準は収益規模・ビジネスモデルによっても変わりますが、”150〜200店舗”だと考えます。
現在、FURDIの店舗数は50店舗(物件確定含む)。今後、数年以内に基準がクリアできるという明確な流れが見えてきたので、IPOの準備というフェーズに入ることを決めました。
3年後に実現すべく、準備を進めています。
経理の枠に留まらず、IPOという挑戦と数字面から経営を学ぶことに興味が持てる人材
──今回募集するポジションの仕事内容を教えてください。
経理業務の基本は、経営数値の”現状把握”や”管理”。
伝票・帳簿・請求書や税務、銀行口座の管理などを通じ、決算書のBS/PLキャッシュフローを作るための材料集めや判断が、主な仕事内容となります。
また、これらの経理業務に加え、予算・実績の管理もしてもらいたいと考えています。
IPOを達成するには、売上・利益の範囲内で予測を作り、結果を出していくことが重要。その予実管理を一緒に仕組み化していく予定です。また、これらの業務を通じた監査法人対応もお願いしたい業務です。
さらに、マネージャーポジションとしての採用を検討しているので、メンバーのマネジメントもお任せしたいと考えています。
会計管理システムの新規導入を行ったばかりなので、オペレーションの構築や仕組み作り、ルール化などを私直轄のもと、プロジェクトメンバーとともに、進めていただきたいです。
──将来的に、経理部門をどのようにしていきたいですか?
守りの”部門”から、攻めの”部隊”へと進化させていくイメージです。
現在、FURDIは1万人近くのお客さまにご利用いただいています。そのマーケティングや顧客管理と経理を連携し、事業の成長に向けたデータドリブンな企業へと進化させていきたいと考えています。
お客さまから直接お金をいただく事業形態なので、その売り上げを顧客データとして管理していく想定です。
──代表が考える、財務と経理の違いは何でしょうか?
経理のメイン業務は「現状の数値把握」です。
財務はそこから発展させて、資金調達や資金運用、M&Aなど。つまり「元となる数字から発展させていく」業務を担っていると考えます。
そのため、経理部門のいちメンバーが財務ポジションにキャリアアップする可能性もあるかもしれません。
FURDIはフィットネスクラブであり、健康ビジネスを行う会社。さらに、フランチャイズ本部であり、テクノロジーも扱っている会社です。
これらの分野において、新しい挑戦を続けていきたいと考えているため、今後も飽くなき挑戦の連続となることは必然です。
これらの事業経験を通じて、数字の裏にある意味合いなどを経理担当者に伝え、経理の立場から経営を学べる環境作りをしていきます。
FURDIは”みんなが経営者”
──社長との距離が近いからこそ、学べることはありますか?また、伝えていきたいことがあれば教えてください。
常日頃、FURDIのメンバーに伝えていることがあります。それは、「各々が経営思考を持つ」ということ。
スポーツを例に挙げると、例えばラグビーというスポーツは、各ポジションの役割がとても明確で、チームの勝利に向けて、自分のやるべきことが課されているため、責任の所在などが明らかです。
しかし、企業体となると、多くの会社員が「経営とはなにか?」を理解せずに、担当する1ポジションだけの業務を遂行している印象があります。
しかし、「経営」という目的を理解しないまま、自身の担当業務のみを行っていても上手く行かないのが”会社”です。
そのため、私はどの部署を担当している人に対しても、経営に関する”考え方”や”知識”を自分の経験に基づいて、何度も繰り返して伝えています。経理やシステムなど自分のポジションのみを担当していると、会社全体を俯瞰して理解することが難しいからです。
FURDIは、スタッフ全員で経営をしています。
今回募集する経理メンバーにも、経理業務のみにとらわれず、経営の全体像を理解したいという意欲を持っている人を希望します。
もちろん、そう簡単に把握できるものではないので、ノウハウはこれからも私が惜しみなく伝えていきます。
──FURDIの経理職だからこそ得られる“成長”があれば教えてください。
一番は、”IPOへの挑戦フェーズだからこそ得られる経験”です。
FURDIは社員一丸となってIPOを目指しているため、特に経理職のようなバックオフィスポジションでのスキルアップを目標とする方にとっては、とても魅力的な環境ではないでしょうか。
上場は、市場が定めたルールや規定に準ずる会社のみが認められます。
市場で認められた”3,800社”しかなることのできない上場企業のルールを学べるということは、様々な企業で通用する考え方やノウハウを学べることと同義です。
これは、他社で働いていても中々できない経験だと私は思います。
先述した通り、FURDIは”フィットネスクラブ”だけにとどまらず、”健康ビジネス”や”フランチャイズ”、”テクノロジー”分野にも挑戦しています。
様々な分野を体験できるというのも、FURDIならではの魅力ではないでしょうか。
共に働きたいのは、会社のビジョンに共感してくれる人。
──どんな方をFURDIに迎え入れたいですか?
FURDIは「あなたのために、最高のあなたへ」という想いがあります。
その実現に向けた行動指針などを全て定義しているので、その考えに共感し、実践してくれる人を求めています。
IPOを目指す私たちは、会社の仕組みを社員全員で作っているフェーズにいます。新しい事にチャレンジしている真っただ中ですので、柔軟性を持って業務に取り組んでくれる人とご一緒できたら嬉しいです。
また将来はM&Aや資金調達など、「攻め」のポジションとしての財務部門へキャリアアップしたいという方や「ベンチャー企業でCFOを目指したい!」と強い想いをお持ちの方がいらっしゃれば大歓迎です。
──最後に、FURDIのビジョンを教えてください。
現在は女性専用AIパーソナルトレーニングジムを運営していますが、最終的には”ヘルスケア事業”に進出することが目標です。
「ヘルスケア」の主軸となるのは、大きく分けて5つの領域があると考えています。
FURDIが5つの領域をカバーできた時に、データを包括的に活用することができ、ヘルスケア企業として名を馳せる企業になれると確信しています。
現在、私たちが押さえられているのが、「運動データ」と「体組成データ」の2軸。
IPOを達成することで資金調達を実現し、M&Aなどを展開することで残り3つの事業領域への進出を加速させられるでしょう。また、今まで育ててきた2つの領域データをさらに価値あるものにできると信じています。
「ヘルスケア企業に進化させる」というビジョンのもと、5年後までには500店舗まで拡大し、営業利益20億、10万人以上の方に愛されるサービスに成長させていけるよう、頑張っていきたいです。