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「社長、980円の商品売るのに60万円使ってしまいました...」入社数ヶ月で新規事業責任者を任された佐藤の苦悩と挑戦

新規事業開発に力を入れるメビウス製薬。「100challenge(ワンハンドレッド チャレンジ)」というビジョンを掲げ、10億円規模の事業を指揮できる事業責任者を今後100名輩出することで、1000億円企業を目指します。その一環として睡眠関連のの新規事業開発に取り組んでいるのが、2017年4月に入社した佐藤翔太。キャリア機会を創出する100challengeの魅力について聞きました。

▼プロフィール:佐藤翔太(さとうしょうた)

大学卒業後、2017年4月に株式会社サイバーエージェント(サイバー・バズ)にて新規事業であるYouTuber事業を上司と2人で立ち上げる。約半年ほどで受注目標を達成。約2年間務め、株式会社出前館へ転職。SEM/CRMマーケティング及び、プロダクトの企画開発UI/UX設計に携わる。2020年4月メビウス製薬入社。社長室主任として日々さまざまな経営課題に取り組んでいる。

「100challenge」制度の1人目の体現者として事業立ち上げ

——メビウス製薬の「100 challenge」とは、どんな制度なのでしょうか。

佐藤:メビウス製薬では、将来的にメビウスホールディングスとして、グループ全体で1,000億円規模の収益を上げることを目指しています。1社で1,000億円を目指すのではなく、10億円規模の会社や事業を100個つくって1,000億円の収益を上げるため、社長や事業者を育てていく。それが「100 challenge」です。

これまで社内では、既存の事業をいかに盤石に、安定性の高いものにしていくかといった方針が採用に表れていたように思いますが、ここ2,3年で会社が急成長してきたこともあり、新規事業を立ち上げる体制が整ってきました。そこで、メビウス製薬では新しいことができる人材も採用を始めています。

——新規事業の構想には、現状どういったものがあるのでしょうか。

佐藤:たとえば、僕はいま「ウェルネル」という睡眠関連の新規事業立ち上げに取り組んでいます。ウェルネルでは睡眠補助サプリメントの開発を行い、睡眠の質向上をサポートしようとしています。ほかにも、若年層ニキビやシワといった美容の悩み、耳鳴りのような病院に行くまでもないけれども多くの人が悩んでいる領域で、新規事業の構想をしています。

——佐藤さんにとって、 100 challengeのどんなところが魅力的だと感じていますか?

佐藤:シンプルに、若くして社長になれるところですね。「何かを作り出したい」「自分の力を試したい」といったチャレンジングな思いがある人には100 challengeはとても魅力的ではないでしょうか。以前勤めていたサイバーエージェント系列でも、若手社員を対象とした子会社の立ち上げ制度がありましたが、メビウス製薬でも同じように新規事業の立ち上げを経験することができ、かつ、それに挑戦するのは僕が初めてだという点がとても魅力的でした。

思いと行動力で周りを巻き込み、15兆円の市場に挑む


——佐藤さんが新規事業開発に携わることになった経緯を教えてください。

佐藤:僕は2020年4月に入社して、社長室に配属されました。はじめから新規事業の立ち上げに携わっていたわけはなく、当初は社長のお付きのような感じで、社内のさまざまなミーティングに参加していたんですね。そんな日々が1ヶ月ほど過ぎた頃、社長室にもう1人社員が採用されました。とても個性的で頭のいい人で、入社して2週間経った頃「私、新卒採用やります!」と、あっという間に自分の仕事を見つけたんです。すると社長から、「翔太は今、何の仕事をしているの?ミッションは無いの?」と言われてしまったのです。

——当時は特定の仕事をしていたわけではなく、さまざまな部署をお手伝いしていたんですね。そこから、どう新規事業開発につながっていったのでしょうか。

佐藤:それから、自分が何をしたいのか、いろんな人に相談して考えました。僕はもともと独立志向が強かったこともあり、そこで初めて新規事業をやってみたいと社長に伝えました。ちょうどその頃、社長と常務がやろうとイメージを膨らませていたのが睡眠事業でした。そこで、自分でも睡眠事業について詳しく調べてみたところ、理解すればするほど面白い市場が広がっていました。こうして睡眠関連の事業を任されることになりました。睡眠は人間にとって不可欠なもので、眠らない人なんていないわけです。そして、日本だけでも年間の睡眠負債が15兆円もあるということを知りました。

