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グリーントランスフォーメーション(GX)が必要とされる理由

アイ・グリッドでは、太陽光による再エネのソリューションなどを通じて企業の脱炭素を支援しています。

今、世界規模で気候変動への対策が急がれる中、日本でも同様に対策が施され、グリーントランスフォーメーション(以下、GX)への展開が加速しています。それでは、なぜGXが求められるのか簡単に説明していきたいと思います。

◆GXとは何?

GXとは、「グリーントランスフォーメーション」のことで、環境破壊や異常気象による自然災害、プラスチック問題や公害といった様々な環境問題を先進技術の力で解決し、カーボンニュートラルなどの持続可能な社会の実現を目指す取り組みのことを言います。

よく耳にするようになったカーボンニュートラルとは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量に対し、森林管理などによる吸収量を均衡させ、実質的に「排出ゼロ」にすることで、世界全体で大きな課題となっている二酸化炭素の排出量を削減させていこうという活動のことです。この実質的に排出量をゼロにすることを「脱炭素」と言います。

グリラボ記事【脱炭素社会】GX(グリーントランスフォーメーション)とは?基礎知識と事例6つ


◆温室効果ガスの排出源

このカーボンニュートラルを実現する上で、電力の位置づけは重要で、日本における二酸化炭素排出量の約4割は発電所等のエネルギー転換部門が占めています。それは、エネルギーを作るために温室効果ガスの排出源である化石燃料を使用しているためです。

(参照:日本の部門別二酸化炭素排出量(2020年度)全国地球温暖化防止活動推進センター

そのため、二酸化炭素を排出しない太陽光や風力、水力など自然資源を活用したグリーンエネルギーに転換することが求められているのです。天候に影響を受ける太陽光発電は、電力供給の面において不安定さはあるものの、こうしたエネルギーを使用することで、温室効果ガスの排出量を削減できます。

さらに、今お話した再エネ推進による二酸化炭素の排出量削減に留まらず、技術やITを活用し、社会全体を変革し、成長につなげること充実させること、それがGXと定義されるのです。

グリラボ記事各国の温室効果ガス削減目標とは?2030年・2050年目標をそれぞれ紹介

◆アイ・グリッドが推進するGX

企業として、脱炭素の取り組みが求められる中、アイ・グリッドでは施設の屋根を活用した太陽光パネルを設置するオンサイトPPA事業を中心に展開し、施設内の再エネ利用率を高めています。現在国内約400施設に導入し、国内No.1の保有数となっています。施設の屋根に着目し、PPAという言葉が一般的になる前から、太陽光発電施設はアイ・グリッドグループが保有し、発電した電気を設置施設で利用してもらい電気料金として支払っていただくモデルを開始しました。これにより施設側での初期投資がかからず再エネをスピーディに導入することが可能となりました。

全国に分散的に発電所を保有し、それらを独自開発したプラットフォームで、施設ごとの電力使用量や発電量を一括管理することができるようになりました。

また、再エネを最大活用できるよう蓄電池やEVなどと連携させることで、再エネを余すことなく使える仕組みもアイ・グリッドは構築しています。再エネを創り出すだけでなく、エネルギーの利用を可視化しコントロールするエネルギーマネジメントや余った電力を別の電力利用者に供給する事業も手掛けることで、統合的に再エネがめぐる仕組みを整えています。

現在これらのサービスを組み合わせて、次世代型の施設として提案しているのが「GXストア」です。こうした次世代型施設を起点として再エネを地域に循環させるという流通小売施設のGX化を推進しています。

生活のインフラでもあるスーパーマーケットやホームセンターなどは、一般消費者のタッチポイントとして重要な役割を果たしています。

これらの施設を、再エネを積極的に導入・利用している場所にすることで、施設の利用者にも再エネの重要性を伝えることができ、また、施設でのEV充電サービスなども併設することで身近に再エネを使うことができます。

◆これから目指す世界

アイ・グリッドでは「グリーンエネルギーがめぐる世界の実現」をビジョンとしてかかげ、再エネの地域で循環させる仕組みや分散型の新しいエネルギーシステムの構築をおこなっています。未来の社会のため、地球のために、事業を通じて私たちができることを一つ一つ形にしていきたいと考えています。

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