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「人の未来を左右する仕事」ビジョンに向き合い信頼し合えるチームで挑む、新しいクルマのUX/UI

UX/UIチームの事業企画グループに所属する佐々木千穂は、トヨタコネクティッドに参画した理由を「モビリティを通じて社会課題を解決したかった」と語ります。アメリカ留学やデザインコンサルティング企業への転職、起業を経て参画した佐々木に、UX/UIチームの働き方やキャリア機会、チームワークについて話を聞きました。

モビリティで社会課題を解決したい

——佐々木さんがトヨタコネクティッドに参画するまでのキャリアを教えてください。

グラフィックデザイナーをしていたときに、シカゴのデザイン学校に留学しました。そこで人間中心にデザインを発想する「ヒューマンセンタードデザイン」を学び、帰国後は外資系のデザインコンサルティング企業に転職。インタラクションデザイナーとデザインリサーチの2つを専門に、5年ほどキャリアを積みました。その後、自分自身でデザインコンサルティング会社を起業して十数年経営していましたが、縁あってトヨタコネクティッドに参画しました。

——自分で起業までされたあと、トヨタコネクティッドに参画されようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。

デザインコンサルティングをしていく中で、モビリティをテーマにしたプロジェクトに携わる機会があったんです。しかし、コンサルティングという立場では、自分がデザインリサーチしたプロダクトがお客様に届くところまで見届けることが困難でした。そこで、コンサルティングではなく事業社側の立場になって、モビリティサービスを自分の目の届く範囲でユーザーに届ける体験がしたいと思うようになったのです。

当時はデザインコンサルティングを通して、社会課題の解決であったり、未来に何かしらよい影響を与えたりしたいと考えていました。今後ますます高齢化が進んでいく中では、モビリティが課題を解決する1つの手段となるかもしれません。トヨタコネクティッドでの仕事はとてもやりがいがある仕事なのではないかと思ったことが参画の理由です。

人の未来を左右するプロジェクト
自分たちの発想をどこまで飛躍させられるかが問われている

——UX/UIチームで取り組まれているプロジェクトを教えていただけますか。

私たちは次世代のクルマのコックピットの開発を行っています。次の世代で使われる新しいクルマの体験を想像し、実験し、設計し、実装していきます。数年を要する大きなプロジェクトで、今後開発に携わる人数が増える前提でロードマップが描かれていますが、私はメンバーが数名しかいない初期の段階からジョインしています。参画した当時、目の前にある膨大なタスクのどこから手をつけていけばいいのか、大きな山を前にどこから登っていけばいいのかわからない、そんな気持ちになったことを覚えています。

クルマの開発はほかのプロジェクトと比べても特殊で、人の命を預かるという重い使命があります。一方で、社会に明るい未来を提供できるかもしれないという希望も秘めています。私たちの発想をどこまで飛躍させられるかによって、人の未来が変わってくる。そうした責任を感じて、個人的にも気負いがありました。

しかし、プロ意識を持ったメンバーたちがつくった波にうまく乗せてもらって、なんとかここまで進んでこられました。わからないことを1つ1つクリアしていくのは大変でしたし、今でも大変に感じることはありますが、1年前を振り返ってみるとあの時からよくぞここまで進んだなという感触がありますね。

——UX/UIチームはどんなメンバーで構成されているのでしょうか。

フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアなど、チームの約半数がエンジニアです。UX/UIチームは全体の4分の1ほど。UIデザイナーとUXリサーチャー、UXデザイナー、UXライターが在籍しています。そうしたメンバーがタッグを組んで開発を進めています。

メンバーの中には、さまざまなナビゲーションアプリの開発をしていた人や、ウェブデザインをしてきた人など、ソフトウェア領域出身の人はいますが、クルマの開発に携わってきた人というのは数えるほどしかいないのではないでしょうか。

トヨタコネクティッドは北米をはじめとして海外にも拠点があり、テキサスやミシガンの北米チームとも協働して開発をすることもあります。

同じビジョンに向かい、信頼関係の中で議論ができるカルチャー

——そうしたメンバーが集まって、どんな雰囲気で仕事をしていますか?

みなさん、入社してすぐにしっかりとプロジェクトに取り組んでいます。ひょっとしたら、大変だと思っているのは私だけで、周りのメンバーはクルマの開発を特殊と思わずに手が動くのかもしれませんね(笑)。密接にスクラムを組んで開発しているチームもあって、新しく加わった人をバックアップする雰囲気があります。

また、メンバー同士の信頼関係ができているので、言わなければいけないことはお互いにはっきり言いますが、それを個人攻撃と捉えない雰囲気ができています。これは、グループマネージャーの目配りが行き届いていることが1つの要因ではないかと思います。マネージャーの的確なディレクションによって、メンバーが足並みを揃えて同じほうを向いている感覚があります。リーダーシップとチームワークがうまく噛み合ったチームです。

——リモートワークやフレックス勤務など、チームの働き方はいかがですか?

