「ベンチャー企業ってゴリゴリ働かないといけないし、別に安定もしてないんだから、やめたほうがいいんじゃない?」
今でこそベンチャー企業で働くことへの偏見や不信感は薄くなりつつありますが、世間一般のイメージはまだまだ拭いきれていない側面も多くあることでしょう。また、その印象通りの企業が存在していることも事実ではありますので、名も知れぬベンチャー企業で働くことに抵抗を持っている方も多いはず。
しかし、新卒紹介事業を生業とするヒトツメは、ベンチャー企業でありながらも世の中のベンチャー企業に対する印象をガラリと変えてしまう存在と言っても過言ではありません。今回はそんなヒトツメで営業アシスタントとして働いている黒田さんに、ヒトツメが世の中のベンチャー企業とどう違うのか、何がそうさせているのかをお伺いしました。
人材業界やベンチャーに興味はあるけど、ブラックかも知れないから一歩踏み出せない。
アシスタントとして働きたいけど、経験がないから不安。
そんな悩みをお持ちの方々にぜひご一読いただきたいインタビューです。ぜひ最後までご覧になってください。
黒田夏実/営業アシスタント
2018年新卒でチェッカーサポートに、レジに特化したアウトソーシング事業の総合職として就業。その後ベネッセi-キャリアに派遣社員として入社し、営業アシスタントとして300社近い企業の担当を行う。自身のキャリアの幅をより広げたいと考え、2021年7月にヒトツメに入社。営業アシスタントとして企業や学生とコミュニケーションを取りつつ、イベント集客の予約対応などもこなす。
メール対応1日600件。莫大な業務量から学んだコミュニケーションの重要性。
ーー2度の転職を経験されてヒトツメに入社されている黒田さんですが、1社目からのご経歴をお伺いしてもよろしいでしょうか。
新卒で入社したのは「チェッカーサポート」というスーパーや百貨店でのレジ業務をアウトソーシングする会社でした。当時登録していた就活エージェントに紹介してもらい、説明会に参加する中で人事担当者の人柄が非常によく、学生時代のアルバイト経験も活かせそうだと感じたので入社を決意しました。私はレジに特化したアウトソーシング事業の総合職として就業し、スーパーにおけるアルバイトの採用から育成、レジの稼働時間の管理、請求書の作成、実際に自分も現場に入るなど、本当に幅広い業務に携わっていました。
ーー新卒入社のタイミングから、いきなり大きな裁量を持って働かれていたんですね。
そうですね。しかし、やはり店舗を丸ごと任せていただいていたこともあり、生活習慣が不規則になってしまったことから体調を崩し、2社目であるベネッセi-キャリアに派遣社員として転職しました。ベネッセi-キャリアでは営業アシスタント業務に従事しており、3名のRAの元で学生との日程調整、電話対応、週次での営業MTG、隔週での担当RAと1on1を行っていました。RAのうちの1名が社内で最もキャパシティが大きい方で、持っているクライアント数も非常に多く、RA3名を合計すると、私だけで最大300社くらいの企業様を担当していたことになります。
ーー300社の営業アシスタントを1人で担当されていたのは驚きです…
メール対応も1日に600件ほど回していたり、電話も多い日には20件ほど対応したりと、とにかくとてつもない量の仕事をこなしていた記憶があります。ただ、それだけの企業様や学生様と関わっていたからこそ、会社ごとの選考プロセスや採用におけるオペレーションの違いを知ることができましたし、担当するRAごとにコミュニケーションを変えることの重要性を知ることができたのは、ヒトツメに入った今でも役に立っている経験だなと感じています。また、ベネッセi-キャリアに入社したのがちょうどコロナ禍に突入した直後だったので、オフラインでの説明会や面接が一斉に中止になった時期でもあり、学生にひたすらお詫びのメールや電話対応からスタートしたのも、今後は絶対にできない貴重な経験だったなと感じています(笑)。
ヒトツメが「落ち着いたベンチャー企業」という社風を生み出せる理由。
ーー300社という規模感でお仕事をなされていたからこそ、前職では学べることも非常に多かったのではないかと感じるのですが、そこからヒトツメに転職するに至った経緯をお伺いしてもよろしいでしょうか。
端的に言えば「キャリアの幅をもっと広げたい」と思ったことがきっかけです。ベネッセi-キャリアでは、無期雇用型の派遣社員として就職していたのですが、自分自身のキャリアを広げていくためには「正社員」として働く必要があるなと感じていました。しかし、ベネッセi-キャリアで正社員になるには時間がかかってしまうことがわかり、それをベネッセi-キャリアの上司に相談した際に紹介していただいたのが木山さんだったんです。当時のヒトツメには木山さんと小柳さんしかおらず、直接雇用に関して言えば初めてのメンバーだったのですが、今から会社組織を作り上げていく様を間近で見れる経験はそうそう訪れないと感じ、ヒトツメで働かせていただくことに決まりました。自分がこれまでの2社で積み上げてきた経験も人材系でしたし、スムーズに参画できると感じたこともヒトツメ入社に踏み切れた理由です。
ーーヒトツメではどのようなお仕事を行っているのでしょうか。
