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どんなに忙しくても必ずやらなくてはいけないこと

株式会社リアライズ創業ヒストリー第8話のご紹介です。

僕の生活はこれまでとは明らかに変わりつつありました

缶バッジの注文に対する何かしらの業務が毎日発生するようになってからは、朝7時に起きてバイトに行き、夜20時頃に帰ってきて缶バッジの問合せメールアドレス宛てにきている問合せの対応をする。

その後に印刷や缶バッジの製作作業を深夜までする。

これを月曜~金曜まで。そして土日はバンドのライブ活動をする。

こんな生活をおくるようになっていきました。
当時小ロットからできる缶バッジ屋さんというのも多くはなかったし宣伝をしまくったことで注文はどんどん増えていきました。

家内はこの頃缶バッジの製作専業になってくれていました。
当初家内がバイトをやめて缶バッジの製作をやりたいと言ってきた時はちゃんと注文を維持できるかプレッシャーもありましたが、取り越し苦労であったかのような注文の多さでした。
しかも缶バッジの注文というのは無理に短納期な相談がよくあるのです。
ということもあって家内は相当無理なスケジュールで缶バッジの製作をしてくれていました。

どんどん忙しくなり内職的に人を増やしていく

2009年の8月、家内が手首の不調を訴えて病院に行くと・・・疲労骨折をしていた、なんてことがありました。

かなり立て込んだ状態で製作作業をさせてしまっていまたことは間違いないですね。。。

家内の疲労骨折を受けて、当時一緒にバンドをやっていたドラマーに機材を貸すから自宅で製作作業を手伝ってくれとお願いをし、夜勤のビル掃除のバイトをしていた彼は缶バッジの製作作業を快く引き受けてくれました。

建具の職人の息子であり、ドラマーとしても実直に機材と向き合う姿勢で定評のあった彼は製造をやり出すと機械のメンテナンスなど僕では思いつかないような提案などもくれる最適なパートナーとなりました。
※後にこの彼はリアライズの子会社の代表取締役になり、10年経った現在でもリアライズのファクトリー部門の工場長的立場で活躍してくれています。

その1ヵ月後には家内の友達を内職さんとして誘いました。

その翌月はバンド仲間に声をかけて、という風に仕事が増えるにつれて内職的に仕事を手伝ってくれる仲間を必要に応じて毎月1人、2人くらいのペースで増やしていくような流れに自然となっていきました。

事業で出た利益は全て新しい機材に投資していきました。

もう2万円稼げれば、と思っていたことが昔のことに感じられる程事業のことばかりを考えていました。

というか忙しすぎて何かを考える暇もなかったのが正直なところだったかもしれません。

忙しいのにもっと忙しくなるような行動をとっていた

目まぐるしく嵐のような生活を送っていました。ここからの3年くらいは本当に忙しかった。

3時間だけ寝てバイトにいって帰ってきて、問い合わせや印刷作業、翌日発送の案件があったことに気付き深夜1時から7時半まで製作作業をしてソファで10分だけ寝てそれからまたバイトに行く。

こんなことがザラにあったし、バンドでは地方へのツアーもやっていましたからツアー先で打ち上げの後に漫画喫茶で仕事をしたりもしていました。

怒涛の日々でした。

ここ1ヵ月俺は世界で一番睡眠時間が少ないんじゃないか・・・。

と本気で思ったりできてしまうような忙しさの中で、全てに追われている感覚で過ごしていました。

ただ幸いなことに心が病んだりすることはなく、絶対に倒れたりできないという気持ちからか3年ほど一度も風邪をひくことなく過ごすこともできていました。

そしてここからが重要なのですが、あんなに忙しかったのに何故かさらに忙しくなるような行動も「ちゃんと」できていたということが、今にして思うと僕のその後を決定付ける未来を生み出す行動だったと思っています。

当時の仕事を大きく3つに分けると、

・お客様からの注文依頼への対応・製作・発送までの業務

・仕事をもっともらえるようになる為の営業行動

・自分の仕事の質を高める為のスキルアップ業務(イラストレーター・WEBコーディング)

これらに分けることができます。

製作などをこなすことだけでいっぱいいっぱいの日でも必ずこの「仕事をもっともらえるようになる為の行動」と「スキルアップの勉強」を必ずするということを決めていました。

具体的に言うと、どんなに忙しくても1日のうちに2時間は営業活動をすると決めていました。
勉強は30分でもいいからやる、でした。

バイト後に缶バッジの仕事をしていたので、もちろん主な仕事時間は深夜ですから、企業に向けた直接的な営業はできず、WEBサイトを多くの人にみてもらうためにはどうしたらいいのかということを勉強し様々な実践をしていました。

きっと、忙しい製作作業に追われて受け身に対応するだけの生活を送っていたら自分でなんとかこなせるだけの仕事をして、それでも1日を心地よい充実感で終えることができていたと思います。

