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単独デザイナー体制から4人チームへ。estieデザインチームの変遷

こんにちは!不動産テック企業のestieでVP of Designをしている荒井(@rakenarai)です!
最近は新卒以来6年住んだ家からの引越しにワクワクしています。引越し素人すぎて必要な手続きを網羅できているか不安でもあります笑

今日は私が早くブログにしたくてウズウズしていたことを書きます。なんと!estieのデザイナーは2022年1月に総勢4名になりました!(ちなみに1年前estieのデザイナーは私だけでした…)

デザイナー全員が登壇するオンラインイベントが1/31(月)19:00~20:00で開催されますので、ぜひご参加ください。具体的な業務内容や入社に至った経緯や裏話が聞けるかもしれません!?

32人中デザイナーが4人!?デザイナー比率が高いestieのデザイン現場とは - 2022.01.31 19:00~20:00
概要 estie(エスティ)は2022年1月12日、約10億円のシリーズA資金調達を発表いたしました。調達した資金を活用して、商業用不動産業界のデジタルトランスフォーメーションをより加速すべく、「estie pro」を拡張するマルチプロダクト戦略を展開。これを支えるべく、組織規模を1年で2倍以上に拡張させる計画を発表いたしました。 そして現在、32人のメンバーのうち、デザイナーは4人。全体の12
https://seriesa.estie.jp/event_designers

この記事は、会社のフェーズによって私が行ってきたことを残すことで、1人目デザイナーとして奮闘されている方やスモールなデザインチームに所属されている方にとって少しでも参考となれば良いなと思いながら書いています。

先に言い訳しておくと、試行錯誤を繰り返しながら手探りで進んでおり、必勝法のようなものを持っているわけではありません。この記事をきっかけに似た境遇の方と繋がり、情報交換の場が生まれるとライター冥利に尽きます。是非ご連絡ください!

estieデザイナーの歴史

2018年12月に創業したestieのデザインの歴史は、単独デザイナー時代・2人デザイナー時代・4人デザイナー時代の3つに大別されます。

単独デザイナー時代【2019年3月~2021年8月】

私は高校時代の友人であるPdMの中村(@nakamura_masano)経由で代表の平井と出会いました。平井が三菱地所を辞め起業をするタイミングで同社後輩の中村にデザイナーの知り合いがいないか話したことがきっかけでした。オフィスもまだない2019年2月にとあるビルの共有ラウンジで話し、翌月から業務委託で働き始めました。
新卒でヤフーに入社し、主にtoCサービスのデザインばかり経験していたので、オフィスを中心とした商業用不動産領域のtoBサービスのデザインはとても新鮮でした。

その後、2021年1月にヤフーを辞める個人的なビッグイベントもありつつ、2021年8月までデザイナー1人で頑張ってきました。

単独デザイナー時代は当然様々な問題に直面したのですが、振り返ってみると以下にまとめられるかなと思います。

単独デザイナー時代の課題

  • アウトプットのバリエーションが私の引き出しの数に引っ張られる
  • 多種多様なデザインをする必要があり、それらの見積もりと対応順序を間違えると自分がボトルネックとなってスピードが出ない
  • とにかくボトルネックにならないことだけを意識して近視眼的な対応を重ねてしまう

解決策

アウトプットのバリエーション少ない問題・自分がボトルネックとなる問題

解決策が同じなので2つまとめましたが、これらの問題に対してアウトソーシングを活用し、インプット時間の確保や全体のスピードアップにもっと努めれば良かったと思います。

当時を振り返ってみると典型的なアウトプット偏重状態で、インプットの時間が少なくなっていました。結果として、自分のデザインの引き出しを増やすことが出来ず、無意識のうちに手癖に引っ張られていたことがあったと思います。

また、プロダクトのUIデザイン・コーディング、バナー、パネル制作など様々なタスクを掛け持ちすることによって、各プロジェクトで自分がボトルネックになり、自分の処理能力以上のスピードを出せていなかったとも思います。

これらの問題を社内で解決することにこだわらず、もっと柔軟にアウトソースすれば良かったと反省しています。試す前からそれによって生じるマネージメントコスト・コミュニケーションコストを高く見積もり過ぎていました。

近視眼的になりすぎる問題

外部のデザイナーの方との接点を持ち、高い視座・新たな視点を得る仕組みを作ることが大切だと思います。

最近はMeetyをはじめとしたカジュアル面談のマッチングプラットフォームも盛り上がっています。そういったサービスを活用すると、比較的簡単に社外のデザイナーの方と繋がる機会を作ることができます。

また、Twitterで気になる方にDMを送ってみるのも良いかもしれません。経験則ですが、低くない確率でカジュアルに話すお時間をいただける印象です。もちろん、貴重なお時間をいただくことになるので、有益な情報をGiveする姿勢や感謝の気持ちを持ち、謙虚で丁寧なコミュニケーションをするのが大前提です。
そんな私(@rakenarai)への連絡は1年中大歓迎なのでお気軽にDM下さい!

