みらい翻訳ではフルリモートでの就業を可としており、全国からメンバーが参画していることが特徴の一つです。そこで今回は、現在当社で最も遠方となる沖縄から就業している、parkerこと根石にインタビューを行い、実際どのように業務を進めているのかお話しいただきました!
-そもそも沖縄でリモートという環境を選んだ背景、理由は?
parker:大学生の時にバックパッカー旅行でさまざまな国や地域へ行き、その体験から、どこに住むかで人生の楽しさは変わってくるのでは、と考えていました。どこか遠くに住めるチャンスがあるなら言語や文化が違うところに住みたいなと思っていたんです。
言語にはずっと興味関心があり、それこそ海外に住んで良いと言われたなら、3年毎ぐらいに違う国に住んでみたいなと思っていました。住みながら言葉を勉強して、ある程度身についたらまた違う国に行って勉強して、ということをしたいなと思っていました。
経歴としても、元々大学には理系学部に入学したのですが、途中から文学部に進んで言語学を学んでいました。文学部在籍時に、言語関係で何か面白いものがないかと進路について考えていたところ、自然言語処理の分野に出会い、今に至っています。
みらい翻訳には新卒という形で入社したのですが、就職活動では居住地の自由があることも重視していました。海外に住めたりしないかなと思いながら探しましたが、残念ながらなかなか国内企業で海外に住んでもOKという企業はなかったです。国内でリモートワーク可能な企業でも割と制限があることを就職活動中に知ったのですが、その中でもみらい翻訳は最も制限が緩く、居住場所を意識しない就業が可能でした。国内で考えると、沖縄でなら言語と文化の違いも体験できるのではと考え、また、自分自身暖かいところが好きということもあり、沖縄からリモートワークをすることにしました。
カバー画像の写真は現在住んでいる場所から一番近いビーチの写真です。沖縄の雰囲気が伝わるでしょうか。
-沖縄での生活では、期待していた言語や文化の違いは体験できているのでしょうか?
parker:都心部に住んでるため、想像より地元の方と話す機会が少ないのは残念でした。あまり多くはないのですが、美容院や飲み屋、ジムなどで現地出身の方と話す機会を楽しんでます。
都心部故に観光客が多く、中国語や韓国語を聞くことが多いのですが、意外にも沖縄にはネパール人が多く居住しており、生活圏でネパール語が聞けるというのは面白いかなと思います。
最近は海外旅行もまた行きやすくなってきたので、またそれを通しても言語や文化の違いを楽しんでいきたいと考えており、今はフィリピンを候補に考えています。言語は英語が多いでしょうが観光地を外れればタガログ語も聞けると思いますし、文化的にも、過去に行った東南アジアの地続きの国に比べて、島国のフィリピンは違いが大きいのかなというのが気になっています。
-言語に興味を持った原体験があるのでしょうか?
parker:元々中学生の時から英語は好きでした。当時からずっと、英語おもろいなあと思っていたのですが、その時は全く「言語学」という単語も学問も知りませんでした。親に、英語が好きだから英語を勉強したいと言った時には、英語は道具だろうみたいなこと言われていたのですが、私は言語の仕組み自体に興味があると感じていました。
言語の仕組みが学べたりするものはないか?と思ってたところ、大学で言語学があるというのを知り、今に至る、という背景があります。もともと英語に興味があったところが原体験かもしれないです。
-フルリモートでどのように業務を進めているか教えてください
parker:私は、エンジニアリング部でリサーチチームに属するリサーチエンジニアとして、機械翻訳モデルの研究開発に取り組んでいます。翻訳精度の向上のために、現状の課題の分析を含め、最新の研究結果を取り入れたモデルの改善検証を行っています。
日々の業務では、チームでのコミュニケーションが多く、業務の始まりはZoomで朝会をし、毎日顔を合わせています。朝会では、昨日何をしたか?今日何をするか?など業務の共有や、軽い困り事の相談が多いですね。
朝会後は、コミュニケーションツールとしてメインはSlackで連絡をとりつつ、週一でチームミーティングを実施しています。そこでは1時間半と長めに時間をとり、進めているプロジェクトの進捗やどのような結果が出たか等、しっかりと全員で議論できるようにしています。研究開発においてはポロッと言ったアイデアが意外と良かったということもあるので、時間に余裕を持ってコミュニケーションをとれる機会があるのは良いなと個人的には感じています。
-エンジニアリング部では出社はありますか?
parker: 現状は、金曜日部内のミーティングがある日は出社推奨とされています。推奨であって必須ではないのですが、部門の9割近く集まるイメージで、私も1ヶ月に2回程度は行くようにしています。
入社直後は意識して毎週行くようにしていました。その背景としては、学生時代コロナ禍の際に、研究チームに新しく参加したメンバーとのコミュニケーションが円滑にできていないと感じて苦労した経験があったからです。副次的には、片道4時間超の出社をどのくらいの頻度ならこなせるか、という実験のような要素もあったりしました笑。
-出社したからこそ、実際にメンバーとコミュニケーションが取りやすくなったと感じたことはありましたか?
parker:はい、私としては大きくメリットを感じました。お互いに知っている仲だと、オンライン上のコミュニケーションがより円滑になる印象があります。入社当初に意識的に出社を重ねたおかげか、私個人としては、現在業務を進める上でオンラインコミュニケーションに困ることは無いと感じています。
エンジニアリング部は、出社推奨日に出社するメンバーも多く、チームとして、お互い相手を知ろう、という意識があるのか、雑談の時間を長くとっていることもあります。オフラインでしっかりコミュニケーションをとること、それがオンラインでのコミュニケーションにもつながる、と思っています。
最後に
今回のインタビューを通して、フルリモートの環境下でどのように業務を進めているのか、少しでもイメージを持っていただけましたでしょうか?みらい翻訳では、今後も居住地を問わず、共に未来を創っていく仲間を募集しています。まずは一度カジュアルにお話ししませんか?ご連絡をお待ちしております!
(※)みらい翻訳におけるフルリモート規定について
みらい翻訳では原則国内在住限定としてフルリモートでの働き方を許可しております。
公共交通機関を利用して午前中までに出社が可能、且つ18時に業務終了した場合に帰宅可能な範囲としております。