ただ、事業を拡大をしていくということはできず、

人をもっと雇ったり組織化など目指したい、もう一歩上に行きたいけど今は忙しいからね、落ち着いたら拡大することも考えていこうかね・・・。

などと自分に言い聞かせてバタバタとした日々を過ごし続けていただろうと思います。

仕事の種類を考えてみよう

仕事には「作業系」の仕事と「考える系」の仕事があります。

この場合では、製作は作業系、営業は考える系の仕事と言えます。作業系の仕事は必要に迫られてすることなので成果は必ず形になって返ってきます。

考える系の仕事というのは成果が返ってこないこともあり無駄になってしまうこともある。

だから作業系の仕事の方が自分は仕事をしてる気持ちになれるたりすることもあります。

ただ、僕はこれを「ルーチン業務に逃げる」という言い方をしていますが、ルーチン業務に逃げている限り人も組織も成長できないのは想像がつくと思います。

そして、考える系の仕事の無駄は実は無駄ではありません。

営業的なことに限らず世の中には絶対なものなどなく、ただ唯一その答えを知れるのは「行動に対しての結果」が出た時のみです。

例えば「この営業活動に効果は出なかった」そう知れたことはマイナスではなくむしろプラスです。次のトライすべき営業方法に行動をシフトしていくことができます。

それに、その時は無駄だと思っていたことがあとから利いてくるということもよくあるものなんですよね。

今でも半年前に渡したカタログをみて製作の相談がくる、なんてことはよくあります。

前向きなトライに無駄なことはひとつもない。

これは自分自身の経験から得た教訓です。

考える系の仕事にどれだけ着手できるかによって、前に打ってでる行動ができた回数次第で立ち上げたばかりの事業の成長は決まると断言できます。

ではルーチン業務に逃げず、考える系の業務に手を出す為にはどうしたらいいでしょうか?

やっていることの意味を考えよう

今自分がしていることはどんな意味を持っているのか、自分の仕事をどう捉えているのか、今している動作そのものではなくそれにはどんな意味があり何故それをやっているのか、この感覚は持つことが大事だと思います。

もちろんこの当時僕は缶バッジをつくっていたのですが、缶バッジを作る仕事をしているという感覚よりも「あ~、俺の人生今めちゃくちゃ激変してる!」という感覚、今自分の人生を劇的に変える革命を起こしているんだ、それが仕事なんだと思っていました。

だからこそ怒涛の日々でも忙しいに甘んじる気持ちは全くなく前に打ってでる為の考える系の作業に時間を費やすことができたと思っています。

今忙しい。

きっと忙しくない大人なんていないんじゃないかと思います。でも、

もうワンランク上に自分の環境を変化をさせたい。

そんな時はちょっとした痛みやふんばりが必要なもの。

この当時の僕はとにかく忙しかった。でもずっとこんな忙しい生活を送っていたいとは思っていなかった。だからもっと忙しくなるような行動をし続けた。

一見して矛盾したように思える行動にこそ、この事業を拡大し、株式会社にまで成長させることができた理由があったと思っています。

どんなに忙しい時でも必ず毎日ちょっとでもいいから前に出る為の行動を。

前向きなトライに無駄なことはひとつもない。

この頃実践していたこれらの教訓は今でも仕事をする上で一番大切なスタンスになっています。

この頃、運よくこのような行動が出来ていたおかげで、忙しい日々がもっと忙しくなりもっと機材や人手が必要になり機材を買う新しく人を雇う、雇った人の人数が増えるにつれて自分の中のがんばる理由はまたさらに増してさらにがんばろうという使命感に燃える。

ボロボロの生活サイクルでしたし体はいつも疲れてたのですが、気持ちはいつでも燃えていていつでも興奮してるような最高な日々を過すことができていました。

創業から1年間のまとめ

こうして2009年12月、7万円程度で25mmサイズの缶バッジ製作機材を買ってからちょうど1年経つ頃にはこの仕事での収入は当時のバイト代の3倍くらいを稼ぎ出す事業へと成長させることができていました。

1年前に、

なんとかして月に2万円稼がなくては!

と始めた事業がこのようになるなんて当時は夢にも思っていませんでした。

でも今その時の1年を振り返ってみると、

■小さな目標だったからこそ頑張れた。

■最初からうまくなんて行く訳ないと思ってたからガッカリしなかった。

■難しい事ではなく誰にでもできることをたくさんやった。

■目の前にお客さんがいるから学ばざるを得ない状況だったから勝手に学んだ。

■一番最初から日本一の要素をつくった。

■努力というよりは熱狂していたからこそ続けられた。

■忙しかったけどさらに忙しくなる為の努力も続けた。

こういった要素があってあのような結果になったのだな、と思います。

ひとつ最後にお伝えしたいのがこれらのこと、ひとつひとつを着目してみるとどれも大したことではないんですよね。
誰にでもできる小さなこと、それの積み重ねに過ぎないのです。

僕の物語にはウルトラCは出てきません。だからこそどんな方にも通じるものってあるように思っています。

やりたいことがあるのに自分には〇〇〇・・・とあきらめてしまうことは本当に勿体ない。小さくても、あなたにしかできないあなただけの人生というものがどこかに必ずあります。

だからまずは小さな一歩を小さな小さな初期衝動のみで始めてみて

下さい。

さて、バイト代の3倍を稼ぐ事業を運営するようになった時に何を思いここから次はどう行動したか、また次回の更新で!

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