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次の10年を懸けるテーマ

Photo by C Dustin on Unsplash

ソフトウェアは通常、最初の1つ目を作るのに大きな費用がかかり、2つ目以降はほぼコストがかからずに配布する事が出来ます。これにいち早く気付き、展開したのがMicrosoftでした。オンプレミスの時代において、安価なソフトウェア(OS)を大量に配布しスケールする事で、Microsoftは時代を築き上げました。

時は流れ、企業の扱うシステムがクラウドへ移りました。企業はサーバーを構築・運用する必要がなくなり、圧倒的に初期投資を抑えられるようになりました。更にソフトウェアは、初期投資の少ないクラウドにおいて、顧客満足度とLTVがアラインする"SaaS"という形態を見つけた事でビジネスモデルを完成させました。

SaaSが生まれたことで、システム選定のイニシアチブはユーザー部門に大きく傾きました。既存のインフラやネットワークに影響される事なく、始めやすく使いやすい製品が選ばれる。iPhoneの浸透に伴うモバイルワークの流れも相まって、この流れは加速しました。

その結果は、ベスト・オブ・ブリードという形で顕在化します。SalesforceやBoxの成長は、正にこの変化を象徴する存在です。今ではSaaSのSalesforceが、Oracleの時価総額を超えています。

コロナ禍はこの変化に拍車をかけました。企業を取り巻く環境は劇的に変化しています。テレワーク・DXというテーマが多くの企業で掲げられ、システムの大半がクラウドに移ろうとしています。ユーザー部門単体からグループ全体での活用など、様々な範囲でSaaSが浸透しています。

今後、企業が取り組む事になるのは「大量に採用するSaaSを駆使し、働き方を変革する」事です。不可逆なこのトレンドは、次の10年を懸けるに値するテーマだと考えています。

SaaSが大量に活用される未来において、必要なプロダクトを一緒に作りましょう。顧客に大きな価値を提供する事に拘り、「SaaSの浸透を前提にした、新しいエンタープライズITのデファクト」を作り、広げていきたいメンバーをonetapは募集中です!

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