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#07.個人と会社を切り離した、起業して2年目の後半から3年目にかけて。

こんにちは!TOE THE LINE 鈴木万梨子です。

前回は2番目の社員ケイティさんのインタビューを書きました。

今回は、起業して2年目の後半から3年目にかけてのお話です。

振り返ってみるとこの頃、一番辛かったな〜と思います。。(しみじみ。。)というのも、自分の現実で起こっていることと心で感じていることに乖離があったから。それでも、社会に求められていることに応えていくってとてもやりがいがあると思いました。

使命があって、目標・目的がある。そういう時に、パワーはでるもの。

そんなパワフルな状態で、会社と個人の切り分けなく続いた2~3年目。

様々なイベントにも顔を出して思いを語ったり、コミュニティきんゆう女子。のコンセプトや金融リテラシーが低いという社会課題に対して問題提起をしていました。

自ら広報役となって発信することは、会社のためにもなる。

そう思って目の前に差し出されたチャンスは丁寧に一つずつ拾って行きました。

コミュニティを通じたお仕事も増えていましたので、チームの人数も増やしました。ありがたいことにサポートしてくれる方々が集まってくれてこれからさらにパワーアップしていけそう!そんな気軽な気持ちで攻めていきました。

自分で経営をするために勉強し始めたことをきっかけに始めた「きんゆう女子。」が活発になるにつれて、忙しさとともに本当に経営にプラスになるような学びが疎かになっていると感じたのが、2年目の後半から3年目にかけて。

1年目から税理士さんにはお世話になっていたので、日々の売り上げや決算の管理はなんとなく取りまとめてくれていましたが、なかなか収支は安定しません。

独立する前は、売り上げはなんとかなる!なんて簡単に考えていましたが、ただ目の前のチャンスを拾うだけでは経営は安定しなかったのです。

そこで、経営アドバイスをしてくれたのが、経営顧問の横田さん。状況を理解してアドバイスしてくれたのは「簿記」の勉強でした。

きんゆう女子。では、コミュニティメンバーの声をもとに生活にも役立つお金や将来の資産作りに関する項目を中心に行っていたので、経営に関するきんゆうをもっと学ぼうと思った時に出てきたキーワードが「簿記」だったことに驚きました。

完全に毛嫌いですね、、。でも、やってみよう。

簿記3級にチャレンジしました。

3ヶ月間の短期集中。経理を担当している友人にもサポートしてもらい、合格。自信のひとつになりました。

簿記を勉強したことで、よかったことは税理士さんと会話できるようになったこと。

そして、経理業務をチームに引き継げるようになったこと。自分が基本的な経理業務ができないと引き継ぎできません。

(得意な仕事から引き継ぐ、これは会社組織作りのセオリーのひとつなのでは?と思っています。)

先延ばししがちだった日々の月次報告、税理士さんとの勘定項目の話、決算のまとめなど、経営のリズムを掴むきっかけとなりました。

ちなみに、あとあと分かったのですが、家計簿も会社の経営もやることはほぼ同じだということ。義務教育時代に知っていたらどんなに生活も経営も変わっていただろう?と思うほど、理解するとシンプルなことでした。

これから経営にチャレンジしたい!と思う人はこういった基本知識を踏まえた上でチャレンジすると思うので笑ってしまうかもしれませんね。笑。

でも、もしまったく分からない!むしろ苦手だけれど、何か挑戦してみたいという方は、とにかくやる!という時も大事ですがちょっと一呼吸。焦らずに一旦「簿記」を学んでおくといいかもしれません。

振り返ってみれば「急がば回れ。」経営においてもこの例えはしっくりきます。

でも当時は、そんなこと考える暇もなし!

勉強しつつ、コミュニティきんゆう女子。の活動と、個人の活動はどんどん活発に。

これは、CEATECイベント。金融業界の名だたる方々との登壇、ファシリテートで思い出す限り一番緊張していたイベントだったと思います。


他にも様々、お話しした記事がありますね。

見直してみると恥ずかしいですね。。。



さて、簿記を勉強したあと、経営のリズムを掴むことができましたが、いまいち想像と違います。

というのも、私たちの会社って何が売りなんだろう?

