こんにちは!Baby Jam採用チームです。
今回は、国内外のNORDERのプロダクトマネジメントを担当する西山さんにお話を伺いました。
NORDERの中核であるプロダクト開発・UI/UX設計・データ分析を担いながら、マーケティング、CS、キャンペーン運営、採用など、事業全体を横断的に見渡す立場としても活躍されています。
チームとユーザー、現場と開発。そのすべてをつなぐ視点から語られる「音楽×デジタル」のリアルに迫ります。
音楽を「つくる」から「広げる」へ
現場発の違和感が、プロダクト志向に変わった。
──Baby Jamに入社する前は何をされていたんですか?
もともとバンド活動をしていて、コロナ禍でDTMに軸足を移したのですが、「どう届けるか」が最大の課題だと痛感しました。曲を作ってSNSに載せても、必要な人に届くとは限らない。この“プロモーションの壁”を構造ごと変えたいと思い、Wantedly経由でBaby Jamに辿り着きました。
1週間で動くプロダクト
月・水・金で検証を回す、アジャイル開発のリアル。
──開発はどのように進めていますか?
1週間単位のアジャイルです。月曜に今週の機能と検証仮説を確定し、水曜に中間レビュー、金曜に完了と学びを共有します。割り込みが発生しがちなので、優先度の付け替えはPMの重要業務ですね。
エンジニアとは「どのユーザーを想定して何を検証するか」を明文化し、空振りがあっても原因学習を共有して次に活かします。ユーザーヒアリングやCSで拾った声を即座に開発へ戻すことで、仮説と現場が常に連動する体制を意識しています。
「直感で使える」ことが要件になる
日本の音楽現場はデジタル化の段差が大きい。だからUIは「自然」であるべき。
──UI/UXで大切にしていることは?
最優先は「初見で迷わない」ことです。日本の音楽現場は、人の紹介や地続きの関係性が強く、デジタル導入に段差が残っています。だからこそ、「説明しなくても触れられる」UIを目指しています。
AIに関しても、「AIを使わせる」ではなく「設計に自然に溶ける」ことが要件。アーティストが制作や発信に集中できる状態をデザインすることが、私たちのミッションです。
音楽の「当たり前」は国ごとに違う
人と人で広がる日本、仕組みで回る海外。その差がプロダクトを面白くする。
──海外版NORDERについて教えてください。
海外はインディペンデント化が進み、契約の透明性やセルフ運用が前提です。一方、日本はメジャーデビューを目指すアーティストも多く、「国内で成功を積む」という文化と流通の強さがある。
プロダクトの前提となる市場構造が根本的に違うので、海外版は設計から国内版と分けています。
現状はまだ市場とのフィットを探る初期段階。ユーザーヒアリングとデータ分析を通じて、解くべき課題の絞り込みを進めています。国内はアプリ中心の継続改善、海外は仮説を濃く検証するフェーズという住み分けです。
今後は、海外のテストユーザー獲得やUI/UX改善なども進め、グローバル展開に向けた準備を進めていきます。
音楽を“届け続ける”ための試行錯誤
オウンドメディアにも、まだ広がる可能性がある。
──マーケティングやオペレーション面で、印象に残っていることはありますか?
音楽に関する情報をデジタルで届けることは、想像以上に奥が深いと感じています。「気づいたらNORDERのコンテンツだった」と感じてもらえるように、自然で心地よい導線を設計したいですね。
良質なコンテンツを発信し続けることで、アーティスト同士の間でNORDERが「当たり前に存在する」状態を目指しています。
そのために、オウンドメディアやSNSの表現方法も、チーム全体で試行錯誤を重ねながら進化させていきたいですね。
チームの空気は「誠実×活発」
雑談から仕様が生まれる、信頼で動くチーム。
──チームの雰囲気は?
全体的に誠実で、前向きな議論ができる環境です。各自が自分の領域に集中しつつ、雑談から新しいアイデアが生まれることも多い。CSで得たユーザーの声がすぐに共有される体制があり、互いを信頼し、率直に意見を交わせる関係性が根づいています。
プロダクトを「文化」に変える
音楽活動に自然に溶け込むNORDERを目指して。
──今後の展望を教えてください。
国内は直感的に使えるUIの精度をさらに高め、「音楽と言えばNORDER」という状態を増やしたい。海外は初期検証を深めて、PMF到達までの短いサイクルを回す計画です。
また、音楽活動の情報がオンラインで自然に循環するよう、NORDIOやSNS施策を通じて「音楽×デジタル」の橋渡しを強化していきたいと考えています。
インターン生・応募者へのメッセージ
「やってみたい」を行動に変えられる人に来てほしい。
──どんな人と一緒に働きたいですか?
情熱と自走力がある人ですね。NORDERは、プロダクトとエンタメの両方が同時に動く現場です。大変なことも多いですが、変化の速さがそのまま成長の速さにつながります。
迷ったらまず動いてみる。行動の中で答えが見つかるタイプの人には、きっと刺激的な環境だと思います。
UI/UXからAI、マーケティング、CS、採用まで──。まさに「プロダクトを動かす人」という言葉が似合う西山さん。取材を通じて感じたのは、技術や仕組みの奥にある“人と音楽への誠実なまなざし”でした。NORDERというプラットフォームが、どのように「音楽活動の新しい当たり前」をつくっていくのか。国内外での挑戦が、これからも楽しみです。