睡眠負債とは米スタンフォード大学の教授により提唱された言葉で、日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態をいいます。この事業で日本人の睡眠を変えることができたなら、GDPすら変えることができるのではないか?と思いつき、大きな野望ですが、のめり込んでいきましたね。

——社長と常務から事業アイデアを引き継ぐ形でスタートしたんですね。実際に、どんなふうに事業を進めてきたのでしょうか。

佐藤:ウェルネルの商品自体は2020年の11月にローンチしたのですが、商品開発は5月頃から半年以上かけて行ってきました。毎日、新聞や雑誌などで商品に関する情報を収集し、関係各所へ電話をかけ、必死に手を動かしました。そうやって多方面にコミュニケーションをとっていったところ、サプリメントに配合できそうなこんな新成分があるよ、論文があるよといった具合に、いろんな方に助けていただきました。その結果、とてもよい商品ができたんです。

——開発フェーズが終わり、11月に商品をリリース。反応はいかがでしたか?

佐藤:いざ商品化、販売へと走り出したのですが、前職で広告代理店にいたとはいえ、実際に事業会社で商品を売る仕組みをまったく知らなかったんですね。初めて作った980円の商品を売るのに、1個あたり60万円もの広告費がかかってしまいました。自分に事業は向いていないのかもしれないと落ち込みましたが、シミウスで蓄積していたダイレクトレスポンスマーケティングのノウハウを使っていくことで、12月に入って少しずつ売上が伸びてきました。

——ウェルネルは女性向けの商品だと思うのですが、男性である佐藤さんがどんなふうにイメージを膨らませていったのか、商品開発のプロセスを教えてください。

佐藤:ウェルネルは、実ははじめは男性向けの商品として売り出そうと思っていました。しかし、睡眠市場としては女性向けがよいだろうということでターゲットを切り替えたのです。しかし、デザイナーも男性、僕も男性、かかわってるメンバーはほぼ男性だったんですね。女性の動向を知るためにアンケート調査をしたり、商品の質を40人以上の女性の方々に試してもらったり、他社の女性向けサプリも片っ端から買って、いろいろなところからヒントをもらいました。

新規事業が次々と生まれるイノベーショナルな組織への第一歩になりたい



——今後、ウェルネル事業の成長性をどう見ていますか。

佐藤:睡眠について悩んでいる人は、たくさんいます。スリープテックの時代は確実に到来しており、1兆2000億円と推定される市場は今後ますます拡大するでしょう。今後は「サプリを飲む」だけに捕らわれず、相乗効果で”眠ること”についてコミットできる、既存市場にないものをプロダクト化してお客さまに提供したいと考えています。

また、やり続ける中で様々な難しさも感じています。私が前職で経験した広告代理事業は営業担当を増やしていくことが売上を伸ばすことに繋がっていきます。しかし、BtoCのD2Cビジネスは違います。売上が1億円に届かず、そのまま下火になって5000万円、6000万円でとどまるのか。もしくは、大きく突き抜けて10億円を超えるか、どちらかしかないと思っています。それならば、突き抜けるほうを選びたいと思い、全力で挑戦しています。

——佐藤さんにとって、新規事業開発の面白さはどんなところにあると考えますか?

佐藤:新しいことを始めるって、単純にわくわくしますよね。誰もやっていないことをやる。それが魅力だと思っています。若いうちにそんな経験ができるなんて、そんなチャンスはめったにありません。小さな会社ですが、情熱の種火を持っている社長がいて、常務がいて、それを歓迎してくれる環境があって、その情熱を僕にもまた伝播してくれる。そんな環境を用意して頂いてると考えると、なんとしてでも売上を作りたいと奮い立ちますし、この信頼にも恩返しを出来たらと思っています。

——新規事業でどのように会社に貢献していきたいと思っていますか?

