皆さん、こんにちは!テレシー採用広報の石井チャンです。
さて、テレシー制作のテレビCMについてその撮影秘話を聞くこのシリーズも今回が第3弾となりました!
第3弾は、『タナベコンサルティンググループ』様のこのCM!
[Production Member ]
CD/Planner : 矢野潤一 Sales : 渡邉直貴
モノクロの世界に、チラッと入るネイビーカラーがアクセントになったとてもかっこいいCMですよね!「ビジネスは、時として残酷だ」というキャッチーなナレーションから始まるところも、なかなかインパクトがあります。お客様がこのテレビCMに求めたものは何だったのか?そして、テレシーのクリエイティブチームはその想いにどう寄り添っていったのか?制作現場の雰囲気がピリッと伝わる“ここだけの話”も聞いてきました!それでは。
Q1 お客様のご要望や課題はどんな内容でしたか?
矢野)こちらの案件は、「認知向上及びリクルート」が目的としてあったので、しっかりとブランディングに寄せたスタイリッシュなものを作りたいというご要望がありました。
Q2 Q1を受け、どう制作を進めていきましたか?
矢野)ブランディングを構築していくために、まずは「企業を知る」ところから始めていくので、クライアント様の現状や大事にしていること、社長の思い等をとにかく深堀りしていくところからスタートしました。
同時に、タナベコンサルティンググループ様は社名変更・HD化の予定があり、これまでのイメージを大事にしつつも、これからの要素も入れていきたいというお話があったので、現状だけでなく未来についてもヒアリングしました。テレシーでは、この過程を“クリエイティブヒアリング”と呼んでいます。
その後、ブランディング施策の位置付けをするための大きなコンセプトを設定し、残すべきコンセプトに紐づいたone messageの策定、ナレーションのコピーワークも考えると同時に映像表現も考えていきます。この案件の場合は、ナレーションも全て際立たせていく言葉にしていく必要があったので、“コピーワーク”という表現を用いていました。
Q3 進行する上で立ちはだかった壁や、逆にスムーズに進められたところはありましたか?
矢野)タナベコンサルティンググループ様がこれまで積み上げてきた企業としての核のようなもの、その良さを残しつつ、社名変更・HD化に向けて新しく変わるところも取り入れていく必要があったので、「核となる不変の部分」と「これから変わる可変の部分」を両立させるのが難しかったですね。
一方、毎ヒアリングに社長と担当部署の皆さんにご同席いただけたので、会社の今や未来について常にディスカッションをして進めることができ、進行の企画の段階から共創型の進め方ができたのはすごく良かったです。
また、最終的なアウトプットの部分、ナレーション収録や本編集にも皆さんにご同席いただけて、アウトプットに関してもギリギリまで擦り合わせができたので、制作側としては大変ありがたかったですね。
Q4 制作過程で、最も大切にしたことはなんですか?
矢野)「メッセージとビジュアルの調和」を最も大切にしました。
今回のCMは、「ビジネスは、時として残酷だ」という言葉から始まるように、これまでの不変な企業の確固たる強さの部分や信念の部分を表現するために、重めのメッセージを作りました。
一方で、未来の表現部分においては、「スタイリッシュ」や「グローバリズム」「挑戦」というキーワードが出ていました。となると、コピーは重く、ビジュアルはスタイリッシュにする必要があったので、なかなか共存の難しい二つを調和させて企画に落とし込むというのは自分達にとってもチャレンジングな部分でした。
ですので、コピーとビジュアルを常に照らし合わせながら考えていきました。
特に、ビジュアルに関しては常に監督に見ていただいて、文字の一語一句からモーションの細かな切り替え、カットの細かな長さ調整など、緻密にバランスをみながら進められたことで、最終的に調和の取れた作品にする事ができたのではないかと思います。
あとは、社長の仰る言葉や企業の大事にしていることを、いかに理解し咀嚼できるかという部分はヒアリングから納品まで常に大事にしていたところです。
ここに関しては、社長を含めたご担当の皆様が最初から最後まで我々と並走してくれたので、同じ方向を常に見ながら進める事ができたのではないかなと思います。
Q5 これまで担当したCMと異なる点はありますか?
矢野)僕らが担当する案件は、toBやスタートアップ企業など初めてテレビCMを作られる企業様も多く、タナベコンサルティンググループ様は、事業フェーズや事業課題といった視点で異なる部分もありました。
初期のCMの場合は「ブランドのカテゴリ認知」が目的になる事が多く、サービス名だけを伝えてもそれが何なのかが浮かばない事も多いので、大前提のコミュニケーションから慎重に進めていく必要があります。
タナベコンサルティンググループ様は「経営コンサルティング会社」であると広く一般に伝わるように、かつCMに合うようにコンパクトに説明するには工夫が必要な業種、かつブランディングが目的、しかも「初めてのCM」というのは、僕らとして稀有なケースだったのかなと思います。
Q6 今だから話せる、“ここだけの話”!
矢野)制作過程で、社長様がある時「(僕らに)一度想いを伝えたいから、監督とCDと話させてほしい」と、話す場をセッティングしてくださったんです。
正直、実際にお話をするまではどんなことを言われるのだろうとかなりビビっていました(笑)
ただ、いざ伺うと、企画に対してとても良い評価をしてくださるばかりか、僕らの実力を信じてくださっている、と。ですので、安心しているけれども、企業としてのこういう想いがあるからその想いをどこかに入れ込めないかと、最後に一押ししてくださったんです。
一貫して僕らのことを信じてくださったので、ある種それが嬉しくもプレッシャーにも感じましたが、その中で最後まで一緒に並走できたという部分で、非常に思い入れ深い案件になったなと思います。
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