他には、メンターと定期的な時間を設けるケースがあるかと思います。かくいう私もヤフーでOJTを担当いただき、最初の上長でもあった方と今でも定期的に1on1させてもらっています。話す内容はお互いの仕事の話から最近見つけた面白い漫画の話まで幅広いです。この1on1は、考えの整理や新たな考えを学ぶ場としてだけでなく、次回までにこれを達成して報告しよう!というチェックポイントとしても機能しています。

2人デザイナー時代【2021年8月~2021年12月】

2021年8月に2人目のデザイナーのなーさん(@sai_fan_3)が入社しました。以前estieに業務委託で入っていたエンジニアの方の会社の後輩を紹介いただきました。Wantedlyに求人ページを立ててすぐメッセージをくれて本人と繋げてもらったので感謝してもしきれません…!

2人目受け入れに伴う準備の詳細は以下の記事に書いているので気になる方はご覧ください。

2人目デザイナーの入社前にやったこと | 株式会社estie
こんにちは、こちらはestieのアドベントカレンダー8日目の記事になります!担当は、estieでVP of ...
https://www.wantedly.com/companies/company_6314859/post_articles/362486

こちらの記事に書いた通りナレッジのドキュメント化やデザインタスクの管理など、先回りして色々と準備はしたつもりでしたが、やはり多くの課題に直面しました。

2人デザイナー時代の課題

  • estieらしいデザインが何か分からない
  • 新たな提案に対する議論やアクションに時間が割けない
  • 1on1とデザインレビューとデザイン状況の共有がごった煮になる

解決策

estieらしいデザインが何か分からない


なーさん入社にあたって、DesignBaseなる、これまでestieが手がけたあらゆるデザインの集積場を作りました。これがestieらしいデザインの参考情報として機能する期待もあったのですが、その方面の効用は弱かったです。

過去のクリエイティブが一覧で見られるのは良いのですが、デザインコンセプトは言語化して残されていませんし、そもそもestieは何で青色ベースなの?という質問に答えられるものでもありませんでした。

この問題は最近やっと解決に向けて動き始めることができたので、次のブログで紹介します。

新たな提案に対する議論やアクションに時間が割けない

新たに加入された方だからこそ分かる違和感や改善点を大切にしたいのですが、目先のデザインタスクに忙殺されてしまうことが多々ありました。
「ブランドイメージが…」や「会社の存在意義が…」の提案をしてもらうものの、明日期限のコレがやばい!みたいなことが日常茶飯事でした。

この問題に対してはFABRIC TOKYOの森さんがTwitterで紹介していた仕組みが参考になると思っています。

同じ時間軸を見た上で、発生する課題とソリューションを議論するための思考様式として機能していそうです。議論の密度が低い時や平行線の時はえてして前提がずれていることが原因だと考えているので、それを防げる良い仕組みだと思います。何よりUX30・UX365・UX1000というネーミングが秀逸ですよね…!

1on1とデザインレビューとデザイン状況の共有がごった煮になる

この問題は1on1とデザインレビューを連続した時間でやってしまったことが原因でした。まとめてしまった方が時間効率が良いし、トピック次第で比重の融通を効かせられると思い、木曜の夕方に1on1とデザインをレビューし合う会を連続で合計1時間設けていました。

ヤフーの1on1によると木曜の15:00~17:00がゴールデンタイムらしいのでその時間に倣っていました。週初めは前週のことを忘れてしまうし、金曜はすぐに実行に移すベストなコンディションでないからのようです。午後は集中が切れるタイミングが一度はありますし、曜日の理屈も納得なので、私も木曜午後は妥当だなと思っています。ただ、目的が異なる会を地続きにセットしたのが本当に良くなかった…

今は木曜ごとに1on1を固めつつ、時間を空けた夕方にレビューやデザイン状況の共有のための時間を設けています。

4人のデザインチームへ【2021年12月~】

冒頭にも書いた通り、現在estieには4名のデザイナーがいます。当初は他3名のデザイナーのバックグラウンドや入社に至った経緯を紹介し、4名で取り組んだワークについてもこの記事に書こうと思っていたのですが、思った以上のボリュームとなってしまいました…笑

4名でこれからのestieをデザインするために行った議論の内容は次の記事で紹介し、他3名のパーソナリティや担当する業務の紹介はオンラインイベントで行います。

32人中デザイナーが4人!?デザイナー比率が高いestieのデザイン現場とは - 2022.01.31 19:00~20:00
概要 estie(エスティ)は2022年1月12日、約10億円のシリーズA資金調達を発表いたしました。調達した資金を活用して、商業用不動産業界のデジタルトランスフォーメーションをより加速すべく、「estie pro」を拡張するマルチプロダクト戦略を展開。これを支えるべく、組織規模を1年で2倍以上に拡張させる計画を発表いたしました。 そして現在、32人のメンバーのうち、デザイナーは4人。全体の12
https://seriesa.estie.jp/event_designers

32名のチームにデザイナーが4名いるのはなかなかユニークだなと思っているので、その働き方やチームの雰囲気、ぜひ覗いてみてください!

最後に

estieはシリーズAの資金調達を行い、これから複数プロダクトを同時並行で開発し様々な価値提供を進めていきます。プロダクト単体の価値を高めることはもちろん、複数プロダクトの総合力を上げていく営みが始まります。これらをデザインドリブンで高速に進めるため、まだまだまだまだデザイナー大募集です!

歴史的な巨大産業をデザインの力で動かしたい方、ご連絡お待ちしております!少しでも興味が湧いた方はイベントの参加もお願いいたします!

イベントページ:https://seriesa.estie.jp/event_designers
Twitter:https://twitter.com/rakenarai
求人ページ:https://herp.careers/v1/estie/oPJjKFkwblvb

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