佐藤:既存事業であるシミウスは、現在売上が100億円規模に達しています。1つのブランドで100億円の売上を達成するというのはものすごいことですが、その後、300億円、400億円と成長していくのは容易ではありません。今後、メビウスの既存事業が伸び悩んだときに、会社の中でも情熱を燃やし続ける種火となってイノベーショナルな雰囲気を作っていけるよう、「新しい一歩」としての新規事業のあり方で、会社に貢献したいと思います。

現在は「シミウスのメビウス」ですが、「シミウスのメビウス、だけじゃない」といったように社会に向けてイノベーションを起こしていく。100challengeによって社内に若い社長や事業責任者が増やしていくことで、社内にとってもイノベーショナルな機運を高めていきたいです。

——新規事業に携わる上で、佐藤さんはどんなことを心がけていますか?

佐藤:周りの方々への「圧倒的感謝」です。今携わっている新規事業は、シミウスの事業がなければできないことなんです。僕はシミウスの事業で培ってきた人材、ノウハウ、資金を拝借しているだけに過ぎません。僕がウェルネルで使わせていただいている何百万、何千万円の事業資金は、社員のみなさんが既存事業で一生懸命商品を作り、お客さま対応をし、CRM展開をしてきたおかげだと思っているので、周りに感謝する気持ちを大切にしなければいけないと思っています。

情熱の種火を持ったメンバーと作る「よいチーム」


——新規事業の立ち上げに携わって、どんなことにやりがいを感じていますか?

佐藤:たとえば、お客さまに商品を送るとき同梱するチラシ。それを目に留めてくれた方に対して、どんな想いを届けたいのか。たとえ一瞬で捨てられてしまうものでも、時間をかけて考えています。新しいものを作り続けるのは、簡単なことではありません。100枚送って、そのうち1枚見られるかどうか。それでも、僕が書いたギフトを受け取って何かを感じてくれる人がいると思うので、どんなものを作ろうか一生懸命考えるのです。そこが楽しいところであり、この仕事の醍醐味であると感じています。

——メビウス製薬で新規事業の立ち上げをしていて、今目の前にどんなチャンスが広がっていると感じていますか?

佐藤:大きい山の山頂に続く一直線のルートだけが見えているような、千載一遇のチャンスだと感じています。その道は社長が、常務が、メビウス製薬のメンバー全員が作ってくれていて、「その道を走り続けられる足がお前にはあるか」と問われている気がしますね。ゴールが見えない状態で闇雲に走っているわけではないので、心の安定性も高いです。なかなかないチャンスだと思っています。

——今のメビウス製薬には、経営者を育てる土壌が整いつつあると。

佐藤:そうですね。現在は社長室にいるわけですが、席が社長の隣なんです。たとえば、お客さまアンケートを1つ作るにしても、社長が丁寧にアドバイスをしてくれるのです。その結果、アンケートを作るのに6時間かけてしまうようなこともあるのですが、アドバイスを踏まえて改善を尽くした結果を改めて見直すと、「神は細部に宿る」のだなと思います。こうした学びは、このフェーズだからこそできるのだと感じていますが、本当にありがたいですね。

——佐藤さんのこれからの目標を教えてください。

佐藤:よいチームを作っていくことです。現在ウェルネルの事業に携わっているのは、正社員が僕1人、インターン生が2人の合計3人です。このメンバーは、選りすぐってそろえたというわけではなく、偶然同じチームになっただけなのです。それにもかかわらず、この2,3ヶ月でよい成果を上げることができています。もちろん個々の力によるところも大きいと思いますが、それぞれの力を引き出してチームを作る構築力が介在した結果だと思っています。

——どんな人と一緒に「よいチーム」を作っていきたいと考えていますか?

佐藤:情熱がある人と一緒に働きたいですね。特別なスキルはなくてもいいんです。ただ、一生懸命心を燃やして働けるメンバーがいいなと思います。熱意さえあれば、仕事については僕が教えることができますし、少しでも種火を持っていれば、僕がその火を燃やし続けることもできます。そんな人と一緒に走っていきたいですね。

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