携わっているプロジェクトやチームによって異なります。たとえば、エンジニアチームは実機を動かしてテストをしたり、機密性保持のためアクセスできるマシンが限られていたりといった理由で出社することもあります。私は今、社会課題解決型のプロジェクトに携わっており、リモートワークをすることが増えました。

大きなプロジェクトに参画しているメンバーの中には、小学生や保育園児といった小さなお子さんがいる人が何人かいます。保育園に預けたばかりだと発熱など病気で欠席することも少なくありませんよね。そんな時でも、当日休みを取ったり早退したりすることに対して温かい労いの言葉をかけてくれるような雰囲気があります。

男女比でいうと、エンジニアチームは男性比率が高いですが、UXデザイナーでリサーチを専門としているメンバーは、リーダーを除く5人全員が女性です。全体的な比率は男性のほうが多いですが、男女問わず能力がある人に対して均等にキャリア機会を与えている印象です。

昇進ではなく、自分のミッションとプロジェクトとの結節点に向き合うチーム

——佐々木さんはトヨタコネクティッドのUX/UIチームで働くことで、どんなキャリア機会が得られたと感じていますか?

プロジェクトを通して複雑な課題に取り組む機会が多いので、課題解決力が鍛えられました。課題を解決するために自分が何をしなければならないか、メンバーに動いてもらうためにどう説得すればよいか、常に論理立てて考えています。

また、たくさんのプレイヤーがいる中で自分の意見を聞いてもらうには、周りからの信頼を勝ち得る必要があります。そういった意味では、「自分の専門性って何だろう」ともう一度振り返る機会にもなります。

今まで自分が惰性でやってきたことが通用せず、ほかにやり方があるのではないかと考え込むこともありますが、そんな時、周りにアドバイスをくれる人がたくさんいるのはありがたいですね。周りのメンバーの力を借りることによって、「自分はここまでしかできない」と思っているその先まで行く経験ができます。

——そんなふうに、チームのメンバーがお互いの力を高め合うために、佐々木さんがメンバーのみなさんと接するときに心がけていることはありますか?

教える手間を惜しまないようにすることです。たとえば、私が専門としている仕事について、どうやればいいのか別のメンバーに相談されたとします。自分でやれば3時間で終えられる仕事が、そのメンバーがやれば3日間かかってしまう。そんな時、自分でやってしまったほうが早いと仕事を引き受けるのではなく、時間がかかっても一緒にステップを考えるといったことは心がけています。

——UX/UIチームでは、どのようなキャリアパスを歩まれる方が多いですか?

私のイメージではありますが、昇進をするといったキャリアパスを描いている人は少数派なのではないかと思います。各部署の部長やグループマネージャーといったポストはありますが、年功序列ではありませんし、社員はみなさんフラットな雰囲気です。それよりも、自分の成果が認められたり、やりたかった仕事にアサインされたりといったことを重視している人が多いように感じています。

私も含め、メンバーの中には過去に自ら起業を経験した人が何人もいます。そういう意味でも、キャリアステップを踏んで昇進をしていくよりは、トヨタコネクティッドで何ができるのか、何がしたいのか、自分なりのミッションを叶えようとしている人が多いのではないでしょうか。

これまで何度もチームの採用面接をさせていただく機会がありましたが、「モビリティの開発がしたい」「クルマのコックピット開発に興味がある」「社会課題を解決したい」といった自らのビジョンとトヨタコネクティッドで出来ることの接点を語られる応募者が多くいました。昇進をするよりも、自分のミッションを叶えること、自分自身の課題をやりきることが成果だと考えているのかもしれないですね。

強い志とプロ意識で教科書どおりにいかないことを楽しむ

——どんな人がこのチームのカルチャーにフィットすると思いますか。

自分のミッションを果たそうという強い意欲のある方です。遠慮せず、自分の専門性に自信を持ってチームに生かしていただきたいですね。一方で、プロジェクトには困難も伴うので、精神的に打たれることもたくさんあると思います。そんな時も、チームのメンバーとともに考えることをいとわない人と一緒に働きたいと思っています。

最近では「UX」という言葉が流行りのように扱われていますが、クルマの開発においては教科書どおりのUXのやり方を実践するだけでは通用しないと感じます。そうした、教科書どおりにいかないことも楽しめるクリエイティビティや志をお持ちの方、プロ意識のある方に活躍していただきたいですね。

——最後に今後の目標を聞かせてください。

私個人としては、ずっと取り組みたいと思っていた社会課題解決型のプロジェクトにようやく携わることができるので、一日でも早く実用化してみなさんに使っていただきたいと思っています。実際に自分が構想したものを形にし、実証実験とフィードバックを重ねて、社会課題の解決に結びつけていきたいですね。

UX/UIチームの中でも、私が新たに加わった事業企画グループでは、少しでも多くの企画を形にして世の中に送り出していくことが目標だと考えています。一方で、クルマのコックピット開発チームでは、数年後に発売されるであろうコックピットを通じて、お客様に「トヨタの車を買ってよかった」と思っていただくことが目標です。その志を共有して、仲間と一緒に手を携えて開発を重ねていくことがミッションだと考えています。

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