企業や学生とのやりとりを行ったり、イベント集客における予約対応を行ったりと、基本的には前職と同じ「営業アシスタント」として働いています。前職との違いで言えば、代表である木山さんとの距離が圧倒的に近いこと。前職のような大きな会社だと、決裁や1つの依頼をするにしてもたくさんの承認フローが必要だったのですが、隣で働いている木山さんに確認をすれば、すぐに話が完結してしまうことが大半です。しかも、木山さんとの距離が近いからこそ、一般的な営業アシスタントでは関わることのできないようなお仕事にも携わらせていただけているのは、現在のヒトツメだからこそ得られる便益だなと感じています。
ーー創業メンバーと近い距離でお仕事ができることこそ、ヒトツメで働く魅力だなと感じるのですが、具体的にどういった部分でその魅力を感じるのかをお伺いしたいです。
木山さんは仕事において効率性や仕事のしやすさを重要視しており、私たちが仕事をする中での不便や不都合を全て吸い上げて、最短翌日にはオペレーションが改善されている様を見ているとその凄みを実感します。ヒトツメは管理システムにサイボウズ社の「kintone(キントーン)」を導入し、学生情報も求人情報も一括で管理をしているのですが、自由にカスタマイズ可能なキントーンの仕様があるからこそ私たちが仕事をしやすいオペレーションを構築することが容易なんだろうなと感じています。また、管理システムの最適化のみならず、弊社は求職者との面談設定をアウトソーシングしており、弊社CAのカレンダーに面談アポが自動で入る仕組みが整っています。それにより、弊社CAは「候補者に寄り添う」といったコア業務に集中することができ、成果の最大化に繋がっております。長い期間人材紹介領域に身を置いており、業界の構造を解像度高く把握している木山さんだからこそできることなのかなと感じます。
また、木山さんの商談を横で見ることができるのですが、色々な経験をこれまでにしてきていることによって、立ち上がったばかりのベンチャー企業とは思えないコミュニケーションができているんだと、僭越ながら感じることも多々あります。ベンチャー企業だとは思えないようなゴリゴリしていない雰囲気というか、落ち着いた雰囲気を感じられるのも木山さんたちが近くにいるからこそ感じられるヒトツメの魅力ですよね。
手を挙げたらなんでも挑戦できる。ヒトツメが持つ無限の可能性。
ーーヒトツメは木山さんのお人柄がそのまま社風に表れているなと見受けられるのですが、実際に働く中で感じる雰囲気はいかがでしたか。
上下関係を感じることもありませんし、とてもフランクな雰囲気だなと感じています。社員同士でのコミュニケーションも取りやすいですし、経営陣も客観的に組織のことを眺めてくださっているので、変に緊張感を持つことはなく、すぐにフォローに入ってくれるようにしてくださっているのが非常にありがたいです。
また、とても信頼してもらえているんだろうなと感じることも非常に多く、少ない言葉だけでコミュニケーションが完結するのも特徴的でした。これは私自身が前職で学んだことでもあり、今でも意識していることなんですが、常に提案をする形でコミュニケーションをとっています。例えば「どう思いますか?どうしたらいいですか?」というオープンな投げかけをするのでなく、「私はこう思っていますが、どう思いますか?」というクローズドな問いかけをするイメージです。
自分が思考し、何かの仮説を持って相手にぶつけてみることで客観的な答え合わせができる。この積み重ねによってコミュニケーションのスピード感も変わりますし、自分自身の中に経験値を積み重ねていくことができます。当たり前のように思われるかもしれませんが、実はできている人が少ないのも事実ですので、こういったコミュニケーションが社内で取れていることも、経営陣から信頼を勝ち得ている理由になるのではないでしょうか。
ーーコミュニケーション1つとってみても、少しずつ自身が成長していっているということですよね。黒田さん自身がヒトツメのなかで今後チャレンジしたいと考えていることはありますか。
今後は私のような中途採用組だけではなく、新卒として入社する子たちが増えますので、研修のオペレーションを整えていきたいなと考えています。前職でも多くの企業の選考プロセスや入社オンボーディングの仕組みを見てきましたが、入社直後の研修体制がしっかりと整っていることの重要性を肌で感じることが非常に多かったんです。これからヒトツメが拡大期を迎えるにあたって、間違いなく研修制度の重要性が増すからこそ、自分がそこのオペレーションの設計を主導できたら良いなと感じています。
ーー最後に、黒田さんから見てヒトツメは今後どのような可能性を秘めていると感じられるのかをお伺いしたいです。
現在は新卒紹介事業に特化してサービス展開していますが、実はすでに新しいサービスのリリースを控えているんです。木山さんや小柳さんが新卒紹介事業に強いからこそ、世の中で当たり前とされていることとは違う視点を持つことができたり、全く別の角度から就活生の支援ができたりと、ヒトツメを起点に新しいチャレンジが世の中にたくさん産まれていくんだろうなと感じています。メンバーが充足しているわけではないですし、これからもどんどん新しい事業を展開していくはずですので、手を挙げたらたくさん挑戦ができる機会に恵まれているのは、個人のキャリアとしても、ヒトツメという会社としても、いろんな可能性を秘めているなと、日々感謝の気持ちでいっぱいです。