商品といえるものが何か、冷静に考えるようになりました。

ここから、個人の活動と会社の事業活動の違いについて少しずつ理解するようになりました。

個人事業主と株式会社の違いとも言えるでしょうか。

ようやく、一人で完結・アクションするのではなく、チームと動く、そして様々な関係者とともに同じ星を目指して一緒に成長をしていく、そんな組織文化と制度を作っていくことが長く続く会社には必要なんだと捉えました。

そこで、見直したのは企業理念。当時のものはこちら。

企業理念:一歩踏み出したい個人が、人生を楽しめるような社会に貢献します

自由で等身大に生きる。〜私らしい未来への解放〜

軸が定まったことで、見えてきたことは会社で運営しているコミュニティサービス「きんゆう女子。」の立ち位置と存在意義。

個人と会社を切り分け「ひとつの事業」として捉えることで、社会にとって喜ばれる存在になり続けていけると確信したのです。

これは、金融庁さんに女子会(勉強会)のゲストに来ていただいた様子。

意見交換や座談会の協力の機会もいただきました。


すこしずつ提供できるサービスも固まっていきました。

こうやってサービスはつくっていくのだなぁ。と体感しました。

結果、きんゆう女子。コミュニティは、一般向けには金融・経済情報をシェアする場、金融リテラシーを上げる場として提供すること、企業向けには、座談会やアンケートによる調査、デザイン・コンテンツ制作、広報が主なサービスとなりました。

参考までにいくつか企業との取り組みをシェアしておきます!




きんゆう散歩@広島|きんゆう女子。
きんゆう散歩@広島 広島の金融に関わるスポットをめぐるきんゆう散歩をしてきました! 今回、広島の中心になっている大きな銀行さんの一つ、 広島銀行さんからレッサーパンダのひろくんにもゲストで来ていただきました! ひろくんと一緒に広島の金融スポットや魅力を6回に分けてお伝えします! 今回、広島にある金融スポットを教えてくれて、街のガイドもしていただいた広島銀行さんについてもっと知りたい方は、 広島銀行さんのサイトも見てみてね。(外部サイトに遷移します) このレポートは、パートナーとともに、きんゆう女子。コミュ
https://kinyu-joshi.jp/sanpo_hiroshima


Say Farewell to Cash | 今日も、キャッシュレス。
時代は現金がいらないキャッシュレス社会へ・・・ 女性たちがなかなかキャッシュレスに 前向きになれないのは、なぜなのだろう -たぶん、わたしたちは忙しすぎる。 仕事に、家庭に、自分自身のケアも色々な役割を担って生きている。 新しいことは、好きだし、変身願望はあるけれど 思い切っていつもと違うことをするってやっぱり勇気がいる だから新しいお金のことだって、勇気がいる "お金"が見えない数字になるってなんとなく怖い... かんたんに、考えずにお金を扱うことって、 脳が退化してしまいそうだし。 でも、お金や時間の
https://kinyu-joshi.jp/contents/cashless


そして、会社と個人を切り分けたことで、事業の資金調達や資金繰りに関しても捉え方が変わりました。

金融機関からの融資やクラウドファンディング、助成金や出資を受ける、自分たちで稼いだ利益を活用するなど様々なスタイルで資金調達し、日々の経営で資金繰りを管理するわけですがどのパターンだったとしても社会に還元していくための資金。借り物です。

会社は、社会を良くする、人々に喜びをもたらす存在だと思うのです。

どうしたら、関わった人、お客様が幸せになるのだろうか?そして自分も楽しめるか。

そのためには、まずは事業に携わる人が幸せであること、心理的にも経済的にも満たされていて、その上で良いサービスが作られ、喜びが人々に届いていく。この循環をつくっていくことが本当の経営なのではないかと思うようになりました。

だから、会社が苦しい時も働く人たち自分たちを後回しにしないこと。一人会社であっても、チームがいたとしてもコアな人たちの心の安全は最優先されるべき。

当然、会社が厳しいときはリーダーである経営者が踏ん張る必要があります。だからそのために順調な時に蓄えておく必要がある。うまくいっている時に心を厳しくしてセーブする、苦しい時に気楽な気持ちで挑戦する、感覚で。苦しい時にさらに追い込んでしまうともっと苦しくなり、続けることができなくなります。一般的には会社をクローズさせることはネガティブに捉えられますが、きちんとクローズできるのも経営者としては大事なこと。事業成長させるにしても、クローズするにしても「事業計画」が必要なのだと、2年目〜3年目の苦しい時期にあらゆる未来を想定した際に気付きました。結果、TOE THE LINEの危機は、融資と新しいお仕事を獲得することで乗り切ることができました。

経営者、働く人たちが満たされていることで、冷静でいながらも大胆でアツい判断ができると思います。

こんなふうに偉そうに語っていますが、TOE THE LINEも目指す星に行く途中。たった今は満足いく結果がでていないこともありますが、目指している方向にきちんと向かっていると信じています。

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