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SESの案件情報に見る需要のシフトについて


セールスフォース開発事業及び
エンジニアのキャリアアップ支援を行っております
株式会社CENTOです。

システムエンジニアリングサービス、俗にいうSES業界の需要は昨今のコロナ情勢にも関わらず需要は高いままです。「コロナによる財務圧迫によりシステム投資が渋られ、案件数が激減する」という予想が大半でしたが、思いのほか需要減にはなっていません。


むしろ需要に対してアサインできるエンジニア(供給)が足りていないことが現状です。

開発経験のあるエンジニアは需要が高止まり



エンジニア不足であっても「不足しているから未経験でもOK」となるほど簡単な業界ではないことも事実。

少し前までは未経験エンジニアでもベテランエンジニアとセットで案件にアサインできたのですが、最近はある程度のスキルがないと面談までもこぎつけれないケースがほとんど。

未経験エンジニアにはつらい現状ですが、一方で2、3年以上の開発経験があるエンジニアは引く手あまたです。 2、3年の開発経験があるとそこまで言語は問われません。Javaで2年開発していたらC#の案件にも参画できるでしょうし、PHPの案件にも参画できるでしょう。逆もしかりです。

言語が変わってもシステム開発能力は同じなので何かしらの言語で開発数年経験していれば他の案件にもスムーズに参画できるでしょう。 ここ5年ほどの需要シフトについて考えてみましょう。

5年前Java、C#が圧倒的



5年前は圧倒的にJavaやC#が人気でした。

SESのシステム開発は大規模な業務システムが多いため大規模システムに対応でき、ライブラリなども豊富なJavaが圧倒的に人気でした。

とりあえずJavaで開発するという方針が大半。

あとはwindows系のC#。C#は画面作成がとてもラクなのでJava(厳密にいえば、jspやHtml)のようにべた書きをしなくてもエクセルでオートシェイプを操作するようにボタンやテキストボックスが作成できます。

そのためエンジニアの大半が苦手とするUI部分の開発が比較的スムーズ。

5年前はJavaとC#は7対3ぐらいの案件割合でした。

1,2年前はnode、vue、angularなどのJs系とクラウド

1,2年前からJavaScript案件がかなり増えました。

JavaScriptは基本的にフロント制御に使われますが、node.jsがサーバーサイドでも使われるようになってからJavaScript案件が急増。

従来のシステムは基本的にはサーバーサイドでプログラムを組んでフロントエンドはレスポンスを画面表示するだけでしたが、JavaScriptがグレードアップしたことで今度はフロントエンドでプログラムを組んでサーバーサイドはリクエストに応じるぐらいになりました。

もちろんサーバーサイドでプログラムは組みますが、以前よりもサーバーサイドで行うことはかなり減りました。今までどこか脇役感のあったJavaScriptが主役になったと言えるでしょう。

JavaScriptは様々なフレームワークがリリースされたことも人気を高めた要因です。

有名どころはangularやVue。これらのフレームワークが人気になった理由はシングルページアプリケーションを実現できるから。シングルページアプリケーションとはWebアプリケーションの構成法の一つで、Webブラウザ側でページ移動をせずに、最初に読み込んだWebページ上のスクリプトがサーバとの通信や画面遷移を行うのでリクエストに対するレスポンスが早く、サクサクした動作を実現できます。UIの重要性が求められる昨今のシステム開発には最適な仕組みと言えるでしょう。

このようなJavaScriptの技術進歩により1、2年ぐらい前からJavaScriptができるエンジニアの需要が増えました。



またAWSやAzureなどのクラウド技術が案件情報にも掲載されるようになりました。

過去を振り返ると、アプリケーションエンジニアがインフラ部分の業務を行うことはレアケース。というのもインフラ部分は専門のインフラエンジニアが対応していたから。

しかしAWSやAzureによってインフラ構築の技術的なハードルが大幅に下がったので、アプリケーションエンジニアもクラウドを使ったインフラ構築が求められるようになりました。クラウドは10年以上前にリリースされましたがセキュリティリスクから最初は思うように利用が増えず。

しかし官公庁や大手企業がクラウドの導入を決めたことで安心感が広がり、一気にクラウドをベースとしたシステム開発が増え始めました。

クラウドも対応できるアプリケーションエンジニアは今でも重宝されています。

今はSalesforceなどのSaaSカスタマイズ案件が増加中



未だにJavaScriptやクラウド案件は増えていますが、同様に増えている案件がSaaSのカスタマイズです。 理由は既存のシステムをゼロから作るよりもSaaSをベースにして業務に合わせてカスタマイズするように企業の意識が変わり始めたから。

SaaS案件のほとんどがSalesforceです。

Salesforceはトップクラスのクラウド型のビジネスアプリケーションとして知名度、実績ともに豊富。Salesforce自身も常にアップデートを繰り返しているのでクオリティも常に最新状態。そのため企業も安心して使うことが出来ます。

特に最近はリモートワークや在宅ワークが増えたので社内のネットワークと切り離して利用できるSaaSは人気です。

SaaSの潜在的な実力にプラスして、人々の働き方が変わったこともSaaSカスタマイズ案件が増加した理由と言って良いでしょう。

今後のSES案件の需要を予想



上述した内容から推察できるように、需要の高い言語や仕組みは時代の流れによってシフトします。そのため絶対的なことは言えませんが今までの流れから考えればある程度の将来的な需要は予想できるでしょう。 最後にSES案件の将来的な需要を考えてきます。

まずなんだかんだ言ってもJavaやC#は減らないでしょう。

というのもすでにJavaやC#で作られたシステムの保守案件があるから。JavaやC#から他言語へのリプレースも大変な作業なのでリプレースするぐらいなら今後もJavaやC#でシステムを維持する企業が多いからです。

ただしJavaやC#での新規開発は減っていくと予想されます。

JavaScript系やクラウドサービス(AWS、Azure)の案件は引き続き増えていくだろうと考えられます。JavaScript系は既存システムへの組み込みも新規開発もできるので需要は高いでしょう。

クラウドはオンプレミスからの移行、新規開発もできるのでこちらも順調に増えていくと考えられます。

最後にSaaS。

今はSalesforceがほぼ独占状態ですが今後は他のSaaSサービスカスタマイズも増えると考えられます。そのためSalesforce+他のSaaSでSaaSカスタマイズ案件は右肩上がりで増えていくでしょう。

やはり安定稼働していて機能が豊富、スピーディーなリリースを実現するSaaSは魅力的です。

今までオンプレミスでリリースの失敗や障害で痛い経験をしてきた企業様ならばなおのこと、クラウドベースのSaaSを使うでしょう。 このように案件の需要は時代の流れに応じて変わります。

エンジニアとしてはどんな言語が流行ったとしても順応できる技術力やフットワークの軽さなどを持ち合わせておきたいものです。

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